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洋画

作品名記述者記述日
ディエゴ・マラドーナ 二つの顔唸るバクテリア2021/03/12★★★★

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なんだかんだでもサカヲタの端くれとして、見ないわけにはいかず「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」見ました。
なんで発売直後に予約した俺の隣の席にオッサン座っとんねん!アホか!!!
ホント、オッサン氏ね。
それはともかく、まさか邦題がネタバレ!みたいな感じではあるけど、結局、一番の悪は嫉妬なんじゃなかろうか。
北部の嫉妬。
イタリアの嫉妬。
フットボールの神様の嫉妬。
下層の人であったディエゴがマラドーナを経由してディエゴに戻るんだけど、そこにはコカインとフットボールがあって、ナポリという街は、マラドーナが必要だったからこそ取り殺したっていう。
相思相愛は、愛が深すぎると重たいよね。
そりゃ。愛しすぎたから、八つ当たりだとわかっていても我慢できない。
マフィアとドラッグとフットーボールは、たぶん同じぐらいの常習性がある
映画になるのは、だからなんだ。
にしたって、マラドーナの顔力というか、表情の豊かさはさっぱりドラッグに向いてなくて、酒呑むとすぐ顔が赤くなる自分を見ているようでした。
あんなダルーンな顔晒しちゃ駄目だよ。
あと、どうしても忘れちゃならないのが、これは80年代の終わりから90年初頭の10年あるかないかの話でしかないってことですよね。
イタリアW杯の得点王はスキラッチだし。
ラフだなぁ。あの時代。もしくは雑。
怖いなぁ。あの時代に生まれ育ってたわけですよ。バリバリに。
なんだろ?近すぎて遠い感。
それはともかく、田舎の少年が神様になって犯罪者へ到るんですよ。その間に。
濃すぎるわ。栄枯盛衰が。全部のせにもほどがある。
そんなの、心と体のバランス崩れない方が無理でしょ。
大きすぎる才は得てして身を食い滅ぼすとも言うけど、あんなの、そりゃ滅ぼされますって。むしろ、滅ぼさない方がどうかしてる。
でも、俺があの時、ナポリにいたら全力で煽って、全力で嫌ってそうだなぁ。あの過剰なまでの幸福は毒だよ
そして、一切ラテン語わからないのに、アルゼンチン人の実況に泣きそうでした。
アルゼンチン、好きなんだよなぁ。
あの国で生き延びれる気はしないけど、移住してみたくはある。

にしても、宇野維正の駄文と比べて、金子達仁なのに名コラムじゃないか!
ビックリした。伊達に歳は取ってないな。
金子達仁なのに!(2回言った)

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