作品名 | 記述者 | 記述日 | 星 |
メトロポリス | 唸るバクテリア | 2001/06/08 | ★★★★★ |
本項におけるU・Bの評価は基本的に好きな気持ちが前面に出過ぎてあてになりません。
アニメの歴史を語る上でターニングポイントがいくつかある。
「ヤマト」だったり「ガンダム」だったり「エヴァ」だったり。
しかし、もっとも大きなポイントは誰がなんと言おうと日本初のシリーズTVアニメ「鉄腕アトム」だと思う。
そして、このメトロポリスの原作もアトム同様、故手塚治虫。
と括ると絶対反発する人間たちが作っているところがこの映画のミソ。
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音楽サイトらしく音楽の話からはじめましょう。
やられました。JAZZです。Oldiesです。レイ・チャールズ(スペル失念)ですよ。あーた。
JAZZ(テイスト)なサントラと言えばゴールドディスクを取った「COWBOYBEBOP」なんて大作が夏に控えてますが、ハードボイルドSFなんだものJAZZが合って当然。
ところがどっこい、これ手塚ですよ。大友ですよ。りんたろうですよ。
ショック!予想外!えー!!
でも、これがものすごく、イイ。
少し話は戻ります。
はっきり言って、CGと背景のセル及び実写にはものすごく違和感があります。まぁ、CGがフィルムに馴染むことは向こう10年絶対に無いと未だ信じてる男の感想ですが。
それはともかく、6年15億かけといて、どうして違和感を感じたのでしょうか?
そう、古いから。
もっと言えば、古さを表すためにわざと違和感を残している。
それはストーリィしかり、演出しかり、ハッキングに黒電話使ってるのはその最たるところ。
そもそも手塚キャラを使ってる時点でどう考えても古い。あんな鼻がでかい人間この世にいない。
しかも、音楽はJAZZ・Oldiesでレイ・チャールズ。
でも、その古さこそにこの映画の価値がある。
でも、これから先その21世紀は誰が描くのか?
あなた?わたし?まだ見ぬ誰か?
いや、そもそも・・・
ワタシハ…ダレ……