七転八倒したあげく、気になってたけど行かなくてもいいかと思ってもいた「
生誕150周年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて」行きました。
初めてのSOMPO美術館、「美の巨人」でCMよく見るYO!
それはともかく、これは
年代順に追ってみる甲斐のある展示!
期待値より面白かった。ビックリ。
単にデザイン的というか、オープンハウス的なことをやっている人かと思ったら、
変遷を踏まえていくと、なるほど、こういう絵に到るのも納得。
抽象とキュビズムを通れば、そりゃ、ああいうコンポジションな感じになりますよね。
大好きなハンマースホイみたいな初期の暗さみたいなモノは十九世紀末が抱えてた
ナチュラルな闇かなぁとも思えたし、明るい抽象と色彩判断にいたって、感情ではなく論理を優先するのは、たぶん、
感情を優先したら時代に飲み込まれてしまうから。
モダンというか、2021年っぽいリアリティ。
なお、「オランダカイウ(カラー):青い花」は、現物よりWEBのが発色が良いので注意。
「夕暮れの風車」が抜群に良くて、これはモンドリアンの具象画到達点だろうなぁと。
でもさ、抽象画とかこの手のコンポジション見てていつも思うけど、「諾否」というか「完成」の判断が難しいよね。抽象はさ。
あと特筆しときたいのは、関連作品で展示された、ハンス・リヒターの「色のオーケストレーション」がちょっとした驚き。
縦長・黒背景のコンポジションチックな作品。
ポップでアヴァンギャルドだなぁ。
一通り終わったところで、間髪入れず所持作でドヤるのが、SOMPO美術館流。
東郷青児とかセザンヌ、最後にゴッホの「ひまわり」
ドヤ!
セザンヌも額がだいぶキてる感じだったけど、流石天下の「ひまわり」
初めて実物見たけど、キャンバスがそもそもデカいし、なにより
額が凄い。いっそ怖いぐらい(笑)
でも実はホントに最後の展示「『ファン・ゴッホ展』カタログ」が素晴らしい。
アレは愛だな。
なほなほ、マスクとマグネットを買いましたとさ。
ホント、普段使いに向かないマスクばかりが手元に・・・
買ったマグネットは「砂丘III」