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生誕150周年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて唸るバクテリア2021/06/03

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七転八倒したあげく、気になってたけど行かなくてもいいかと思ってもいた「生誕150周年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて」行きました。
初めてのSOMPO美術館、「美の巨人」でCMよく見るYO!
それはともかく、これは年代順に追ってみる甲斐のある展示!
期待値より面白かった。ビックリ。
単にデザイン的というか、オープンハウス的なことをやっている人かと思ったら、

変遷を踏まえていくと、なるほど、こういう絵に到るのも納得。
抽象とキュビズムを通れば、そりゃ、ああいうコンポジションな感じになりますよね。

大好きなハンマースホイみたいな初期の暗さみたいなモノは十九世紀末が抱えてたナチュラルな闇かなぁとも思えたし、明るい抽象と色彩判断にいたって、感情ではなく論理を優先するのは、たぶん、感情を優先したら時代に飲み込まれてしまうから
モダンというか、2021年っぽいリアリティ。
なお、「オランダカイウ(カラー):青い花」は、現物よりWEBのが発色が良いので注意。

「夕暮れの風車」が抜群に良くて、これはモンドリアンの具象画到達点だろうなぁと。
でもさ、抽象画とかこの手のコンポジション見てていつも思うけど、「諾否」というか「完成」の判断が難しいよね。抽象はさ。
あと特筆しときたいのは、関連作品で展示された、ハンス・リヒターの「色のオーケストレーション」がちょっとした驚き。
縦長・黒背景のコンポジションチックな作品。
ポップでアヴァンギャルドだなぁ。
一通り終わったところで、間髪入れず所持作でドヤるのが、SOMPO美術館流。
東郷青児とかセザンヌ、最後にゴッホの「ひまわり」
ドヤ!
セザンヌも額がだいぶキてる感じだったけど、流石天下の「ひまわり」
初めて実物見たけど、キャンバスがそもそもデカいし、なにより額が凄い。いっそ怖いぐらい(笑)
でも実はホントに最後の展示「『ファン・ゴッホ展』カタログ」が素晴らしい。

アレは愛だな。
なほなほ、マスクとマグネットを買いましたとさ。
ホント、普段使いに向かないマスクばかりが手元に・・・
買ったマグネットは「砂丘III」

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