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作品名記述者記述日
愛のむきだし唸るバクテリア2011/05/04★★★★

「マブイ、スケじゃねぇか」って!
と、想わずにはいられなかった「愛のむきだし
タイトルクレジットが出るまでの約1時間が無駄と言えば無駄なのだけど、ここまではギャグパートというか、トリビュートパートで、ようやくChapter2になってゆらゆら帝国がかかりだして、物語が物語らしくなるんだけど、でもそこもまだ助走で、実際はDSIC2だけでもいいカモしれない。
Chapter3が途中からユウのパートに戻ってることだし。
もちろん、いろいろ伏線として生きてはいるんだけど、ヒーローモノというかの鉄則で行けば、盗撮で学んだスキルでヨーコを助けなきゃいけないんだけど、そこが中途半端というか。他にもまぁ、予定調和というか適当なところが散見されることはされるんだけど。
たとえば「ゼロ教会」と「BUKKAKE社」の関係とか。
ともかく、「空洞」を埋めるための変態でも、突き詰めれば純愛という。
タマフルで宇多丸師匠が「勃起で号泣」って話をしてたけど、そもそも、あそこに至る過程で「ヒャー」と思ってしまった。
日本映画にしては珍しい徹底的にやり尽くしてる感。
こっそり身体欠損と同和以外の「差別」「偏見」はだいたいすべて織り込まれてるんじゃないだろうか?
極まってる感は「冷たい熱帯魚」より上で、そのためには4時間必要だったと言われれば納得せざるを得ない。
あとアレだ。なにげにこれはコイケの物語なのかもしれないなぁ。
孤独だと思ってたコイケが、仲間を見つけて安心して死んでいくっていう。
インコが胸元から出てくるあたり、エロと同時に、実は、か弱き者の庇護者であったコイケっていう。
新興宗教に依存しなければならない人々も含めて。
にしても、板尾さん。
駄目な男というか、チンコ折られて、切られるの似合いすぎてて、さすがです。
安藤サクラはブス可愛いというか、いい乳してるなぁ(ヲイ)
あとそう、宮台真司が教祖様って、配役が見事すぎます。
あの胡散臭さが素晴らしいなぁ。嘘くささ全開の出血シーンからの無様な死に方まで、宮台真司っぽくてよろしい。
実は西島隆弘&満島ひかりより、宮台を配役したことのがミラクルかも。
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である
by コリントの信徒への手紙一 12章31b節〜13章13節

もちろん、俺も変態です。
あと、いい加減ゆら帝買いましょう<自分

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