作品名 | 記述者 | 記述日 | 星 |
室町無頼 | 唸るバクテリア | 2025/03/14 | ★★★★ |
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音楽のチョイスからして、入江さん的に意図的なペラッペラ展開にしてるんじゃないかなぁと感じた。
もうちょっというと、確信犯的な外し芸。
まさかそんな軽い曲あてるとは?まさか音像がボンヤリとセンターにあって、何処で声してるのかサッパリわからない!とか、そういう音ギャグが続いたので、思わず反応してしまうことが多かったけど、周りに誰もおらずセーフ。
と思ったら、後ろの席いたので、ギリアウトだったかもしれない。
主役は蓮田兵衛 as 大泉洋ではあるのだけど、真の主役は才蔵 as 長尾謙杜であり、時代劇台詞は1nmもできてない長尾謙杜だけど、だから良いという感じはある。もともと大泉は時代劇できる人じゃないので、そこに気を取られる必要は無いのだ。殺陣なんて真似事すらできないので、最後に盛り上がるハズの骨皮道賢 as 堤真一との斬り合いはまさか撮さないという、ある種の潔さ。
もちろん、そこを演出に組み込んではいるので、ある意味、こちらも悪意を持って見ているからこそ、この構図に気付くともいう。
向こうを張る堤真一はしっかりした芝居(さすが元JAC)なのだけど、ホントは、堤真一に蓮田兵衛やらせた方がいいんですよ。
「マッサン」を引き合いに出すまでもなく、軽妙な芝居の映える役者なのだから。
ただ、大泉の軽いというより薄っぺらい芝居を中心に置いてしまうと、どうしたって受けてくれる役者を向かいに置かなきゃ映画が成り立たないよなぁと。
そう。薄っぺらいのです。大泉洋は。
どうも、軽い芝居ができる役者を求めていたようだから、数字的にもおいしいチョイスであるとはわかる。仕方ない。ある程度は意図も反映されている。
けど、あんな軽薄なの一揆の中心に担いだって裏切るだけだろ。よく信用できたなお前ら。
一揆を起こすために男どもが吉坂郷から来たのを「 ありがとう 」言ってたけど、ホントに気が利くいい男なら、吉坂郷の守りを指示通りにしたか確認するだろ。
お前が自分の言ったこと守らなかったから吉坂郷滅びたわけで、怒るべきはまず吉坂郷の男どもだし、確認を怠った自分自身だろ。仕事できねぇな。
目の前のことしか見えないのは如何にも大泉洋的で、展開としてはある種の説得力があるんだけど、単に無能なのだ。流されるな。
なお、蓮田兵衛は実在の人物です。
アクションシーンはそこまで期待してなかったのだけど、白組や東映アニメーションまで制作に入っていて、京都遠景みたいのはだいたいCGなのはわかったけど、結構気付かないCGも多そう(エンドロールの注釈見るまでもなく、犬がCGなのはわかった)
メインのCGは修行シーンと戦闘シーンで、最近の東映特撮で疑似ワンカットのカメラぶん回し鍛えてるせいか、結構フレッシュなアクションシーンがあって、思わず「おおっ!」と声が出たり。
いくらなんでも「無頼」の紙下がるシーンはヒドいと思ったが。
必ずヒドいシーンがあるのも入江悠らしいと言えばらしい。
映画自体は、わかりやすすぎるぐらいわかりやすいプロテストでもあるのだけど、もしかしたら入江さん「マッドマックス」やりたかったのかもなぁと。
日本で残酷シーンも差別的なシーンも、できるの実は時代劇だけなのである。
なぜならば、日本はそういう国だからだ。「美しい国」とか言うなアホんだら。
なので、わりと最初は抑えめだった血しぶきも、最後の方では飛び散りまくって、一安心。
とはいえ、あんだけ血塗れで一晩経った刀が切れるとは(時代劇)
すると、ターザンロープだけじゃなく、もうちょっとハチャメチャしちゃっても良かったんじゃないかなぁとは。
まぁ、原作ありだから仕方ないのだけど、東映経験値を生かして、次はもうちょっと派手な時代劇を・・・
とはいえだ、わかっててなんでスタッフロールの最後に名前止めたん???
思わず「止めた!」言ってしまったではないか。
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