試合名 | 記述者 | 記述日 |
ナビスコ杯 鹿島アントラーズ対浦和レッズ | 空虹桜 | 2003/11/20 |
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去年は星だったりなんだったりで、運悪くアタシはそれに参加できなかったのだけど、今年は参加できた。
声を出す。叫ぶ。唄う。
一緒に戦うために。
そんな中、鹿サポの応援を初めて真面目に聞いた気がした。単に近くにいたからだけど。
いつも書いていることだけれど、試合の詳細をアタシは書かないし、書く必要もないと思う。
もちろん、覚えていないってのもある。否定しない。
だけど、調べればわかることだし、映像媒体もあるのだから。
アタシがここで語るべきは戦ったか否かだし、その時なにを思ったか。
ポンポンとシュートが飛び出し、あっさりと先制する。
けど、嬉しい。たまらなく嬉しい。
だから飛び跳ねて喜んでやったさ!
試合はずっとアタシたちが押し気味に進んでいった。
ゴール前まで攻め込んでは周りのみんなと一緒に立ち上がる。
山瀬だ!Tシャツ買った甲斐があったってもんだ!!
後ろから鹿サポのガキが
「いいから早く座れや」
とかなんとか言ってたけど、それどころではない。
勝者が敗者に従う必要はない。
当然のことだけれど、前半より後半の方が記憶がない。
とりあえず、1点入ることに飛び上がって、周りのオッサンやガキとハイタッチをし、内舘のミドル(前後半とも)にため息をつき、んでんで、エメの上げた4点目のゴールをオーロラビジョンで確認してから喜んだ。
たぶん、今まで生きてきた中で一番喜んだ。
いつの間にか小笠原は退場し、いつの間にか後ろのヤジ将軍は黙っていた。
力ずくで黙らせたのだ。サッカーの力ずくで。
エメが何度も煽るから、アタシたちは何度もエメのコールをし、気が付けば、UBは「We are DIAMONDS」を唄っていた。
それぐらい、完膚無きまでの圧勝。
もちろんそれは、運が良かっただけだということ、わかってる。
後半途中から雨は本気で降り注ぎ、アタシは既にずぶ濡れ。
でも、でも、最後の笛が鳴ったとき。喜びと、これまでの悔しさと、そして安堵が同時におそってきて、素直に感情が出てこれなかった。外に。
とうの昔にスコアは4-0になっていて、万が一にも逆転される可能性がなかったからってのもある。
ここまで10年かかったってのに、こんなにあっさり勝っちゃっていいの?
ここまであんな辛い思いしてきたのに、こんな完勝しちゃっていいの?
スタジアムはWe are REDS !!に包まれて、ヤジ将軍とその家族はもう後ろにいない。
表彰式の用意が進んで、ホームゴール裏は誰もいない。
いつものスタジアム。いつもの試合。いつものサポート。
アントラーズの表彰にブーイングをかけたヤツはほとんどいなかった。
実はこれが一番誇らしかったりする。
たしかにモノは壊すし、喧嘩っぱやいヤツらが集まってるサポだけど、礼儀は心得てんだよ!!
臙脂に入れ替わって、赤いユニフォームに着替えた選手が階段を上る。
そこに、井原はいない。
そこに、広瀬はいない。
そこに、伸二はいない。
そこに、土田も田北もいない。
西部は今年も準優勝の表彰を受け、歴代外人連中は来ていない。
なにより、福田がいない・・・
キャプテンは内舘である。
ミドルを2本すっ飛ばした以外は、たしかにキャプテンらしいプレイをした。
MVPは達也らしい。わかるけど、実際はエメだろうなぁ。
オフトと達也と、あと誰だっけ?とにかく、インタビュウが終わって、選手が挨拶に来る。
ゴール裏の人間がなだれ込む。
どこかにも書いたけど、どうせなだれ込むんだったら笛が鳴ったときにしろよな。カッコ悪い。メダル盗むんだからなおさらだ。
スタジアムアナがプログラムすべてが終わったことを伝え、UBはまだ唄っているけど、アタシはスタジアムをあとにした。
赤い人混みの中、ただ、勝ったという実感もないまま千駄ヶ谷駅まで歩いた。
時々遠くで小さく唱和が聞こえるけど、せっかく勝ったんだから、もっとはしゃいでいいのにと思う。
駅まで着いて、Tシャツがずぶ濡れなことを思い出し、着替える。
どこもかしこも赤い人で溢れていて、嬉しいオーラは出ているのに、華やかさはない。
もしかしたら、みんな実感がなかったのかもしれない。
ともかく、団体様にこっそりついて、浦和を目指した。
土地勘無いもん。
どこの駅でも赤い人たちがいて、なんだかとても不思議。
中央線だっけ?沿線は少しずつ赤い人が分散していったのだろう。
商店街のオバチャンは「おめでとう」と声をかけ、マックがいち早くセールを始める。