いろいろ決心が付かず、グルッと回って「
オフィシャル・シークレット」見ました。
初めてのシャンテは、劇場の作りがなんだか懐かしい感じ。椅子がチープなのが難か？
それはともかく、キーラ・ナイトレイ見たさだったんだけど、
もう気が強い美人最高ですよね！
近くて遠い21世紀初頭。馬鹿な子として世界一有名な子ブッシュが、胡散臭い笑顔で有名なブレアと仕掛けたフセイン戦争の話。
全然イギリスでそんなことになってたことを知らなかったけど、勢いで正義を突っ走った娘が後悔を抱えつつ戦い抜こうと思ったら、思わぬハシゴの外され方をしたという。
思わず声が出てしまうほどに予想外の展開。
違うな。
結局、脛に傷を負ってたのは誰なのか？という話。
未だに子ブッシュはフセインが大量秘密兵器を持っていたと
信じてる気がすんだけど、そして、罪の意識はないと推測する。
じゃあ、イギリスは？
誰かが死ぬことに関する罪の意識を、しかし、抱いていないのだと推測する。罪は、嘘を吐いたこと。
そうだよ。嘘はいかんよ。安倍ちゃん。管ちゃん。
閑話休題。
ある種、山場の無い映画なのだけど、
権力は常に弱者を弱点として確実に打ち抜こうとする。
イヤだわぁ。下衆だわぁ。
その下衆さは、最後の最後にひとつの友情を壊す。
もともと控訴局に転職する人としない人の差なので、本質的にはいつでも終わりえた友情でもあるんだけど、ひとつの大きすぎる嘘は、本質的な違いをハッキリさせる。
静かに怖くて、面白い。
そうだよ。嘘はいかんよ。安倍ちゃん。管ちゃん。
それはともかく、やっぱり大きな敵に対して屹然と戦う人の話は好きだわぁ。
あと、主人公夫婦二人が、ほぼ喧嘩しなかったの素晴らしいね。ザ・人間性。大人になりたい。マシな人間になりたい。
映画見てる間、頭の中でアナログフィッシュの「PHASE」がかかってたので、きっとファイティングポーズを崩しちゃならんのだわな。
夢を買う彼はリアリスト
夢を乞う僕はテロリスト
夢を売る彼はリアリスト
夢を見る君はテロリスト
（from「PHASE」アナログフィッシュ）
