ちょっと近くに座ったババアの独り言が超五月蠅かったけど、めっちゃ映画見てた!俺より見てた!!
ってことで、「
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」見ました。
いやさ、わかっていたけど、主役二人の芝居力だけでここまで持ってきますかね!
メリル・ストリープとトム・ハンクスで、このお題だから、そうなるのはわかってたけど、それにしたってさ!
もちろん、現代史をちゃんと把握してる前提で作られてるというか、ターゲット層であるアメリカ白人とか、そんな頭良くないから理解できねぇんじゃね?
みたいなことを思わではないんだけど、ともかく、
圧倒的に説明しないことを芝居力で説明していくわけじゃないですか。
この卓越というか、チート感!
随所に織り込まれるトランプdisは、しかし、何故に馬鹿ブッシュの時に出てこなかったのか?
ったら、やっぱり、馬鹿ブッシュは本当に馬鹿なだけで、
トランプは賢いってことですよね。
こうまで抵抗しないと、ヤツに負けるかもしれないって恐怖があるわけですよ。
金のために中指を立てる人vs金以外のために中指立てる人の戦い。
うん。まぁ、そうだよね。やっぱ、金に中指立てるのって、憧れるよね。まったく。
でも、実際のところ、この映画の中でキャサリンが選んだのは、仕事を捨てることになるとしても、この原稿を掲載させろと言った、
自分の記者達なわけですよ。自分を信頼していない経営陣ではなく。
自分を信頼しているわけではなく、
自分の仕事を信じてる人たち。それは、上場の目論見の体現なわけですよ。
この、極めて真っ当な脚本!
役者力でずっと見させといて、最後振り返った時、そこに気づかせるって、スピルバーグやらしいわぁ。
でさ、
最後がウォーターゲートオチですよ。
まるで、ウォーターゲートの映画を撮るのか、それとも、トランプが、そゆオチがつくんじゃないかと言わんばかりに。