「
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」見ました。☆4つ。
ヤだ。もっと壊して!
と、正直思いましたですよ。アレだ。それこそ「トランスフォーマー」ぐらい壊して良かったんですよ。実写版全然見てないけど。
見てる時は、川下りいいカットだと思ったけど、思い返せば、
その時間を破壊に!!
日本に対して、本気でテロを仕掛けるなら、大量破壊ではなく、要所を確実に破壊するってリアリティもわかる。
そもそも、こんなに兵站を意識した映画は、日本じゃ押井守ぐらい。
庵野たんでもここまでじゃない。
都内で戦闘ヘリの瓢箪を確保するテロリストって、設定が無茶苦茶だから、短期戦になるのは自明で、にもかかわらずあの程度の破壊で終わるのは、目的が薄いんじゃないかというね。
パンフ見たら危機意識を煽りたかっただけみたいなんだけども、松竹120周年記念なんだから、ハリウッドまでとは言わんけど、その半分は!!とか。
って、
コストとリアリティの落としどこがアレかなぁとは。
いちいち、リアルだからこそ明が「
当たれ! 」叫んだシーンで発砲せず、そのあと回頭してから撃つっていう、なんだか自己矛盾に満ちたクライマックスになるってわけだ。
正直、そこでカタルシス逃す演出って、無謀ではあるんだけど、直前で消えたからの冷静な判断だし、結局、誰が撃墜したのか不明なのも、あんだけ火線が飛んでればしゃーないかと思うし。
主人公がなんでも片を付けるなんて、それこそリアルじゃないわけで。
だいたいさ、押井だってわかってるクセに、市街地戦で陸自のヘリが飛び交う中に空自が戦闘機出すわけないじゃんねぇ。そこは結局、防衛省が協力してくれたから、趣味前に出てくるあたり、全然、大人じゃないぞ!押井!!
だいたい、都庁壊すんだったら、警視庁壊したあとに国会議事堂か首相官邸をだな・・・(略)
とはいえとはいえ、警視庁壊してOKであの映像作れたのは、それだけで結構満足感はあったり。
たとえ、頭の上でヘリから攻撃受けてるのに、駐車場出口に検問張ってる間抜けさとかには目を瞑って。
でもでも、一番は、結局、灰原と泉野の関係性がなにも無いまま、最後になって唐突に「泉野に聞け」とか「わかる気がする」とか、ある種の共鳴関係が成立してしまってる体になってるとこがなんだか。
塩原もそうなんだけど、「Ash」のボールつながりはわかるけど、そこまでのシンクロ感へ到るには弱すぎないか?っていう。
ちなみにちなみに、真野ちゃんはやっぱりバスケそれなりに出来る人の動きに見えるんだが、スタッフロールに「バスケットボール指導」ってのがあって、ちょっとウケました。
森カンナはバックダンク絵になってて、さすが特技「バスケットボール」の人。
ただあのノールックは軌道的にリング届かないから、もう一回取り直した方がいいです。ええ(なんの話だ)
つかね、いいお尻だなぁ思って見てたんだけど、森カンナだとわかっておりませんでした・・・ダメだ。俺。
ちなみに、移動待合所の人が同じ回で見てた。
ブロードウェイで何度か遭遇してるけど、まさか4K上映に来るとは!あの人、わりにガチヲタなんだな。
4Kは綺麗すぎて、やっぱり金が足りてないCGは嘘くささが出ちゃうなぁと。
ドルビーアトモスは都内じゃまだやってない!
あと、主題歌、真野ちゃんに唄わせてあげれば良かったのに・・・