「
プラド美術館展」行きました。
ひっさびさにこんな号数の大きい絵ばかりを見た気がします。
誰がふん詰まっても、グダグダ喋ってても、5歩ぐらい下がれば見られるの、本当にありがたい。
ビバ!大判。
メインビジュアルになってるディエゴ・ベラスケスの「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」は、現物見ると、
馬の前脚短すぎね?みたいな。
妙に迫力のあるカットだからこそ、子どもの冷静な顔も怖い。
同じディエゴ・ベラスケスだと、「マルス」なんかは
ご婦人向けのエロ画像だったんじゃないかという、いらない妄想したりもしました。
グレゴリオ・マルティネスの「鎖に繋がれたティトュオス」もな!
個人的に良かったのは、サルヴァトール・ローザの「海景」とパウル・デ・フォスの「犬と肉の寓話」
とくに「犬と肉の寓話」は、寓話を名乗るだけあって、たしかに物語性の強いアングルと、
どうしてそこにその肉塊!というギャップ萌えがたまらない。
全体的に、この時代のタッチが同じに見えるという、
己の無能さが残念ではあるんだけど宗教画を含めて、スケール感というか、どう神聖さや偉大さみたいなモノを見せようとするかに腐心してるのが、よくわかって面白いなぁと。