Attention!!
MCなんかは細部曖昧です。ご了承ください。
朝 https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#morning
寒気やら結露やらで何度か目が覚めるも、最終的には7時起床。
RSRこの時間に起きるのって何年ぶりだろ?
あきれるぐらいの晴天。
朝露に濡れた彼や是やを乾かしたり、着替えたりしたら7:30。
さて、コーヒーを飲みたいですよ。コーヒー。カフェインをください。
Hyggeまでペコペコ歩き、
ジャンボコーヒー800円。
朝の回転にジャンボコーヒーは追いつかないからと、オイラのあとは販売中止になっておりました・・・
で、テントに戻り、愚痴をいろいろ聞く会。
まぁ、人生いろいろ。思うところはそれぞれなんだけど、ちゃんと言葉にせにゃ通じんのよなぁ。
小一時間話し込んだら9時になったので、ビールを呑みましょう。ビールです。ビール。液体のパンです!
どこのクラシックを呑もうかと徘徊し、とかち元気村に決めた!
しかも、ビールよりプチポテトおいしいプチポテトおいしい。
ジャガイモはいいねぇ。リリンが(略)
写真は無いけど、布袋のザンギも食べて、小腹も満たした10:15にトイレへ。
2杯目のビールはナニナニ製菓。
わりと、怒濤に祭さんのラジオ体操祭に流れ込む。
10:30-10:45 ラジオ体操祭 https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#raditai
フォトスポット行列と、祭さんのラジオ体操祭の集団がハイブリットになっていて、さらに入場導線も入り乱れるカオス。
そうそう。この混沌もRSRやで。
45歳になった祭さん。
ナウシカでサビ間違える祭さん。
爆笑してたら、前にいたコンサポレプリカのお父さんを爆笑に巻き込む。
みんな緊張してると言うわりに、本人が一番緊張してらっしゃる祭さん。
お父さんが亡くなった祭さん。
初盆を迎えた祭さん。
助っ人動員してる祭さん。
息子さんは出てくれない祭さん。
いつものように、ハイジャンプを決めてくれて歓声の上がる祭さん。
いつもなら、みんなでカウントを数え上げるのに、じっと進んでいくラジオ体操。
「いいんでないかい音頭」の振付もラフに済ませて、3年ぶりの人も初めての人も楽しく過ごす。
珍しく、朝から時間に追い立てられるタイムテーブルなので、集合写真に写れなかったのは残念。
11:00-11:30 <RISING★STAR>鈴木実貴子ズ https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#mikikos
EARTHに向かう道すがら、まさかボッチャ(?) モルックしてる人たちがいたので、思わず写真を撮らせてもらう(2022/10/9「モルック」に修正)
柏のレプリカさんはやってきますか?言ってくれたのだけど、時間が・・・
思いの外、人がいるEARTH STAGE。
ウエス藤村(間違えたらごめん)がインスタライブしながら挨拶。
オンマイクで「
噛んだ 」聞こえて、思わず笑ってしまった。
で、肝心の鈴木実貴子ズ。
まさかの1曲目「音楽やめたい」
RISING★STARのリベンジでRISING★STAR担った人たちが、1曲目から「音楽やめたい」
売れない芸術に価値はあるのかい 買い手のない私はただの塊かい 止めなくてもいい音楽を探している 勝ち負けのない音楽を探している 悔しくもならない音楽を探している でもそんなの音楽じゃないとも思っている (鈴木実貴子ズ「音楽やめたい」)
圧倒的に圧倒的な音楽がそこにはあって、EARTHのスピーカは昨日からずっと今ひとつ俺には遠い気がしていたのだけど、まさかこのあとここで見た
怒髪天よりも、この曲に圧倒されるだなんて思わなかった 。
ズの方として有名ないさみさんが主にMCを担当し、旅のしおり作ってきたという、小咄も混ぜ込む。
全体的に、鈴木実貴子ズの良さというか、力尽くのようなセットリスト。
とくに2019年のRSRを「
勝手に背負ってしまった 」と「正々堂々、死亡」を歌いあげてから、「
ずっと今日を生きていました 」と言ってから「夕やけ」の流れは泣けて仕方が無かった。
明日も要らない 未来もいらない 安心も要らない 今だけが欲しい そんなんじゃだめか そんなもんじゃだめか 値札の付かない人生の売り場 (鈴木実貴子ズ「夕やけ」)
限りなく
フジロックのセットリスト に近いけど、バンド編成。RSRのためのパフォーマンス。
素晴らしいライヴだった。
小さいステージでいいから、来年も再来年も唄わせて、唄って欲しい。
物販は、たぶん、ここで出会った誰かが買ってくれる気がしたので、その子に任せた。旅のしおりだけは欲しかったけど(笑)
ベースのフナハシタカヒロに、なんとなくAnalogfish佐々木健太郎感を。
11:30-12:20 東京スカパラダイスオーケストラ https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#tokyoska
トイレによってから、パーフェクト黒ラベル呑もうかと思ったけど、超並んでたからチュプの方へ。
今年のチュプは、焼肉できるわけじゃないのね・・・で、ビールとおつまみジンギスカン。
これまた思わず準急に書いてしまったけど、流石にボってんじゃね?
とはいえ、羊は旨い。羊は旨いのだよ。羊は。
ビール呑みつつ、まったりスカパラ聴いてたら、やはり欣ちゃんが「いかれたBABY」をやってくれたので、浮かれざるを得ない。
フジロックではハナレグミをゲストに呼んだ けど、ここでは欽ちゃんがヴォーカルを務める。
我慢できず、メインストリートで踊ってしまったではないか。
ああ。ホントこの曲のせいで、俺の好きな子はたいていかれてるんだよ!という自覚症状を押しつけられてるんだよ。まったく。
ここは天国なん?
こういう天国だったら早く入滅したい。
テント戻ったら、ラストによよかちゃんを呼びよせたので、よよかちゃん!?思ったら、最初に登場して欽ちゃんとバトったのね。見逃したのが悔やまれる・・・
とはいえ、わたしは布袋のザンギをつまむのです。みよしのの餃子もつまむのです。
しかし、写真は撮ってないのだけど。
13:40-15:30 怒髪天 https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#dohatsu
まったりしすぎたので、トイレ寄ってから、水とビールを買い求めEARTH STAGEへ。
石狩支部の缶バッチをもらいに行こうかと探してたけど、アレ?いないや・・・(どうしてこの写真でEARTH界隈を探したのか?)
祭さんの声がすると思ったら、お子さん連れてきとった!
いや〜、めんこい。
人んちの子は、なまめんこい (「なまら」すら省略する民族)
いや、自分ちの子なんておらんけど(独身)
右から回り込んでスタンディングに。お子様がすくなくて助かるというか、中高年しかいないというか。
だが、それがいい。
しかし・・・やはり、スピーカーが弱い。
このところずっと、兄ィが命削ってるのに、なんだろ?音が大きいだけで、距離があるんだよな・・・
とはいえ、
「ド真ん中節」での王子の顔!
喜びと張っている命と。
そう。この人がそばにいたから、兄ィは常に前へと進めるのだ。
「
後輩呼ぶ前にはもうすこし手を抜いた曲やってくださいよ 」
といって現れた山中さわおと「グッドモーニング東京」からの「オトナノススメ」って流れはグッと来るんだけど、それよりも、さわおの実家ネタを先にしてしまう兄ィの悪さよ(笑)
ラストはやっぱり「ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー!」
バカ犬が吠え散らかす THIS IS 正義!ギャンギャン ノイズがウゼェ邪魔くせぇ 毒を以て毒を制す (怒髪天「ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー!」)
メジャのレコード会社なのに、平気でこんなことを唄ってくれる人がいるって、どんなに頼りがいがあるだろう。
他のメンバーのあと、最後にステージから捌ける前に10秒以上頭を下げていた兄ィ。
来年も、怒髪天が見れますよう。
15:10-16:00 the pillows https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#pillows
一度、PROVOまで脱出して、なにを呑もうか迷ってスクリュードライバー。
PROVOは、お洒落な人たちが配膳とかしてて、PROVOらしいことになってたり。
まかり間違って北海道に残ってる人生を送ってたら、こういう人たちに紛れる道もあったかもしれないなぁ。と一瞬思ったが、無いな。無い無い。
まぁ、今の人生もそこまで悪いもんじゃないさね。
今度は左側から、EARTH STAGEのthe pillowsに戻る。
1曲目の「ターミナル・ヘヴンズ・ロック」が、しばらく思い出せなくて自分でもどうよ?思った。
それはともかく、前に立つ男の子が、ピロウズ好きで、でも、ライヴ馴れしてない感じがするなぁ思ってたのだけど、よく見たら、薬指に指輪してたので、驚く。
なんだなんだ。もうオッサンだから仕方が無いのか。
「Fool on the planet」と「No Surrender」の間だったかに西日が差し込む。
ラストの「ハイブリッド レインボウ」では、照明がちゃんとありったけの発色をする。
虹を作ろうとする。
ちゃんとわかっている人が、わかっている人のために演出するステージ。
フェスがショーケースであるならば、こういう演出は映えるだろうし、ここはthe pillowsのホームなんだぜ。
「
スゲェ居心地悪いんだ 」
と、世情を憂えていたさわおだけど、おそらく、今のthe pillowsが自由だから、余計になんだろうな。
17:00-17:40 LOSALIOS https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#LOSALIOS
石狩支部の缶バッチ、Twitterの写真を誤解してることに気づいて、チュプあたりを散策するも、そりゃ、この時間にいませんよね・・・
でまぁ、ジャックジンジャー買ってからテントに戻る。
にしても、ジャックのスタッフさんは悪ノリがアレだなぁ(褒めている)
いや、デジカメで撮った石屋の写真が逆光過ぎて使い物にならないというか、鉄塔写真になってるから準急の再掲で・・・
それはともかく、こっからしばらく、テントに戻る予定が無いので、ARABAKIでもらったバッテリで充電しながら歩いてたのだけど、Hyggeについてから確認したところ、バッテリ残量がほぼ残ってないことに気付く。
失敗した・・・大きい方のバッテリ持ってくれば良かった・・・iPhoneのバッテリ残量が、そもそも20%なのに・・・
動揺を抱えつつ、Hyggeの左端へ。待ってる間はもちろん座る。
別にライヴ中だってずっと座ってていいステージ。
ずとまよか、それ以上に予習皆無のロザ。
3年ぶりとはいえ、RSRに20年通ってたら、達ちゃんがやることはたいてい大丈夫になってるハズなんだ。
そんな、もう大丈夫という漠然とした自信のあるロザ。
したっけさ、
超楽しいんでやんの!
3曲目の酩酊に効く薬感!
もう、下手な歌詞なんかいらなくて、そうか、渋さが足りてないせいもあって、アドリブ感ある方が楽しいんじゃないか。
加藤隆志、TOKIE、堀江博久って、なんなんだよ!なんつー名うての演者揃えて、こんな楽しい時間!
楽しい時間!!!
1曲も知らないのにこんな楽しいんだったら、今年見たアレやコレはなんだったんだ!(待て)
ここは天国なん?
こういう天国だったら早く入滅したい。
雨が何粒か落ちてきた気がしたのは、たぶん気のせい。
18:10-19:00 NUMBER GIRL https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#ng
やっぱりバッテリ持ってこようか、テント寄ろうかと思ったけど、そのままサンステ右側へ。
「
ヴォーカルの音量なんてどうでもいい 」宣う向井は「DESTRUCTION BABY」でサウンドチェック。
サウンドチェック終わってあと10分。
袖に捌けず、ステージに居続ける向井。ナンバガメンバ。煽るスタンディング。
この手の共犯関係が、ワンマンでもないのに成立するのは、いかにもRSRだなぁと。中年の多さというか。
で、素直にその流れでライヴがはじまったのだけど、音が・・・まさかミドルハイがサポートのサイドスピーカから出ないって・・・ミドルロー出てもナンバガの向井だったら仕方がないんじゃ・・・
どうも今年は、スピーカと相性が悪い。前に来なければいい話な気もするのだけども。
それはともかく、もちろん、ステージドリンクは黒生。
いちいち向井とビールを写すカメラ。向井の背中越しの夕焼け。
そんな奇跡みたいな「透明少女」からの「
その落とし前を付けて、我々解散します 」で、「OMOIDE IN MY HEAD」
さあもう目を開けて 感傷のうずまきに沈んでゆく俺を まぼろしに とりつかれた俺を 突き飛ばせ そしてどこかに 捨てちまえ (NUMBER GIRL「OMOIDE IN MY HEAD」)
「
諸行は無情である 」を2回言った向井は、しかし、17歳の透明少女に、17歳の俺を、ちゃんとしっかり蹴り入れているではないか。
その言葉と、この言葉を並列に捉えてはならない。
ただ、はたして2019年の時点で1年間限定の活動だったのか?それとも・・・すくなくとも、再結成後1曲も新曲が出なかったから、ある程度予見できた未来なのは言うまでもない。
12月にぴあアリーナMM。この期に及んで名前を出してない、誰とは言わないけど棒輩が、ホントにナンバガ好きだってなら行けよな。横浜。
なにがしらの言い訳連ねるんだったら、テメェはナンバガ好きを名乗るんじゃねぇ。
ライヴ&飛行機のチケットでも送りつけてやればいいのか?全部電子か?今ドキ。
それはそうと、俺が「
やったぜ。ベイビー。いぇいいぇい 」書いても誰も反応しないのに、他の人が書いてるのはRTとかされまくってるのは理不尽だなぁ(歪んだ承認欲求)
ともかく、向井は辞めたいわけではない。
ステージを捌けるまでの向井は、どうしたって、今日の光景を目に焼き付けようといていたようにしか見えなかった。
たぶん何時でも再結成できるのだ。それがわかったから解散するんだろうな。
お金が必要になればいい。
と思ったら、
結構同じこと思ってる人はいっぱいいるよう 。付き合いの長いみなさんだけに、わかってらっしゃる。
20:00-21:00 レキシ https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#rekishi
ARABAKIでもらったバッテリは、辛うじてライトが点くので、灯しつつテントに戻ってケータイ充電しましょうと。
とはいえ、高速充電できるわけでもないので、充電しつつレキシのおじちゃんにバックアゲイン。
の前に、並ばずサクッと呑めるお酒こと、ジャックジンジャーをまた買い込む。
もう、お兄さん方が疲れ切って大変なノリになってらっしゃったり。
さっきは端すぎて音が悪かったので、真ん中の方へ。
「
ナチュラル稲穂や! 」みたいなことを言いたい人たちにあたりを囲まれ、昨日のCreepyの時は、これが辛かったのだけど、どうしようか悩みつつ、結局そのまま残留。
アレな子たちはドンドコ前に詰めていくので、すこしずつ後退しつつ。
しかし、最近のレキシは買ってるとはいえ聴けてない俺に比べれば、よっぽど彼らのがレキシ力高い気もする。
「レキシ力」って「ヨルシカ」みたいだな(なにを言っているのか)
20時からってことで、レキシの前に花火が上がるかなぁ思ったら上がらず、ちょっと肩すかし感。
しかして、久々に見たレキシのおじちゃんは、ちゃんと尺考えてるし、長いことに気付いてたし、ヌーさんのカバーし込んできたしで、本当に仕事をしっかりしてらっしゃる。
セットリスト的に、最近の曲、聴けてないんだよなぁとも思ったが、そんなことは無問題だった。
まぁ、
「夏祭り」はJITTERIN'JINNだから奈良だけどな! (原理主義者)
それと、あと2曲言ってからヌーさん「白日」やったので、「狩りから稲作へ」で終わりだと思ったら、「KMTR645」で終わるのね(人の曲をカウントする)
22:00-23:20 SATURDAY MIDNIGHT SESSION ~明日に架ける歌~ 菌滅の音楽会 https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#sms
で、レキシ終わりに花火が上がる。
うん。僕も花火見たいけど、この糞人混みの真ん中で立ち止まって写真撮ってんじゃねぇぇぇ!!!
俺の知ってるDIY精神敵には、こういう輩は殴っていいハズなんだが、じっと手を見る。じっと手を見る。
人混みを脱して、何枚か花火。
iPhoneがナイトモードで合成してるハズなんだけど、存外しっかり撮れててビックリ。
流石今ドキのAI。
それに比べると、2018年ぐらいのAI搭載デジカメは、APS-CとはいえF値2.8だし、写真の腕がモロに出るので辛い。
とはいえ、俺、これ使いこなせるようになったら薄い一眼にパンケーキレンズにしようかと思ってるんだ・・・(フラグ)
で、あらかた充電も終わってるので重たいバッテリをテントに置き、今度はサンステスタンディングの左側スクリーン前に戻る。どっちかっていうと定位置感のある左側スクリーン前。
わりと時間ジャストに若林が出てきて、FNSがSMSにになった小咄から、まずは岸田繁を呼び込み「ばらの花」のストリングスアレンジ。
すこし声出てないかなぁと思ってたけど、もともとストリングスが前面に出てたアルバム「ワルツを踊れ Tanz Walzer」収録の「ブレーメン」はお見事。
クローゼットは丸焦げで 少年の遺したものはみな 要らぬ要らぬと捨てられて 鳴り止んだ昔のオルゴール (くるり「ブレーメン」)
続いて、岸田が呼び込んだのが渋谷龍太。
全然SUPER BEAVER知らないのだけど「人として」は、たしかに良い曲である。
VIDEO
そして、若林からのリクエストで、オフコース「生まれ来る子どもたちのために」
中音ハウってるから斎藤有太が待つと言ってるのに、そのまま唄いきってしまう渋谷龍太。
ライヴバンドフロントマンの面目躍如ではあるのだけど、やはり、この人歌が巧い。
そして、上原ひろみ。
何度か聞き馴染んだ新美の巨人たちの「Kaleidoscope」モティーフが入ってきて上がるのだけど、密かに誰かの声がスピーカから聴こえてきて、誰だろ?思い当たるところはあの人だけど・・・
なんて思ってたけれど、10分ぐらいのインプロビゼーションで1曲終わった頃には、すくなくともスタンディングは完全に上原ひろみに掌握されていたり。
久々に上原ひろみ見たけど、なんなん?あの人。おかしいじゃん。
リズム感とか演奏力とかそういう次元じゃないよ。もう。
音楽という固定観念が完全にひっくり返される。
そして、ヒロトが現れる。
歓声と感性。
まさかピアノとブルースハープのセッションですよ。
映像を見ていると「
ひろみちゃん、好きにやってくれていいよ 」というヒロトの声が聴こえてくるし、「
ヒロトさん、もっと本気出してくれていいんですよ。ふふふ 」みたいな上原ひろみの声も聴こえてくるステージ。
そして、流れでヒロトが唄い出したのが「Anarchy In The UK」の日本語訳バージョン。
ポンコツカルト宗教を主因に、元ポンコツ首相が殺された、ポンコツの極みたる国の北端で、現存するロックレジェンドが「俺はアンチキリスト」「俺はアナーキスト」と歌いあげるロックフェス。
今の日本で、ヒロトほど「アナーキスト」を拒否って欲しくない人はいないよ(二重否定)
しかも、ベースにあるのはフリーセッションで、台本なんて存在しない。
ロックとかジャズとかは関係なく、音楽が塊でステージを跳ねる。
でもね、ヒロトはちゃんと終わらせたんですよ。たぶん規定の時間内で。
ヒロトも丸くなったもんだと解釈することもできるけど、どちらかというと「
いやぁ。楽しかったよぉ。みんなも楽しんでってねぇ 」って声が聴こえた。
そsて、上原ひろみのインプロビゼーション見てる間、
早く見たい!この組み合わせ早く見たい!!思っていた中村佳穂が
「
ねえお願い。大御所の後に出さないで! 」
なんてフリースタイルにボヤきながらステージに現れる。
そこからの15分ぐらいの「さよならクレール」
凄まじく凄まじいまで音楽の時間。
最初は、中村佳穂がリードしていたステージを、やはり途中から上原ひろみが掌握というか魅了しきって、「
終わりたくない!終わりたくないよ!! 」を声に出したり出さなかったりで連呼するモノだから、最後は上原ひろみが「
流石にこれ以上は、めっちゃ怒られるから、お・し・ま・い・ね 」と終わらせる幸福と切なさ。
これ、映像発売してくれないんですか?10万ぐらいなら出しますよ・・・マヂで・・・
上原ひろみも中村佳穂も捌けると、斎藤有太がステージに戻って盟友奥田民生を呼び出すと、ユルいと明言して「KING of KIN』
ヨーグルトの中は 菌が生きていて 菌と呼ばれながら きっと今日も 腸をキレイにして (奥田民生「KING of KIN」)
なにを言っているかわからないだろ?
放射線と放射能の区別は付くのに、お前らはいつまで菌とウィルスの区別が付かんのだ!!!
閑話休題。
からの「CUSTOM」
伝えたい事が そりゃ僕にだってあるんだ ただ笑ってるけれど 伝えたい事は 言葉にしたくはないんだ そしたらどうしたらいいのさ (奥田民生「CUSTOM」)
民生は下がって、今度はTOSHI-LOWが「鼎の問」からの、仲井戸麗市「ガルシアの風」
さあ 明日の子供達よ 海へ森へ走れ 世界中のささやかな夕食のテーブルから おいしいごちそうが消えてしまう その前に (仲井戸麗市「ガルシアの風」)
そして、TOSHI-LOWが一人ずつイジって、岸田、渋谷龍太、民生を呼び込み井上陽水「最後のニュース」
機関銃の弾を体中に巻いて ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの 眠りかけた男達の夢の外で 目覚めかけた女達は何を夢見るの (井上陽水「最後のニュース」)
ラスサビは流石に全員だったけど、基本サビをすべて渋谷に任せるオッサンたち。
みんな「泥のように酔う」と民生イジってるのが持て囃されてるようだけど、俺は「
高校二年生の時に棲まわせてくれたスナックの人に似ている 」と渋谷龍太イジってたのに爆笑しておりました。
勿論、一番笑ったのはチャボも陽水も故人扱いしたとこだけどな!
23:30-24:10 奇妙礼太郎 https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#kimyo
で、終わったのが23:50・・・
今から奇妙礼太郎行けるか!
まぁ、あの上原ひろみと中村佳穂を見てしまったのだから仕方が無い。
転換時間が1時間程度確保されているとはいえ、次の藤井風は15分押しでした。ROTH BART BARONでは遅延巻き返して遅れ無しになったみたいだけど。
一方、突然15分遅れた坂本慎太郎・・・(笑)
28:00-29:00 BEGIN https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#BEGIN
近年のルーティンワーク的に、0時頃のラスト飯を決めようと悩みに悩んで、有頂天のまぜそば(レモン塩)
1000円か・・・フェス値段としても、1000円か・・・1000円か・・・
たしかにローストビーフは4枚だけど 、4枚だけど・・・
テントに戻って仮眠。
最初外で寝てたんだけど、雨に降られて、慌ててテントに戻る。
「
藤井風終わったら途端に雨 」
なんて声が聞こえてきたので、藤井風終わったんだぁ・・・と思うまもなく、二度寝ましてROTH BART BARONでまたチラッと目が醒めたけど、結局、15分前に掛けてたアラームで起きる。
スタンディング向かう道のド真ん中で人が大量に座ってるわ、寝てるわ。食べさし捨て置いてるわ。
例年なら広い場内の隅々でみんな寝てるけど、今年はエリアが限られるから、余計に目につきやすい。
ただ、道の真ん中は駄目だろ。道の真ん中は・・・
またもやステージ左のスクリーン前に陣取るけど、スタンディングは人がやはりいない(笑)
例年のことと言えば例年のことだけど、寂しいは寂しい。
そうこうしてる内に、満月撮ったりはしたのだけど、ステージ自体は10分押し。
TOSHI-LOWが途中でイジるの止めても、結果10分押したんだから、もうちょっとイジって良かったのかもしれない(待て)
オフィシャルのセットリストはYouTube とかなので、個人的には扱いにくいのだけど、それはともかく、いきなり「アサイーボウル」だの「砂糖てんぷら」だの。
ah〜ahアサイーボウルはハワイアン 美味しそうね とろ〜りハチミツをかけて ah〜ahでもアサイーはブラジリアン アマゾン育ち 紫の果実 (BEGIN「アサイーボウル」)
ヒデェ。朝の4時過ぎのライヴで飯テロしかけてくるか?普通。
中盤に「竹富島で会いましょう」「オジー自慢のオリオンビール」「かりゆしの夜」「三線の花」と、大ネタを並べ立てる。
おまけに「さけ太郎」と「さけ子」をステージにあげ、ラストでは1曲忘れて〆るという失態もやらかす。
いや、それ、民生がやったらネットニュースで炎上やで(待て)
しかもしかも、なにもなかったかのようにラストの曲が「涙そうそう」
想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう (BEGIN「涙そうそう」)
そして、アンコールがある前提で「島人の宝」は、スクリーンに歌詞字幕付き。
教科書に書いてある事だけじゃわからない 大切な物がきっとここにあるはずさ それが島人ぬ宝 (BEGIN「島人ぬ宝」)
MCでは、政治的なことを唄うのは好きじゃないと言っていたけど、なにを仰いますか。
沖縄にいて、沖縄を唄っている以上、政治性は仄かにだって出ざるを得ない。
だから、前面に出す必要が無い。ってのはその通りで、BEGINが蒔いてる音楽の種は、沖縄のために花開くのだろう。
であれば。
と、考える。
もちろん、良い大トリだった。
でも、北海道のために種を蒔いて、花開かせようとしてる音楽を、大トリにすべきだったんじゃないかなぁとは。
終わり https://gennari.net/meta/rsr20220813.htm#finale
最後に挨拶で現れた若林は、昨日のMIDNIGHT SESSIONの時にちっとも気づかなかったけど、凄い窶れて見えた。
まぁ、そりゃ、今年のRSRは窶れるよなぁ。
来年の開催日程発表は「Power to the People」をBGMに行われて、まさか「With or Without You」は止めたんか!?思ってたら、それはそれで、「Power to the People」のあとにかかって、一人ずっこけたり。
しかも、「With or Without You」は2回回し。
それはそうと、フジの日程じらしはなんなのか?
フェス業界、読めないなぁ・・・
いずれにせよ、来年もここに帰ってこれるのは嬉しい。
で、テントを片付けていたら、まるで雲を地平線に見立てたかのようなRISING SUN。
ここは天国なん?
こういう天国だったら早く入滅したいけど、来年まで生きなきゃならないじゃん。