ミュージシャン | ライヴ名 | 会場 | 記述者 | 記述日 |
ROCK FESTIVAL | RISING SUN ROCK FESTIVAL 2002 in EZO(8/17) | 石狩湾新港 | 良田 | 2002/08/23 |
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RISING SUN ROCK FESTIVAL好きに100の質問はじめました。
2002年のRSRをiTMSで再現する?
その後はSUN STAGEに移動。
待ちの間スクリーンには「NEXT UP」「誰々」という文字が出る。
開始間近を告げるBGMはジミヘンの「Voodoo Chile」
そして2日目開始。
13:00 奥田民生
赤いTシャツで登場の民生。
2曲目「花になる」終了後
「おはよーございまーす!」
その後も 「今日は天気が良くてですね…えー…おはよーございまーす!」
計3回「おはよーございまーす!」
「荒野を行く」の後「新曲やります」
そして新曲「ヘヘヘイ」
ラストは「custum」「人の息子」
民生の叫ぶ形相が印象的だった。
14:05 BACK DROP BOMB
連れに眠気が襲ってきたようでここからレジャー観戦。
砂煙がもうもうとあがっている。
BDBの予備知識はあまりなかったが、「REMIND ME」「That's the way we unite」などの俺も知ってる曲はやはり盛り上がる。
しかし、ボーカル白川の顔はスクリーンに映るとヤクザみたいだな。
グラサンかけてるし。
「この後も楽しんでって下さい」 と言葉少なに終了を告げました。
ここでまた店探索。
REDからはROCKIN' ICHIRO〜の音が響く。
ノリノリ、って感じだな。
そしてそのうちSUN STAGEからDry&Heavyの音が響渡る。
酒飲みながら聞くといいかも、という感じの程よく気だるい音。
これは前よりも後ろでのんびり聞いてる方が楽しめるかもしれんね。
そのうちREDからは斉藤和義の声が。
一曲目から「歩いて帰ろう」
前で聞いてみたいと思ったが、結局スカパラを選んだ我々。
「幸福な朝食 退屈な夕食」をバックに再びSUN STAGEへ。
すると日射病で倒れた奴でもいたのか、正面からスタンディングゾーンへの入場ができなくなっている。
緊急車両通行のためらしいが、納得のいかぬままレジャーサイトへ。
16:20 東京スカパラダイスオーケストラ
前半はアルバムの曲を中心に固める。
いまいち馴染みのない曲でも、皆踊る踊る。
そして、やはり彼らは期待に応えてくれた。
「美しく燃える森」のイントロ。
大歓声の中、スカパラと同じスーツできめた民生の登場。
民生本人のステージより盛り上がってるような…。
そのまま「DOWN BEAT STOMP」で皆踊りまくって無事?終了。
前で見たかったなあ。
17:15 元ちとせ
ソウルセットも見たかったが、また連れの希望によりREDへ。
だから、人が多すぎるというのに。
こっちにもスクリーンあったらなあ。
一発目から山崎まさよしのカバー「名前のない鳥」
生でも声きれいだなあ。
「オイッスー!」 と声をかける姿に俺らとあんま変わらん年の女、という事を思わされた。
「ワダツミの木」も当然やる。
ていうか前の肩車カップル、どけや!
他にはシュガーキューブス(ビョークのいたバンド)のカバー「Birthday」も披露。
総合して、ライブでも声質が落ちることはなく、透き通るような声。
だが、まるでCoccoのような一種の「怨念」を感じたのは気のせいか?
U・B氏の言っていたことが何となくわかった気がした。
その後はSUN STAGEでTOKYO NO.1 SOUL SETを少しだけ聞くことができた。
青空とベストマッチ、というべき曲調。
いいじゃないですか。
ラストの「夜明け前」という曲では泣きそうになってしまった。
ほわ〜っとした音に呟きが入る。
これはアルバム買ってしまいそうだ。
(注:終わったあと速攻で買いました)
18:25 thee michelle gun elephant
率直な感想。「物足りない、しかし複雑」
スタンディングゾーンの半ば辺りで待ち構え、一曲目は「ドロップ」
「ふらふらと夜になる」ということでこれを持ってきたのだろう。
続いて「ベイビースターダスト」
このまま飛ばすのか、と思ったがそこから新曲を3曲ほど、20分近くプレイ。
ちなみに新曲は飛ばすというより重めの曲が多し。
「ダニー・ゴー」をラストにステージから去る。
もはやライブで定番の曲ばかりでの予定調和の世界はイヤだったのかもしれない。
暴れるだけがミッシェルじゃないと言いたかったのかもしれない。
しかし、PEALOUTやPE'Zを蹴るほどまでして見るべきだったか?というと…。
歯がゆい気分のまま日が暮れていくのだった。
SUNとREDが休みの間、EARTH付近を歩く。
テントではバッファロードータープレイ中。
宇宙にいるような、打ち込みサウンド。
映像もついてて面白そうだったが、結局その場を去る。
20:25 井上陽水
おそらく今回一番客を集めた男。
「傘がない」のイントロで皆「キャ〜〜!」
その後も客層を意識してか、定番が続く。
「アジアの純真」「リバーサイドホテル」「嘘つきダイアモンド」「少年時代」「飾りじゃないのよ涙は」…。
完全に「自分の空間」を作り上げてしまった。
すばらしい、としか言いようがない。
「皆様の発展と北海道の復興を願って…」
復興て(笑)
ラストの「最後のニュース」の時には完璧にやられてしまっていた。
さて、ここでJUDEの時前に行くためスタンディングゾーンで待つ、という清志郎ファンに失礼な行動に出た。
本当は入場規制さえなければMO'SOME TONEBENDERが見たかったんだよ!
なのに連れは「知らない」とか言うし…
チキショー!
21:45 忌野清志郎&矢野顕子
愚痴言っても仕方ないので素直に楽しもう。
そしたらいきなり背中に詰め物して付け髭の清志郎が出てきて
「こんばんは、後姿丸男です」
コントかい!
矢野顕子とサポートのギターも同じ格好。
さらには機材スタッフ?に 「お前何か歌え」 と指示する清志郎。
そしてスタッフがフロントで一曲歌い、終了、退場するメンバー…って、ヲイ!
すると再びスクリーンに文字が出て「Voodoo Chile」が流れる。一同爆笑。
さて、本番では清志郎がキーボードやったりサックス吹いたりギター持ったりと大忙し。
矢野の名曲「春咲小紅」「ひとつだけ」などをアットホームに演奏。
清志郎MC。
「今日は北大植物園に行ってきまして…」
何おう!なぜあんなところに…。
「本当はゴッホ展に行こうとしたんですけど、人の多いところに行くと(咳が)ゴッホゴッホ…」
「…頑張ってんだよ、これでも!」
嗚呼、さすがおっさん。失笑するしかないわ。
和やかな雰囲気のまま終了。
っていうか、もう30分押し。
23:10 THE MAD CAPSULE MARKETS
機材チェックの段階でばれちまった「TRIBE」からスタート。ていうか皆暴れすぎ。
そのまま「CHAOS STEP」「PULSE」と立て続けにくるもんだから、盛り上がる×2。
KYONOシャウト 「グァグァルァ〜イフ!!」
さらに「GAGA LIFE.」までの流れでテンションは最高潮。
ちなみに所々でTAKESHIはベースを弾かずに機材で音をいじくっていた。
その後「JAM!」「BIT CRUSHERRRR」と続き「野外っぽいのをやります」と「ISLAND」で皆踊る。
しかし、途中から激しくなるとやはり暴れる。
ラストは 「とっておきの」 とか言うから「神歌」かと思ったが「MIDI SURF」だった。
俺はこっちのが好きなんで、いいけどね。
しかし、えらい疲れた。
0:15 JUDE
最前列とまではいかないが、かなり前でスタンバイ。
早くもつぶれそうな中、あちこちで 「ベンジー!」 の声が。そして登場。
つーかベンジー、髪がおばさんパーマみたい。
新曲を一曲やった後、聞き覚えのあるイントロが…
皆が絶叫する。これは夢か?
ブランキー「ガソリンの揺れかた」
噂には聞いていたが、本当にやるんだ。
我を忘れて俺も歌いまくる。
「DEVIL」のあと、「シルベットって曲やるわ」と、秋発売の「シルベット」。いいわ。
JUDEはSHERBETSより激しい感じのが多し。
で、ラストの三曲。
「ロメオ」「ICE CANDY」「SKUNK」
ブランキーの名曲連発。ここまでやるかあ?
やってる最中はすげえ盛り上がったけど、後で考えたら、達也も照井さんもこの会場にいるんだぞ?
それでいいのか、ベンジー?
しかし、そんな疑問は「聞けると思わんかった、最高」という満足感の前に消え去ったのでありました。
さて、時間が押したせいでLOSALIOSの「JUMPIN' SKIN DIVERS」を遠くに聞きながら、結局REDには間に合わず2年連続LOSALIOSを見逃す。
気を取り直し、そのままREDに居残り。
1:30 ROSSO
人が多いって。何回言ったかなあ。
遠くで姿はほとんど見えないが、照井さんがテンガロンハット被ってるのを確認。
一曲目はやっぱり新曲。
二曲目に、待ってました「シャロン」
このままノリノリで行き…たかった。
チバくんはまたもや新曲を連発。
結局「シャロン」「モーター・プール」以外は全て新曲。
しかも後半は、ロザリオスのTokieと武田真治が混じってきて、セッションになってた。
これなら、わざわざロッソと銘打って出ないでも、飛び入りでよかったのでは?
ま、シャロン聞けたからいいや。
再びレジャーに戻り、店の辺りで座ってカレーを食っていると、スタッフオンリーの所に入っていくクハラカズユキ(tmgeドラム)の後姿が!
近くにいた女が握手してもらってた。
気づくのがあと5秒早ければ握手できたかも…くそう。
さて、のんびりとEGO-WRAPPIN'を聞いていたが夜にぴったりのスローな曲というよりは早めの曲が多い。
「くちばしにチェリー」「calling me」などをプレイ。
「こんばんは、エゾラッピンです」 などと言っていた。
個人的には「サイコアナルシス」が聞きたかったが。
これまたレジャーから鑑賞。
一発目「午前3時のファズギター」
狙ったのだろうが、時間が押したため「午前3時半のファズギター」になってしまった。
終わった直後 「機材が壊れました」 と坂本。
「全くやる気がなくなりました…」 おいおい。
しかし、これは始まりでしかなかった。
「グレープフルーツちょうだい」
「アーモンドのチョコレート」などの初期の名曲で、夜の怪しい雰囲気に彩をそえる。
しかし「アーモンド〜」終わりで 「すいません、今の曲チューニング間違ってました」
だがめげないゆら帝一同。
「ラメのパンタロン」そして「ゆらゆら帝国で考え中」と連続コンボ。
最後には 「新曲をやります」 おおっ!
しかし 「弦一本ないですけど」
どうやら途中で切れたらしい。踏んだり蹴ったり。
しかし、めったにしゃべらない坂本の声を結構聞けたのでよし。
新曲はバラードっぽくていいぞ。
来年はリベンジをば。
四時を過ぎると、REDの方から音が聞こえる。
チバが 「ブルースって何で青いか知ってる?」
などと言い出したり、ミチロウが「傘がない」の替え歌をやったり…
面白そうだが、猛烈な眠気が襲いだす。
結局WRENCHの
「ライジングサーン!」
という声と共に眠りに落ちる。
辺りは明るくなりだした。
起きると、ブームの始まる数分前。
5:40 THE BOOM
寝起きの俺に聞こえた「中央線」
そして「星のラブレター」
wessよ、朝のブームは正解だったぞ。
「皆を沖縄に連れてきます。チケットはただです」
そして「いいあんべえ」「ひのもとのうた」おそらく日本一沖縄になじみの深い山梨出身のシンガー、宮沢を堪能する。
「一晩一緒に過ごしたね、もう他人じゃないね」
お前は誰だ(笑)
「風になりたい」そしてオーラスはやっぱ
「島唄」
大サビ前で 「山よ…土よ…海よ…」 と声を張り上げ歌う宮沢。
頭上には雲間から朝日が顔を見せていた。
六時過ぎ、U2の「WITH OR WITHOUT YOU」をバックに帰路につく。
居眠り運転だけはしないように気を配る。
最後に一言。
RSRサイコー!