| 作品名 | 記述者 | 記述日 | 星 |
| 九月と七月の姉妹 | 唸るバクテリア | 2025/11/14 | ★★★★ |
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最初しばらく、どっちがセプテンバー as パスカル・カンで、どっちがジュライ as ミア・サリアか区別がつかないのです。
人間の見分け苦手。
好みなのはセプテンバーなのだけど、ジュライの駄目な娘感は素晴らしく発揮されている。
ちょっとした背筋の丸まりや、前を見れてない感じとか、脇毛の感じなんか。
そう脇毛なのだ。
まさか、今更脇毛で不潔だのなんだの言うのか?お前は脇毛生えないのか?と小一時間。
とはいえ、最初に見えたカットでハッとしたのは事実だ。
つい、思春期の女の子の脇毛にはビックリする。
しかもだ。イジメを仕切っているのは車椅子の女の子(当事者キャスティング!)だったりするので、見事に闇が深い(パンフでは「政治的な選択」とまで書いている)
リアン・ラベド、性格悪いな(褒めている)
前半パートはしかし、インド系の移民が迫害されやすいってのは、わりとどこがで聞いた話でもある。
あと、常に天気が曇りだなぁと思ったら、アイルランドだった。
なるほど。閉鎖性みたいなモノが俄然映画の雰囲気を上げている。
しょーもないことで人が死ぬのは、ヨルゴス・ランティモス感が凄い。
ある種、ご都合主義なのだけれど、不注意に見ていたら結構長回ししていたり、ラストシーンの長回ししつつの寄りとか、なかなかカットが面白い映画だったのだけど、申し訳ないけどちょっと長かったかなぁと。
もう10分短くしてくれると大好きだったかもしれない。
なお、パンフは1100円で、なかなかしっかりした作りだし表紙が素敵でした。
中も写真集的な編集とコラムのチョイスが見事。
とくに松田青子と植本一子は流石なのだ。
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