これは酷い。頭悪い。最低だ。と、仕事サボって
映画.comの紹介ページ読んでてクラクラしてたら、新宿ピカデリーも大看板建てて、あまつさえ小島秀夫がコメント寄せてるし、ちょっとどうかしすぎてるので、SMTのポイント使ってダータで「
シャドウ・イン・クラウド」見ました。
こんな明らかにしょーもない映画じゃなくて「
モービウス」見に行けよ！と思うぐらいに客が入っていてビックリ。
俺、タダだからいいけど、
これに金払うって辛くね？
期待通りに駄目映画ではあるのだけど、それ以上に
圧倒的に中途半端。
馬鹿なの？どうしてこれでOKした。いろいろ。
前半の密室劇と言えば聞こえいいけど、１セット固定カメラで20分ぐらい回すのは、コスト削減というか、ある種のパラダイムシフトではあるのだけど、とはいえ、
眠いよ！
んで、中盤からのアクションシーンの雑さ。
落ちるの落ちないの？ってシーンなのに、
カメラが天地反転したら意味なくね？
そこまで行ったら零戦、撃墜してやれよ！
左舷のエンジン吹っ飛んでるのに、なんで360度回転できんだよ！
そこまで行ったら、ちゃっちゃと喰えよ！（ネタバレしたいけど耐える）
驚かしとしても中途半端で、アクションとしても中途半端。
せめてもうちょっとグロでもあれば喜びようもあって、一番最後にもう一回グレムリン出てきた時は「
やったー！」言ってしまったわけだが、ガックリですよ。あのザマ。
一瞬だけいいアクションはあることはあるのだけど、あそこまでビビって日和って逃げ出すモンスターっていうのは、ちょっと新しいというか笑ってしまったのだけど。
ちゃんと金玉が縮み上がるようなシーンはあったので、そこは評価しますが。
はぁ。もうちょっと馬鹿映画か、駄目映画だと思ったのだが・・・色恋、いらんだろ。
もちろん、主役のクロエ・グレース・モレッツは美人なので、見飽きる的なことは無いのだけども。
オープニングのアニメの「グレムリン」わかってますよ！アピールはわかるのだけど、むしろ、そういうアピール無しに馬鹿のフリした方がいい気がするし、エンドロールの女性兵も、フェミニズムアピール感ではあるんだが、
そういう映画じゃなくね？
なにより、グレムリンをど突き倒した直後（あの殺し方も微妙）に席を立って退場した客が数人いたのが象徴的。
どうしてこれがセルスルーじゃないんだ？
ちなみに、
アトロクでの高評価っぷりが凄かった。
好意的に評価しすぎじゃね？ってぐらい好意的。
もしかしたら、俺がＢ級映画を見る目が無いのかもしれないけど、そこまでジェンダー論やフェミニズム文脈で読むのは、むしろ男のエゴだよ。
