宮崎あおいは本当に可愛くて、もう!それだけで☆+1だから、計4つかね。
チュッチュしてるカットとか、あまり可愛くてどうしようかと思った。
帰りしな「マンガで補完されちゃって」どうこう言ってる娘がいたんだけど、たしかにそうで、原作をなるたけ再生しようとしてるのが、よくわかるんだけど、結局、
マンガと映画じゃメディアが違うことわかってないというか、マンガじゃそのカットに意味があるけど、映画はそこまでやると説明しすぎだっていう。
具体的には種田が死ぬとこだけど、エヴァンゲリオンじゃないんだから、そこで
文字だけスクリーンに映されても醒めるって。
っていうかねぇ、マンガ的には自殺にも、違うようにも見えるんだけど、劇中では自殺にしか見えない。
ホントはあの文字カットいらなくて、叫んでる表情と、信号が変わるのと、アクセル回すのと、音楽だけでOKなわけじゃん。
結局評価されない自分の才能のなさとかやりきれなさと、早く芽依子さんとこに帰りって眠りたいのと、そのない交ぜさで、交差点に飛び込んでしまうことに意味があるわけじゃん。
他にも改変含めいろいろあるし、前半は全力で種田に感情移入して見ちゃってるからってのもあるけど、結局のところ、カットをどう見てもらいたいかとか、どうやって感情移入してもらいたいかが、制作者側で曖昧だから、全体均すと悪い映画じゃないのに、小骨が刺さりまくってる。
ビリーなんか、あまりに報われないし。この構成じゃ。
唯一にして最大の正解はサンボマスターの近藤が出てるんですけど、想像以上に良くて、ライヴシーンで一人だけパフォーマンスというか、説得力が違いましたよ。
当然のように、唯一一人だけが本物だからだとは思うんだけど。
ホントにさえないダメなバンドマンだった時期を経て、ホントにロックスターになってるからこそ、
ぜってぇ、宮崎あおいのあの声量じゃ、ドラムの音に消えてヴォーカル聴こえてこねぇよ!ってライヴシーンで、
でも、もしかしたら?と、思わせる程度の説得力を持たせたんじゃなかろうかと。
芽依子さんが初めてギターを鳴らした時、背筋に電気が走ったみたいに、初めてライヴハウスでロックバンドを、たしかコブツイのベッシーホールだったと思ったけど、あの時に音の凄さにビックリした、あの感じを思い出しました。
ロックンロールを好きで良かったです。