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作品名記述者記述日
サマーフィルムにのって唸るバクテリア2021/09/10★★★★

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初めて予告編見た時の頭悪さにクラクラ来た「サマーフィルムにのって」見ました。
武蔵野館、最前に座ると馬鹿が隣に座る思って二列目来たら、その馬鹿が頭高く突きだしてくるので難しい。
人口的にも年齢的にもオッサンは気が触れてる可能性あるので、注意するのはリスク高いしね・・・
それはともかく、まさか春日太一の時代劇論を、そのまま青春映画の展開に落とし込んでくるとは思わずビックリ(ネタバレ)
劇中劇である「武士の青春」のラストをどうするのか?が中盤以降、本編も見てるこちらも興味の中心ではあったのだけど、その展開は驚きであると同時に、それは舞台でやれよ!といった印象。
好き嫌いで言えば好きなんだけど、ラストのタイトルもエンドロールを、曲とジャストであわせたのも好き(噂のCody・Lee(李)は初めて聴いた。なるほど売れそうだけど好みではないw)で、たぶん監督と趣味は合うし、ラストの殺陣は抜群だったのだけど、しかし、それは舞台でやれよ(2回言った)
映画なんだから、そこはちゃんとフィルムでやれよ。
映画を見ている楽しさ、なにせオッサン泣いてたぜ。鼻グシュグシュさせて。
それは、映画館で見ているからこそなのだけど、じゃあ、あのエンディングに劇中劇で語り続けた映画愛らしいカタルシスがあるか?というと、映画としてのカタルシスは大きいし、驚きも感動もしたけど、しかし、裏切ったのではないか?とも思う。
整合性がついてはいるのだけど、しかし、その整合性では・・・?
いや、好きなんだけど。
そうやって振り返れば、笑いの取り方が芝居的でもある。
実際、脚本三浦直之は演劇畑の人だし、調整すれば、舞台にかけられそうでもある。
違うんだ。
これは恋愛映画でも映画映画でも、ましてや時代劇でもないのだ。
完膚なきまでのアイドル映画なのだ
だって、見終わったら伊藤万理華と金子大地の二人が大好きになるんだぜ。
んで、ワチャワチャやってる女の子三人組が最高に見えてくるんだぜ。
なんだよ。あの三人でユニットでも組んで売り出せよ。
畜生!
祷キララだぞ。祷キララ。なんだよその芸名(待て)「堀川中立売」での役名?
なので、伊藤万理華のアイドル映画として解釈すれば、「セーラー服と機関銃」級のエンディングと解釈が可能になる。
最近多いとはいえ、あんだけ殺陣できるアイドル!座頭市トリビュートだから、ずっと逆手なんだぜ!
ヤだ。もっと剣劇させたいわ!
つか、なんだ?スタントコーディネートの吉田浩之の扱いが小さいのだけど、この人覚えといた方が良さそう。
そして、ライバルの花鈴ちゃんは、自分の可愛さに自覚的だなぁ思ってたのだけど、甲田まひるは実際のところ想像以上に多才な人でビックリ。劇中曲も唄ってるし。
ツッコみどころの多さが愛嬌になってる映画だし、なにより、コテコテの少女マンガ映画だって、作り手は大好きで作ってんだよ!って意味では、下手な映画愛映画よりも懐が深い。
そう、「ハニレモ」だって、俺たちの龍臣プロが出演してるから特撮映画だ(待て)
常に言っているとおり、劇中、街中を全力疾走する映画は無条件で良い映画で、あまつさえ、今回は夜の港まで全力疾走するんだから、素晴らしいに決まってるじゃないか!俺もラブコメしてぇよ!!!(馬鹿)
ちなみに、オジサンが一番キュンときたのは、
そっか。これが失恋か
です。
そうです。それが失恋です。はじまってもいないのに終わるのです。それぞ青春!
河合優実の唇が凄い好き(なにを突然)

ただ、これは「オッサンの見たい青春」なのかもしれない。
そこは注意せねば・・・

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