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洋画

作品名記述者記述日
帰らない日曜日唸るバクテリア2022/08/04★★★★

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予告編見た時、
こっ・・・これはエマでは?実写版エマでは???
と、森薫信者としては思わずにいられなかったのだけど、とはいえ、ヒロインのジェーン as オデッサ・ヤングの、あのいい感じの普通なお尻が大好きだなぁ。
って、スケベ心も隠せず「帰らない日曜日」見ました。
まさかポール as ジョシュ・オコナーのチンコにモザイク無しだし、ジェーンの出演シーンの半分ぐらい全裸だし、ジェーンがゲッブするし、あまつさえ自転車かっ飛ばしてくれるし、ホントにエマ as エマ・ダーシーという登場人物が出てきたので、なんか俺時空的に凄い映画見てしまった感
じゃあ、☆4.5じゃないか?というと前半がちょっとだけタルかったのだ。
なので仄かに眠気が襲ってきたのだよ。セックスシーンなのにだぞ!
おかしいだろ。セックスシーンで、眠くなるって!!!
つまり、エロくないのだ。濡れ場が
実際、パンフによれば監督自ら「 セクシーなものは何もありませんでした 」と言っている。
どちらかというと、本をたどる指や百合?を折る仕草のがエロいのだ
増えていく煙草の量や、好きな人が死んでしまい、次に好きになった人が死ぬ行く前に最後の言葉で「 I Love You 」と言いながら、実体として極めて不誠実で悔いの残る一言のエロさなのだ。
もう、変態ちゃんめ!
閑話休題。
絵画オマージュのようなカット割りが目につく。
たとえばパンフにも収録されている蓮池を泳ぐシーンを、山崎まどかは「羊水」としていたけど、俺にはモネのオマージュに見えたのだよなぁ。
かと思えば、自動車が燃えるシーンはドローン撮影だろうし、驚きと不安がない交ぜになったジェーンの顔を収めるために、iPhone撮影と覚しきカットがあったかと思うと、自転車を漕ぐたび揺れるスカートの飾りを撮り続けたりする。
あの顔は名演技だし、撮りたい気持ちは良くわかる。
正直、この監督は庵野秀明っぽいなぁ。と思った。
と、同時にこれが今だからこそ、全世界的にそういう画が出てくるんだろうなぁとも。
その上で、コロナ禍で撮る上でも合理的な全裸の館めぐりは、オッサンの下心的に嬉しいと思いつつも、わざわざ服着る気にもなれない余韻感が残っていて、リアリティとしても良いのではないかと。
これが男性監督だとアレなんだけど、エヴァ・ユッソンの見事な演出でセクハラ感は皆無。
10代から40代までを演じ分けさせたメイクアップ技術も素晴らしい。
もちろん、20代前半だからこそ説得力ある体つきなので、これがもうちょっと歳を取っていると、あの感じは出せないよなぁとも。
しかして、やっぱり持ってくのだよなぁ。オリビア・コールマン。
パンフで再三言及の通り、顔芸一発だよ。顔芸。
あの慟哭は自分の息子が亡くなった上で、自分の子どものような子どもまで亡くなった突き落とされた感。素晴らしい。
事実、以降の場面には一切登場しない。ひゃー
もちろん、その向こうを張るコリン・ファースもお見事ではあるのだけど。
あと忘れてならないのは、ラストにだけ登場のグレンダ・ジャクソン!
にしたってさ、ヒロインたるポールはそこまでイケメンじゃない気がするのだけど、やはりチンコか?チンコのデカさか?白人貴族はパンツを履かないぞ!

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