「
生誕150年 横山大観展」見ました。
展示の概要を押さえずにいったので、もうちょっと、ゆったり見れば良かったなぁと。
とりあえず、期待通り
近代美術館はGWでも混んでない!!!(笑)
いやぁ、もう、いい美術館。
で、70過ぎても、「龍蛟躍四溟」や「霊峰飛鶴」みたいな攻めたというか、いっそパンクとかアバンギャルドチックな絵を描けるあたりが、横山大観って人の凄さだったんじゃないかと。これぐらいの気力が肝要。
じゃあ、若い頃は?ったら、「秋思」や「瀑布(ナイアガラの滝・万里の長城)」なんかのロックな構図ね。
山田五郎が「白衣観音」もってきて「絵下手糞だ」言ってたけど、だからこそのダイナミズムだよなぁと。
「《彗星》」なんて抜群だもんね。
「生々流転」はみんな大行列してたので、2列目から眺めました。
で、メインビジュアルにもなってる「群青富士」はたしかに素晴らしいんだけど、「霊峰十趣のうち 秋」や、なにより、「朝陽霊峯」のまるで
漫画的な構図!
これが、宮内庁三の丸にあるというだけで、
この国はいい国だと思えますよ。まったく。
しかも、これを宮家に納めようと思った、横山大観の恐ろしというか逞しさね。
それは「龍蛟躍四溟」にも言えるんだけど。
あと、余談気味ですけど、霊友会が結構な点数を抑えてて、宗教、やはり、恐るべし。