久々にピカデリーで見ようと思ったら割引券が期限切れだったので、伝家の宝刀タダ券で鑑賞した「
TENET テネット」
公開週の土曜だったので、まだ一席飛ばし!
滑り込みセーフ!!みたいな環境が不幸中の幸い。
オープニングのワーナーロゴが赤くて珍しいな。思ったけど、終わりのロゴは青だったのです。
つまり・・・そういうことか!(ネタバレ避けてるようで避けていない)(赤ロゴはパンフで言及されてたけど、青ロゴは言及されず)
にしてもなぁ・・・結局、なんだ、
スゲェ小さな話じゃないか。
手の組み方やら、テネットやら、思わせぶりを振りまいといて、じゃあ、ずっと闘ってた旦那は、なに時空の人だったのか?っていう。うーん。うーん。
話の複雑さに目を取られがちというか、実際のところは必要最低限よりちょっと少な目の説明で話をドンドコ進めるから理解が追いつかない、もしくは、補完が追いつかないだけ。
なにせ、劇中でも赤組の時に逆回しが発生してて、編集してる方すらどっちがどっちか混乱してるっていう。
いや、いい女ずっと見てられたとか、時々無茶苦茶して笑っちゃうような映像は出て来るので、それはそれで楽しいのだけど。
あっ!そっか。これはアレか。「ミッション:インポッシブル」か!と、中盤ぐらいで気づいた。
あとは、わかる人にはわかる話だと、センター試験のBASIC二重ループといてるみたいな感覚。
にしたって、「アルゴリズム」ってネーミングセンスはどうよ?
物体がアレなのもセンスがないというか、70年代のアニメみたいですわ。うん。
そういう意味では、黒人主人公ではあるけど、アメリカ人がロシア人を退治する話って、作中前半「冷戦」連呼してたけど、ちょっと昭和が過ぎるというか。
黒人主人公っても他の黒人出てこないし、アジア人っつーか、インド人はフィクサーのハズが、最前線出てきて撃ち殺されるとか馬鹿が過ぎるし、「時間の逆転」に意識を取られすぎて
脚本が安いよね。
まぁ、ノーランらしい冷たい映像は嫌いじゃないんですけど、映画我慢させられてた世界中の人々が、一発目に見るのがこれか?
ジャンボジェット特攻は良いけど、バルト三国で破壊の限りを尽くすらなら、やはり「エクスペンダブルズ」が良かったなぁ・・・(待て)