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洋画

作品名記述者記述日
ファーザー唸るバクテリア2021/06/25★★★★

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シャンテぐらいあけろよ!
思ってたところ、ル・シネマで「ファーザー」やる言うんで、MY Bunkamuraの会員登録したよ。チッ!
初めてのル・シネマ。
ヤだ。なに?これ。怖い。怖すぎる。こんな怖い映画だと思わなかった。
もちろん、予備知識ありで見てるんですよ。俺。
・アンソニー・ホプキンスが痴呆老人を演じてアカデミー主演男優賞受賞
・痴呆老人の主観を描いた映画
でも、こういう意味だとは思わなかった。
これは怖い。これが恐怖じゃなければなんなのだ?
俺、アレなんですよ。中学だったかな?
自分とはなにで、自分が自分でなくなるとはどういうことなのか?
なんて無駄に考えて怖くなったことあるんですよ。
閑話休題。
理解するまで、自分はなにを見ているのだ?って感覚ではあったのだけど、腑に落ちてからは恐怖以外何物でもなく、そして、あのエンディングの展開・・・
これは主演賞取るよ。恐ろしい。
なにをどうしたらあんな芝居ができるのだ?こんな映画撮れるんだ?
ひゃー
と思ったら、そうか。戯曲原作か・・・日本版は橋爪功!?
若干眠い状況で見てはいたし、若干眠ってることもあるのだけど、しかし、これは!
感覚は狂うし、混乱に陥る。そうか。だから、痴呆は疑い、怒るのか!納得した!
パンフによるとアンソニー・ホプキンスは、自分の父親をモデルに芝居したらしい。そして、そんな自分に取り乱したらしい。
アンソニー・ホプキンスですら抱えるエディプス・コンプレクス。
あとは、この長さ。97分。
これ、もう10分長くても無理だった。
これ以上、恐怖が続いたら無理!
ってところで終わってくれて助かった。
怖い映画だった。
凄い映画だった。

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