雑感・レヴュ集 メタセコイア
アニメ

作品名記述者記述日
トゥルーノース唸るバクテリア2021/07/09★★★★

本文中のリンク先には、アフィリエイトを含むことがあります。ほぼお金になってないですけど。

トゥルーノース」見ました。
営業自粛中にTOHOシネマズの割引クーポンは全部有効期間切れたよ!残念。
それはともかく、辛くて胸くそ悪くて、これだから全体主義は嫌いだと、心から思える映画。
その意味で、映画は目的を達成している。
善い人は徹底的に善い人で、悪い人が徹底的に悪い人なのは、多少前時代的ではあるし、3DCG映画はやはり好きになれんなぁ思うけど、その辺は好みの問題ですね。
豚みたいな子どもに「日本人の豚」呼ばわりされのとか、質の悪いリアリティも適切だなぁと。
つか、「パチンコ」って写真に写ってたから日本関係してるのはわかったけど、両親とも在日の引き上げだったのね。
帰還計画は盛大な嘘だったんだから、乗っかった老人達は全員謝罪せよと思う。
あと、舞台が90年代末から00年代初頭なので、バッツリ、同じ時代を生きてたわけですよ。
21世紀迎えたかどうかってところで、江戸時代な手掘り採掘をしている北朝鮮炭鉱の非合理!怖すぎる。
ただ、やはり全編英語なのは転けざるを得ない。
「カムサハムニダ」とか「マンセー」とか、ワンフレーズだけ何故か朝鮮語なのもノイズというか、「なんだそれ」って感じがある。
日本人のせいか、「夕焼け小焼け」にはグッと来てしまったのだけど、本編ハイライトの歌唱シーンで英語の唄って、ガックリ来てしまった。
そこは、なにか朝鮮語の労働歌であるべきだろうよ・・・
帰還者の方は「英語で良かった」とパンフの座談会で言ってて、それはそれで一理あるのだけど、今時分、アジア映画でアジア言語を使わないのは時代性に反してるなぁと。
裏切り者を許容する優しさは、朝鮮労働党のカウンタとしては機能してるんだけど、どっちもやってることは、結構えげつない。
だって、限りなく0に近しい「望み」は地獄でしかないぜ・・・
ある種の聖人君子モノになってしまっているのは、映画の目的として適切なのか?って疑問も仄かにある。
ある種のキリスト教史観というか。キリスト教徒が完全統制区域送りになってるのもさ。
とりあえず、全編朝鮮語で・・・
東南アジアのアニメータネットワークで作ったのだから、尚更。

にしても、やはり全体主義は糞なので、当方は全力で逃げたいのであります。
COVID-19を口実に全体主義化したい人間は直ちにくたばれ。
政治思想家は全員敵だ

広告

BACK

雑感・レヴュ集 メタセコイアBANNER
(C) Copyright Unaru Bacteria,2021
e-mail bacteria@gennari.net