雑感・レヴュ集
メタセコイア
映画

あんねぇ、もう久々に映画見てて鳥肌立ったよ。
「2001年」のパロディはじめ、いろいろ映画ヲタが喋りたそうなネタが散財していた（前半、廃墟とWALL・Eの縮尺がめちゃくちゃなとこなんてとくに）けれども、なにより一番スゴいのは、あのハッピィエンドをなんのてらいもなくやってみせたとこですよ。
CGロボットアニメで。
ED全部終わったあとでちゃぶ台返したやん！ツッコミはとりあえず保留しといて。
もしかしたら無関係なのかも知れんけど、本編前のウサギが出てきたどたばたコメディすら素晴らしい！
ちょっと、本気でドタバタコメディ作りたいとすら思ったもん。
やっとなんだかお腹いっぱいで、いい映画見た！と、叫べる映画を今年見れた。
パンフレットっていうか、どこも最近プログラム言ってるけど、とりあえずそれには、ステッカまで付いてたしね。
もっと真面目に話をすると、ロボットにもかかわらず、WALL・Eのデフォが垂れ目であることの人間性表現とか、ツンでできる女の子（美神）＝イヴ、ダメで足引っ張りな男（横島）＝ウォーリー、の構図に見る、GS美神との重なりとか、地球へ帰還することを夢想しテンション上がる人々と、ムーンレイス from ∀ガンダムとの重なりとか、いろいろ日本アニメというか、ヲタク文化に対するピクサースタッフの憧憬を感じつつ、最後のEDテロップドット絵に見るウォーリーの残した汚れが「ロードランナー」でトドメ。
ホントね、他人が作ったとは思えない映画でした。
両サイドで見てたのがカップルだったのだけど、ちっともわかっちゃいねぇ（必要以上の悪意）
あとそう、EDの曲が無茶苦茶カッコよくて、「ホテル・ルワンダ」以来、久々にサントラまで欲しくなりました。ああ、ホントマカーで良かった！

なんでMacの起動音があんなに使われてたのか、さらには「ハロー・ドーリー！」を再生してたディスプレイが、なにげにiPod nanoなのか？とかまでは説明しませんよ。
Ｕ・Ｂはネズミー嫌いでもジョブズ君は好きですよ。