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作品名記述者記述日
ウォーターボーイズ(TV)唸るバクテリア2002/09/01★★★★

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久々に書く邦画のレヴュは星4つ。
そんなわけで妻夫木君主演の「ウォーターボーイズ」ですが、悪く言えば、結局あとにはなんも残らないドタバタ青春コメディなんですよ。
でも、こういう話なら邦画でも平気で見れるなぁと。その理由を少し書いてみようかと。

別に邦画が嫌いなわけじゃないんだけど、そこに投資する金や時間があるなら、もうちょいマシなモノを見たいというのが人情ではありませんか?
だから、基本的にU・Bは邦画を見ないわけですが、それでも「踊る!大捜査線」とか見てたりするのですよ。ほら、TVでだけなら「サトラレ」も見てるし。って、これ同じ監督じゃん(笑)
上の2つとは違う監督さんですが、それらとはまったく関係ない話で、要するにですよ、結局のところ、どれだけ芝居は躰を通しているかが重要なんじゃないかと、演技に疎いU・Bは考察するのです。(要望があればここら辺、一応役者さんもやってた空虹と話してみる気あり)
躰が先か心が先かって言われたら、やっぱ躰が先なんじゃないの?だって、男女二人っきりで心拍数上がったら「恋」って思うんでしょ?脳ったら(笑)
頃合いとして「リターナー」という金城武主演の映画が公開されてますが、まったくU・Bが見る気にならないのはそこなのです。
ハリウッドの超大作と言われるものは、あくまでエンタテイメントで、リアルに作ってるようでもの凄い薄いのです(もちろん、SWとかLOLみたいな突拍子もないのがあるけど、そいつらは方向性がちと違うでしょ)。で、翻って日本はって言うと、なんか中途半端なんですよ。ゲーム・アニメ業界を除いた映像作品のほとんど(俗に言う「萌え」はとびきりのヴァーチャルで、実はもの凄いリアルなんだよね。かんけーないけど)はヴァーチャルとリアルどっちつかずで終わってる。だから見る気がしない。
ところが、この話、もの凄い予定調和だけど、結局役者が泳いでるじゃないですか。シンクロしてるじゃないですか。
スタントを自分でやりましたとはちと桁が違う(スタントやりましたって、時代劇で殺陣やるのは当たり前だろ?みたいなね)のですよ。
団体競技をリアルにフィクションでやってみせる。それだけで、この映画は見る価値あり。竹中直人の狂言回しとか、女子校の学校祭委員長とその連れの眼鏡っ娘たちが、こそこそエロを演じてるとことか、小ネタはいろいろあったけど、ただ、その躰を通している。それだけで星4つ。

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