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イヴェント名記述者記述日
ヨコハマトリエンナーレ2020
「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」
唸るバクテリア2020/10/23

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ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」行きました。
正直な話、物足りなさはあるよね。
結局、横浜美術館で一番写真撮ったのはエントランスのキラキラ(ニック・ケイヴ《回転する森》)で、ちょうど「新美の巨人たち」の草間彌生見たばかりだったから、セレンティビティ!思ったぐらい。
どうしても、トリエンナーレには価値観を揺さぶられる感じを求めてしまうのだけど、COVID-19のせいかインスタレーションのわちゃわちゃ感が小さかったんだよなぁ。
腸デザインの椅子というか(エヴァ・ファブレガス《からみあい》)は面白かったけど。映像作品は、どうしたってタイミングによるのと、スクリーンが小さくできる現代文明のせいで、見るの大変なのがいくつかあったりして難。
となると、もうなにがしたいのかよくわからない、ウド(インゲラ・イルマン《ジャイアント・ホグウィード》)が最強でした。ウドだぞ。ウド。触っちゃ駄目だったからアレだけど、見てる限り、凄いウドっぽかった。ウド。実在するウド。
一方、初めて行ったプロット48は、もともとなんかの施設だったんだと思うけど、2階のエビ(エレナ・ノックス)が最高でした。
馬鹿だ。馬鹿がいますよ!(とびっきりの笑顔で)
エビのポルノって発想がどうかしてて最高だけど、「エコスフィアに出口はありません」とか爆笑しちゃったし、マリモもいるし、トイレに落書きしてるし、巨大なエビ人間が散在してるし。

エコスフィアに出口はありません

3階に上がったら、ひたすらバナナの葉だったか(シダの葉)で喘いでる男の映像垂れ流し(ジェン・ボー(鄭波)《シダ性愛》 )とか、俺のクィアの認識から外れてるようなものを子どもたちに見せるとか素晴らしいよね!
あと、1階でテープレコーダー4つに一本(一巻き)のテープでノイズ流し続ける(たぶんアモル・K・パティル)っていうのは、横浜美術館で核処理施設の映像を自動巻取・自動配信のエンドレスフィルム流してた(ローザ・バルバ《地球に身を傾ける》)のに呼応してるなぁと。
ちなみに、「ラヒマ・ガンボ《タツニヤ(物語)》」は、帰ってから価値を知った。そうか・・・
でも、実は一番良かったのは、プロット48の北棟。
入口の柵が揺れるようになってる(ジョイス・ホー《バランシング・アクトV》)んだけど、子どもが実際に揺らして、超ビックリした顔してたのが最高でした。
それでこそインスタレーション!俺が見たかったのは彼の顔だ。

にしても、エクアドルの富岳三十八景はポストカード欲しかった・・・なんで売ってへんのや。

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