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最新の日記 > バックナンバ > 2004年8月(下)
余韻にひたる

まだ夢ん中にいる気分。
とりあえず昨日と今日はあちこちショッピング。
今日は岩盤にも顔出してみた。
すると店員の兄さん、
RSRでSyrup16g終わりくらいにアーステント付近にいた人だった。
関係者パス下げてるし、どっかで見たことあるなあと思ったら
ここだったわけね。
その兄さんとちょこちょこ話したんだけど、
俺の知らない間に岩盤ブースで勝手にしやがれやハスキンや
ポットショットのサイン会やってたらしい。
しかもそれ決まったのは、勝手は前日・ポットは当日だったらしい。
行けるか!
来年はちゃんと告知したいって言ってたから、ちょいと期待。
んでガチャガチャあるかなーと思って見たけど
さすがにまだなのね。

レポ書くの、諸事情で早くとも24日以降になりそう・・・。
今年は何時間かかるべか。

そうこうしてるうちに嫌なニュース。
DETERMINATIONS解散らしい。
去年見とけばよかったなあ。押尾くんの裏だったが。

今日某所のブックオフにも行ったんだが、仰天。
「こんな品揃えよかったか?」と思うほどブツがあるある。
一番びっくりしたのは、
新品でも中々入手できないKWEENのCDがあったこと。1000円。
もちろん買い。誰が売ったんだ?しかし。

現在各サイト&スレでセットリスト情報収集中。
まあ待ってれば「WHAT'S IN」10月号で
全部出るんだろうけどねえ。
オフィのレポってたまにひどい間違いあるからね。
去年サムライとくるりがそうだったから。
にしても、実際ライブで聞いても
順番意識しないで興奮してると結構忘れるもんなんだなあ。

そろそろ秋物の服がいるかも、な気候になってきましたな。

本日のBGM:THE HIGH-LOWS「ハスキー(欲望という名の戦車)」
RSRでやったらしい。くそー、聞きたかった。
ライブ定番曲、というわけではないだけに。
ワンマンでもそうそうやんないよなあ。
ちなみにピアノの占める比重がかなり高い曲なんだが、
サポート入れたってことかな。
アルバム「バームクーヘン」収録。
蝦夷聞きたかった度★★★★★


2004/08/18 23:34

五輪

真弓。

はい、すいません。このネタわかるんだろうか。

俺が石狩で暴れて余韻に浸ってる間に
世間ではオリンピックオリンピックで盛り上がってるようですな。
ワールドカップん時もそうだったが、
見ない見ない言っといて結局見て盛り上がって
審判に怒るのがいつものパターンなんですが
今回はほんとにひとっつも見てない。
別に興味がないわけじゃないんだが。
んで、すごいらしいじゃないですか。特に柔道。
こんなに金とってるの、俺が生まれてから初めてじゃねえかな。
んでなぜかわからんけど、
あっしは昔から夏季五輪より冬季五輪の方が
熱中して見る傾向にあるようだ。
ソルトレークはあんま見てないけど、
アルベールビル、リレハンメル、長野はやたら盛り上がってた記憶がある。
何でだろうね。自分でも不思議。

今日はヨドバシで、電池で充電できるiPodのバッテリーパックを購入。
これで旅行先でも安心ですな。
あとはアクティブスピーカー欲しいな・・・。
どうせ買うならちゃんとしたやつがいいんだが
これ以上金使うとまた例のごとくすっからかんになりかねないから
ここらへんで止めとかないと、ってのもあるからなあ。
どうしようか。

ふと気づいたが、9月は財布がピンチになる可能性が出てきた。
揃いも揃って新譜出しすぎ。
ハイロウズ、ザゼン、ピロウズトリビュート、ケムリ、モーサム、ボアダムス、ユ
ダ。
この時点で2万超かあ?おいおい。
まじで考えて使お。

本日のBGM:ZIGGY「GLORIA」
いわずと知れた往年の名曲。
やっぱ祭だからなのか、RSRでは他にも
「I'm Gettin' Blue」「Jealousy」など、名曲祭だったらしい。
それ聞くと、一目見ときたかったなあと思う。
にしてもオフィの写真。やっぱ森重さん変わらないなあ。いい意味で。
今回のメンツ眺めると、やっぱ彼らは
「日本の」ロックバンドだなあって思う。
「日本の」ロックバンドて、別に歌詞がオール日本語ってんじゃなく
向こうの連中のようにカッコつけようとしてて微妙にダサさが残りつつ、でもカッコ
いい、
みたいなとこがあるバンドだとあっしは思います。
蝦夷聞きたかった度★★★★☆


2004/08/19 21:48

台風が来る

記録破りだ〜♪

しっかし今年はほんとに台風多いな。
台風が多いっていうか、いっぱい来るってことね。

自分の中で毎年恒例、セットリスト知るために
あちこちのページ回ってるんだが
そのついでに思いもよらないことを知ったりする。

pre-schoolの田島一平、芹野貴之、ECOって
結成当時のPOTSHOTに在籍してたんだということ。
いや、結成時のメンバーがRYOJIしか残ってないってことは
知ってたけど、まさかねえ。
これがScafull KingとかRUDE BONESとか、
あの当時からやってたスカコア勢のメンバーがいたってんなら
自然なんだが、(自分の中では)とんでもないとこから来たから
普通にびっくり。

RSRでのEL-MALOのドラマー、
ハイスタのツネこと恒岡章だったらしい。
チキショー、足に多少負担かかっても
MOONまで走ればよかったかなあ。時間的には余裕あったし。
もし原爆で健ちゃんが来てれば、
んでプライベートで難波さんが来てれば(苦笑)
ハイスタ集合になってたのか。
まあ、難波さんは脱退してるけどね。

何か祭だけあって、
どこもかしこもバックバンドは豪華だったらしい。
Leyonaん時はエマーソン北村やタイジやBBBB、
宮沢は高野さん、UAはわからんけど絶対豪華なはず。
んで俺が見た中にも結構あったんですが、
それは改めてということで。

にしても、どうやって文章進めていこうか(汗)。
あ、ちょこちょこ下書きしてって
あとでまとめてUPすりゃいいんだ(当たり前のこと)。

「え、この曲やったのか?」ってのもレポ見てると結構ある。
んなわけで、U・B殿のレポのことも考えて
2人とも見てないであろう中から
俺が「これだけでも聞きたかった〜」な曲。
・電気グルーヴ「Nothing's Gonna Change」「虹」「電気ビリビリ」「富士山」
・eastern youth「夏の日の午後」
・ZIGGY「GLORIA」
・UA「雲がちぎれる時」
・クラムボン「パンと蜜をめしあがれ」「はなれ ばなれ」「サラウンド」「ナイト
クルージング」
・ニューロティカ「ア・イ・キ・タ」
・THE HIGH-LOWS「俺軍、暁の出撃」「ハスキー」
・Puffy「アジアの純真」「サーキットの娘」「渚にまつわるエトセトラ」
・ASIAN KUNG-FU GENERATION「羅針盤」
・HUSKING BEE「#4」
・Polaris「瞬間」
ていうか、クラムボン・電気・ハイロウズはくやしいなあ。
でも後悔は全くしてないけどね。
まあ電気とハイロウズは来年に期待。
クラムボンも来い。今度は晴れてる時に。

本日のBGM:PE'Z「情熱の行方」
やっとCCCD回避したペズの新作「スズ虫」収録ナンバー。
サンバっぽいリズムがごきげんな曲。
中盤のKeyヒイズミ君もいいんだが
ホーン隊の、何か「懐かしい」と思わせるサビのメロが極上の一品。
ガキの頃、いとこんち遊びに行って
夕方頃車で家帰る時の感じに似てる。
どんな例えだ。
関係ないが、4日後くらいに
仕事でいとこんち10年ぶりくらいに行く。
蝦夷聞きたかった度★★★★☆


2004/08/20 23:01

すごいねえ

駒大苫小牧。優勝しちまったい。
それまで全く見てなかったが
今日はちょいと見たくなった。ええ、ミーハーですから。
買い物行ってたんで見たの6回くらいからなんだが
その時点で9対8。
打ちすぎだろ、などと思っていると同点。
んで次の回に逆転。
バントで「ボールは切れ・・・ない!」となると
2chで「魔法キターーーーー」などと大量に書き込み来たから
何かと思ったら、済美の歌ね。
初めて歌詞見たけど、とんでもない歌だな(笑)
最終回では久々に体に痺れが。
あんだけお互いボコボコ打ってて
野球の試合としていい試合とは言えんのかもしれんが
いろんな意味ですごい試合だった。
こちらも楽しませていただきました。
みなさんありがとう。
んで駒大、おめでとう。

本日のBGM:In the Soup「東京野球」


2004/08/22 16:10

お遊び

昨日実家で7時に起きて
車で1時間20分ほどかけて法事に行き、
3時ごろ実家に戻って、
そのまま帰札して飲み突入。
ダメージが思ったほど残ってないのが不思議だが。

さて、蝦夷レポ書き上げる前に
お茶を濁すつもりで
ちょいとしたお遊びをやってみました。
某RSRファンサイトで毎年やっている企画のパクリ。
妄想タイムテーブル。
「来年はこんな感じでどうよ?」みたいなタイムテーブルを
自分で勝手に考えて作る企画なんですが、
面白そうだなーと思ったんで思わずやってみました。
やりだすと面白いんだ、これが。偉大なる自己満。
んなわけで、暇な人はよければ覗いてってくださいまし。
予想:希望=4:6くらいの割合で作ったつもり。
ちなみに、以下の点は基本的に考慮しておりません。
・WESSの予算
・時間帯ごとのかぶり具合
シャレなんで、ダメ出しはどうかお手柔らかに。

○1日目
●SUN STAGE
15:00 怒髪天
16:20 KEMURI
17:40 SOUL FLOWER UNION
19:00 佐野元春
20:20 東京事変
21:40 JUDE
●EARTH TENT
15:10 Hawaian6
16:10 LUNKHEAD
17:20 スネオヘアー
18:30 THE COLLECTORS
19:40 POLYSICS
20:50 レミオロメン
22:00 特撮
●RED STAR FIELD
15:15 BEGIN
16:25 Orange Pekoe
17:35 GREAT3
18:45 ZOOBOMBS
19:55 遠藤賢司
21:05 THEピーズ
23:00 吾妻光良&The Swingin' Boppers(for CAMPERS)
0:10  SPECIAL SESSION Concept of BUCK JAM TONIC(for CAMPERS)
●MOON CIRCUS
15:30 スカポンタス
16:40 FREETEMPO
17:50 DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN
19:00 NIRGILIS
20:10 OOIOO
23:00 田中フミヤ(for CAMPERS)
0:30  Fantastic Plastic Machine(for CAMPERS)
●GREEN OASIS
15:30 ゲントウキ
16:40 オーサカ=モノレール
17:50 SOFFet
19:00 THE PLAYMATES
20:10 インビシブルマンズデスベッド
21:20 THE COLTS
23:00 ロマンポルシェ。(for CAMPERS)
1:00  鳥肌実(for CAMPERS)

○2日目
●SUN STAGE
13:00 東京スカパラダイスオーケストラ
14:20 ケツメイシ
15:40 GRAPEVINE
17:00 LOVE PSYCHEDELICO
18:20 奥田民生
19:30 Cocco(BREAK TIME)
20:30 THE HIGH-LOWS
21:50 スガ シカオ
23:10 YOSHII LOVINSON
1:00  BRAHMAN
2:20  BUCK-TICK
3:40  TOKYO NO.1 SOUL SET
5:00  くるり
●EARTH TENT
13:00 HALCALI
14:10 10-FEET
15:20 スキマスイッチ
16:30 HEATWAVE
17:40 あぶらだこ
18:50 Ken Yokoyama
20:40 MAD3
21:50 少年ナイフ
23:00 LOUDNESS
0:40  fOUL
1:50  the band apart
3:00  ストレイテナー
4:10  BEAT CRUSADERS
●RED STAR FIELD
13:00 YO-KING
14:10 MAMALAID RAG
15:20 小島麻由美
16:30 スチャダラパー
17:40 100s
19:40 七尾旅人
20:50 CRAZY KEN BAND
22:00 THE GROOVERS
23:10 downy
0:20  THE JERRY LEE PHANTOM
1:30  ASA-CHANG&巡礼
2:40  ROSSO
●MOON CIRCUS
13:00 熱帯JAZZ楽団
14:10 Dry&Heavy
15:20 BAGDAD CAFE THE trench town
16:45 赤犬
18:20 SKETCH SHOW
21:00 LOOPA NIGHT
     TAKKYU ISHINO/DJ TASAKA/TOBY/KAGAMI/
     電気グルーヴ[LIVE]
●GREEN OASIS
13:00 nobodyknows+
14:10 ロゼッタガーデン
15:20 GONTITI
16:30 小谷美紗子
17:40 Studio Apartment
21:00 LONDON NITE
     大貫憲章/ヒカル/稲葉達哉/Dr.IHARA/Katchin'/SHOJI/
     YOSSY/U-ICHI/RYO/藤井悟(CALIBIAN DANDY)/
     増子直純(怒髪天)/MAGUMI(LA-PPISCH)/
     LAUGHIN' NOSE[LIVE]

本日のBGM:髭楽団「君に会いに行くまでの唄」
この前出たミニアルバム「Squall」収録。ボーカル入りナンバー。
MOONではやっぱ、ルーツスカというか何というか
そこらへんの音が似合う。
一昨年のデタミやスカイメイツ、んで髭。
酒飲みながら聞くといい感じとか言うけど
1杯でも飲んで踊るとすぐ酒が回るのであんま飲まない私。


2004/08/26 01:20

追いやられる

今日はピカソ展が最終日だったんで
見学に行ってみた。
だが、それがまずかった。
無理してでも金曜あたりまでに行っとくべきだった。
まず家出たら北海道マラソンで道路封鎖。
忘れてたーと後悔しつつ、何とか迂回。

やっとこさ会場着いたと思ったら
予想してたより人多い。
ある程度は予想してたけど、ひでえ。
何とか見てはきましたし、
ゴッホ展時よりも格段に展示内容はよかった。
だが、あれは絵を見る環境じゃねえ。

走ってる人が一生懸命なこと、
それを応援してる人の気持ち、
最後だから見ておきたいと思う来館者の皆さん。
そして俺も同じように見に行ってるということを
ひとまず全部横っちょに置いた上で言わせて。
邪魔。うぜえ。どけ。

こういうの、ライブの騒音とかと一緒で
関係ない人にしてみたら不快きわまりないが
当人たちにとってはこの上ない楽しみなんだよね。
このバランス難しいやね。

いっつも行ってる中古CD屋が今日までセールだったので
とりあえず2枚ゲット。
スネオヘアー2ndと、行方知レズってバンド。
ちなみに渋さ知らズとは関係ない。
これ、結構カッコいいわ。
ノリよくてホーン入ってて酒ヤケしたような声で、
最近勝手にしやがれが一押しの俺にはなかなかいい感じ。

最近小腹がすくとコンビニでおにぎり買ったりするのだが
ローソンのおにぎり屋の生たらこは絶対うまい。
とんかつもいいが、ちょい高めなのがネック。
あと漬まぐろって最近見ないが、季節もんなのかな。あれもいい。
セブンなら鮭わかめをよく買う。
そう考えると、セイコマには一押しがない。
何か他におすすめあったら教えてプリーズ。

再来月に京都で学会あるんだが、宿が皆さんと別になりそうでちょいピンチ。
行かないわけにいかんしなあ・・・。

本日のBGM:SHIGERU FOREVER「旅に出よう」
誰やねん、と思った人へ。
ニューロティカトリビュートで、ボーカルにチバユウスケ、
バックをロティカの皆さんが務めた曲です。
こういう一見つながらなそうな組み合わせがあるから
トリビュートは面白い。
別に原曲よりよくなるなんて期待はしてませんから、
面白いもんを聞かせて、というのがあっしのスタンス。
しかしチバの声はメジャーコード系だと泣けるなあ。
歌詞もまんまだし。時速8キロで走るだけとか、パラダイスはお前とか。
にしてもチバは最近何してんだ?


2004/08/29 22:12

ほんとにどうでもいい話

今日、BOOK OFFに行ってみた。
CDを物色していた。
そこにあった松井常松のアルバム「ソング オブ ジョイ」が
「インリン オブ ジョイトイ」に見えた。

病んでるのかなあ。

いや、それよりブラーのベストを邦楽コーナーに置いてる
あそこの店員の方が問題だ。

本日のBGM:Hoggboy「call me suck」
ご存知RSRサンステのオープニングSE。
といっても当然使われてるのは一部ですが。
やっぱ「古い灯台」がいいって意見が多いですが
これも慣れてくるといいもんです。
ちなみに彼ら一昨年か去年くらいにデビューしたイギリスのバンドで
ストロークス、ホワイト・ストライプス、ヤー・ヤー・ヤーズなんかとも
ツアー回ったことあるらしい。なかなかいいよ。
アルバム「or8?」収録。


2004/08/30 21:30

RSRレポ初日・1

切望されたから、というわけではないが(笑)
あっしの記憶がこれ以上薄まらないうちに書きます。
さあ、今年も長いぞ。
ひとまず初日分を。

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起床時間6時半くらい。
前日に準備はほぼ済ませておいたので、あとは出るだけ。
予報通り、雲行きいとあやし。
「雨がなんぼのもんじゃい」と気合を入れ
コンビニでコーヒー買って出向。

早いにこしたことはないと思いつつ
7時くらいに出たんだが、
よく考えると1人での参戦は初めて。
渋滞なってたら車中ヒマだなあ、と思っていたが
さすがにこんな時間から来る奴はまれなのか、
例の交差点付近までスイスイ来れた。
しかし、車少ないなら少ないで問題あり。
駐車場の位置はっきり覚えてなかったんで、微妙に迷う。
案内板に沿ってグルグル回って行ったら
そこは駐車場キャンプの場所だった。
しゃあないので警備のおっさんに道聞いて
何とか第一駐車場に到着。
にしても、車まだ少ない。やっぱ早めに来て正解。
とりあえず会場に近い位置に車キープし、会場へ。
しかし、地獄はここからだった。

右手に寝袋、肩にカバン、そして左手にテント。
覚悟はしていたつもりだが、重すぎ。
んで列がちょびっとづつ動くもんだから
ゆっくり休む暇もない。
それでも間がある時は、寝袋の上座って5分ほど寝てしまった。
入場できたのは開場からわずか15分ほどしてから。
この時点で今日の標語に「早起きは三文の得」が認定された。
しかし、次はテントサイト場所取り待ちがあった。
この時、1人で来ることのネックは
荷物が重いということより、荷物番してくれる人間が誰もいないと
いうことだと気づく。
しゃあないので荷物3つ抱えて列に並ぶ。
ゾーンはいくつかあったが、
当初の予定通りレジャーサイト後方のどこか、に狙いを定める。
やはり通路側は人気があるのか、
一番左のキタキツネゾーンは埋まっている。
ならば、ということでその横のユキウサギゾーンを狙う。
しかし並んでる最中次々場所が埋まってくのを見るのは
何ともせつないもんだ。
何とかやや前方をゲットし、場所書いた紙持ってそこへ向かう。
この時点で12時過ぎ。
さて、テント設営のため知り合いを呼び寄せるが
向こうは向こうでテント設営があるようで、すぐには来れない。
ちょっとでも組み立てようと試みるが、どうもおかしい。
明らかにポールの数足りない感じが・・・。
やっと知り合いが来てくれたはいいが、
3人揃っても一向に組み立て方がわからない。
「これおかしいよねえ」「絶対部品足りないよね」などと話していると
とうとうきたよ。
蝦夷神話ついに破れる。降雨。
本人に全く非がないのをわかっていつつも、
正直ちょっとU・B殿を呪った(苦笑)。
仕方ないので、荷物だけでも置けるよう
形だけでもテントっぽくする。
時間はもう14時近く。
この時点で、グッズ早めに買って
ちょいと休んでから見に行く計画はボロボロ。
とりあえず雨の中、カッパ着て急いでグッズ買いに行く。
Tシャツ数枚とパンフ買うと、もう15時過ぎ。
やばい!

15:15 ハナレグミ〜POTSHOT〜ハナレグミ

雨の中REDに着くと、もう始まっている。永積タカシ音タイム。
「レター」だ。
太陽を歌ったこの曲。
青空の下で聞けたらどんなに気持ちよかったろう。
だけど永積の優しい声は、雨に消されることもなく
少しずつ俺らをホットにしてくれていた。
曲が終わると永積「ばんそうこう取れちゃったよ」
ていうか、ばんそうこう付きで出てきたんかい。
「さらら」の演奏あたりで、心なしか雨が弱めになった気が。
そうこうしてると警備のバイト君が大音量で
「通路を塞がないで下さーい!」
今年のレッドは橋渡って正面付近にあるので
あまり人大杉になると通行できなくなるのだ。
にしても、永積のMCよりデカイ声出すもんだから
思わず永積が「つうろをふさがないでくださーい」と
ギャグっぽくリピート。
そしてそのバイト君に「じゃあ君にこの曲捧げるよ!」
次の曲に突入した頃、テントに忘れモンしたことに気づく。
いつもならきっちりステージ見てから行くんだが、
雨と雑音でテンション盛り下がり気味だったってのもあり
一旦テントへ戻る。

橋渡ってサンステ横の土手まで来ると、POTSHOTが演奏中。
雨だろうがお構い無しの大騒ぎステージを眺めつつテントへ。
テントから出ると、丁度ラス曲「CLEAR」
一発目ポットショットは地味じゃねえ?とも思ったが
この雨吹き飛ばすのには、この「楽しく行こうぜ!」という
ドンチャン騒ぎテンションがうってつけだったかも、と
土手を歩きながらしみじみ思う。
気づけば、雨はほぼ止んでいた。

再びREDに戻り、そこで鳴ったのが「家族の風景」
思えば今年はどうにもできない諸事情により、
RSRドタキャンという最悪の可能性も前日まで残されていた。
何とか大丈夫そうな感じではあったが、前々日ほどに話した時
親父が「当日まで何ともなければ、あとは俺が何とかする」
そう言ってくれた。
俺や弟がRSRをどれだけ楽しみにしているか知っていたお袋は
横でほっとした顔をしていた。
社会的に見て正しい行為とは言えないかもしれない。
だけど、息子のわがままを飲み込んでくれたことが
本当にうれしかった。
そんな事を思い出して、俺は泣いた。
永積は歌う。

友達のようでいて 他人のように遠い
愛しい距離が ここにはいつもあるよ

ラストは「ハンキーパンキー」
彼の言葉は胸を「突き刺す」のではなく
そっと胸を打つ「温かな力強さ」がある。
その極致がこの曲だ。

ハンキーパンキー 楽しいと
素直に言えるほうが素敵だよ

ホットな音タイムは、雨上がりとともに幕を閉じた。
ありがとう、永積タカシ。
そして改めてありがとう、親父とお袋。


音タイムが終わったとこで、こっちは近くの店で喫煙タイム。
横の兄ちゃんが灰皿貸してくれ言うんで貸す。
んでちょいとトーク。
ユダやハイロウズ目当ての、今年初参戦の高校生らしい。
待てよ、高校生?オイ!
飯食う時間まではなかったので、そのまま再びレッドへ。

16:25 Bonnie Pink

人多くて前の方までは行けず。
近くでボニーさんのご尊顔拝見したいとこだが、仕方ない。
やや後方からまったり聞くことに決定。
アコースティックな感じの構成でボニーさん登場し、
一発目は「Evil and Flowers」
ピアノバージョンでしっとりと歌い上げる
同名アルバムのタイトルチューン。実は5〜6年前の曲。
これはもしかすると・・・と期待が高まる。
ハナレグミの時はバイト君などの雑音が多かったが、
今回は通路から遠めのとこにいたので、歌声もよく通る。
しばらくまったりと聞きほれていると、
聞いたことのあるイントロが。
来た。来てくれた。歓声が上がる。
「Heaven's Kitchen」

創らなきゃだめ あげる
私がスペシャルな歌を歌ってあげる

そう、こんなスペシャルが何度でも起きるから
俺はRSRが大好きなんだ。
ここでMC。
「晴れたねえ」
雨止んだだけで、まだ晴れてないんすけどね(苦笑)。
「あたし、晴れ女だから」
うそお?どう考えてもイメージは逆だべ。
そうか、「It's gonna rain!」の肝は
雨が降りそうってとこじゃなく
「大嫌い 雨なんて チャオ チャオ」のとこだったんだ。
さて、バンドメンバー紹介だが、
まずベース。あのおさげ絶対見たことあると思ったら
予想通りGREAT3の高桑圭。
「明日出る人で・・・」と言って紹介されたのが
ギター:EL-MALOのアイゴンこと會田茂一。
キーボード:今回ニートビーツサポの奥野真哉。
おいおい何だこの豪華な布陣。
はあ〜と思ってメンバーの顔見回してると
ボニーさんがアコギを手に取る。
「『Ocean』という曲をやります」
ニューアルバム「Even So」収録のポップナンバー。
曲の冒頭のように太陽が射すには
まだ時間がかかりそうだったが、
見えない太陽が見えてくるような錯覚を覚えた。
最近の曲を2曲ほど披露したところで、
「かおりです」
一瞬は?と思ったが
「浅田香織です・・・本名言っちゃった」
そんな名前だったのか。何か萌え(殴)
「次が最後の曲です。ありがとうございました」
当然「え〜〜〜〜〜〜」
だってまだ30分弱しか経ってないぞ。
惜しみつつもラストは「Private Laughter」
「Even So」冒頭を飾る曲。
ハンドマイクでゆらゆら動きながら歌うボニーさん。
雨上がりで体が冷えても、
最後には皆が「laughter」になれるような
温かい瞬間がそこにあった。
ありがとう、香織ちゃん。もとい、ボニーさん。


2004/08/31 23:14

RSRレポ初日・2

さて、次レッドではクラムボン。
見事初日の目当ての3分の2をかぶらせてくれたウェスを恨みつつ
サンステへ向かう。
丁度シャカラビがラス曲「G☆S☆G」演奏中。
ステージを熱心に見ようとは思わなかったが、
実はこの曲と「Pivot」は結構好きだったりする。
UKI結構かわいいなーなどと思いつつテントへ行き
パーカーに着替える。
時間が多少空いたので、テントサイト横で
民生の看板立ててる広島お好み焼屋で栄養補給。
正直「うまい!」と言えるほどでもなかったが
とりあえず何か腹に入れないと夜まで体がもたん。
食ってると、また雨。
いい加減にしてくれやと思いつつスタンディングへ。
雨足は強まり、細かい雨がサーーーッと降り続く。
おまけに機材チェックで20分ほど押す。
雨に耐えつつ、その時を待つ。

18:00 岡村靖幸

「ねえねえ岡村ってさあ」
「ねえねえ岡村ってさあ」
「ねえねえ岡村」「ねえねえ岡む」「岡村」「岡村」
「ねえねえ岡村ってさあ、何かやだと思わない?」
女子高生(かどうか知らんが)のボイコラが響き渡る。
バスドラの重低音がズンズン響く中、2人のダンサーの登場。
しばらくダンス披露した後、
ついに降臨!・・・って、デカッ!!
太った太ったと聞いてはいたが、こんなにかい!
しかもその服(ベージュのシャツに黒っぽいズボン)
それでメガネかけたら村上隆じゃん!
色んな意味で度肝抜かれる。1曲目は「ア・チ・チ・チ」
すると今度は岡村ちゃん、ダンサーと共にブレイクダンス。
正直、笑ってしまった。
だってあの巨体がすげえ華麗な動きしてんだもん。
最初はそちらばかりに気をとられていたが、
さすがに岡村ちゃんが歌い始めると耳に神経が行く。
しかし、バスドラの重低音がやたらデカくて
ボーカルがあまり聞こえない。
特に高音部は辛そうだったのだが、
PAが悪かったのか岡村ちゃんの喉が調子悪かったのか。
CDで聞いた時はこんなもんじゃなかったぜ?
それでも、岡村ちゃんのステージはやっぱり凄かった。
繰り返し「北海道ベイベー!」とシャウトし
きっちりコール&レスポンスをあおる。
曲は「モン・シロ」「ステップUP」と続く。

びしょ濡れでいいじゃない 手を繋いで歩きたい

何とこの場にぴったりな歌だろう。
要所要所でブレイクダンスを挿みつつどんどんライブは進み、
「ミラクルジャンプ」ではギターをかき鳴らす。
後半ではいつの間にか、
「I'm Jampin' Jack Flash It's a gas,gas,gas」と
かのストーンズの名曲へと繋げたりするお遊びも。
そうこうしてると突然岡村ちゃんがドラムの横へ座ってしまった。
スクリーンにはっきり顔が映るのだが・・・
疲れてるーーーーーーーー!!!(うすた京介風に)
タオルで汗ふいてゼエゼエいってる!!
どっからか「がんばってーー!」の声。
どんだけネタ提供すれば気が済むんだ!?
岡村ちゃん休憩中はDJがコール&レスポンスで繋ぐ。
会場がビミョーな感じで盛り上がると
岡村ちゃんも笑顔で拍手。

もうすぐオーラスと思っていると、聞き覚えのあるイントロ。
往年の名曲「だいすき」が響く。
一気に会場がヒートアップ。
「君がだい・す・き!!」の大合唱が響く中、ふと後ろを振り返る。
いつの間にか雨は止み、西の空には炎のように赤い夕焼け。
サンステもスタンディングゾーンも真っ赤に染まっている。
ほんのさっきまでざんざん降りだったんだぜ?
本当に岡村ちゃんが太陽を呼んでくれたんだ。
こんなことってあるんだ。
頭上を鳥が飛んでいった、2001年スピッツの「8823」
「ふらふらと夜になる」2002年ミッシェルの「ドロップ」
「2愛+4愛−sunset」2003年スーパーカーの「Strobolights」
それらが全部吹っ飛んでしまいそうな、劇的な瞬間。
会場では「ヘポタイヤー」の大合唱。
往年のファンにとっては、どんなに幸せな時間だったろう。
それだけじゃ終わらなかった。
バスドラが大音量で響く中、かき鳴らされるアコギ。

「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」

往年のファンにも、10代の若者にも、
別に部活に燃えてたわけでなかった20代前半の俺にも響く
色あせない青春賛歌。

寂しくて悲しくて辛いことばかりならば
あきらめてかまわない 大事なことはそんなんじゃない

青春って1,2,3,ジャンプ。
いいことばかりじゃなかったが、
今となっては「懐かしい」と笑えるような
中・高時代を少しだけ思い出して、また泣いた。
冒頭で歌詞間違えたのもご愛嬌。
岡村ちゃん、幸せな時間をありがとう。


時間はもう19時近く。
ギリまで何見るか迷ってたが、
こりゃユダも押すな、と踏んだ俺はGREENへ。
さすがグリーン、きっちりオンタイムで開始。

19:00 SPARTA LOCALS

グリーンはステージが低く、後方からだとよく見えない。
とりあえず音聞ければいいと思い、やや後方に陣取る。
そしてメンバー登場。
(分かったのは後日だが)1曲目は
ニューアルバム冒頭を飾る「ウララ」
理屈とか不安とかゴチャゴチャしたこととか
考えたってしょーがねーじゃねえか、
でもそれは決して、諦めでもなければ
無批判なプロテストソングでもない。
そんな風に思わせるのがスパルタローカルズ。
安部コウセイのくせのある声と
ニューウェーブのノリの甲高いギターが絡み合い
じわじわと観客に火をつける。
そしてそれは2曲目で一気に爆発。
「トーキョウバレリーナ」
徐々にダメージをくらい出した足で飛び跳ねる。
グリーンはハコの具合も丁度いい感じで、
音の返りも決して悪くない。
ただ静かになると、サンステの音がモロに混ざるのが難点。
思わずコウセイも「横うるさいなあ」などと呟く。
見るとスクリーンにはベンジーが。もう始まったんだ。
それを尻目にライブはどんどん進むが、
いかんせんニューアルバム聞いてないので
反応しきれなかったのがすごく悔しい。
でも一つ言えるのは、
「終わったらCD買いに行こう」と思わせるに十分なほど
曲もステージも素晴らしかったということ。
そして何より、コウセイが時たま見せる鬼気迫るテンション。
ラストの方ではアゲアゲの曲が続き、
曲知らなくても体が反応する。
このバンドは、歌詞や声はもちろんだが、
この「体が勝手に動く」ような
単純なタテノリでない面白いリズム感を作り上げているとこに
大きな魅力があるんだな、と実感。
終盤、ふとコウセイが喋りだした。

「俺さあ・・・俺さ・・・・・・
何か鉄砲でバンバン撃ってさあ・・・血がビューって出てさあ・・・
もういらんやん、そんなん。何か倒れてる人おるしさあ」

失神したのか、前方で客が担ぎ出されていく。
コウセイが指でVサインを作る。
「ピース!!」
スパルタの知名度をほんの少しだけ上げた、
定番曲がラストを飾る。
平和な日々に泣き笑いし、排気ガスを吸い込んで笑う。
どんなゴチャゴチャがあっても、こう言っていたい。

“なんだか幸せさ”

Vサインを掲げ、コウセイはステージ下に落ちて見えなくなった。
素晴らしいステージを見せてくれたメンバーに捧げよう。
「ピース!!!」


19時45分ごろ。JUDE演奏中。
サンステ右側の喫煙所で休憩していると、
聞き覚えのあるイントロ(この言い回し何回目だべ)が。
「カリブの海賊の宴会」
ゾクゾクするインスト・ロックンロール・ナンバー。
思わずレジャーサイトへ駆け込む。
運良くこれを聞けたことに感謝。
ベンジー「全員でぶっ飛ばそうぜ」
続くナンバーは「DEVIL」
前半どんなステージだったかはわからないが、
これを聞くと「前の方で見たかったかなあ」と思う。
そうこうしてるうちにグリーンの開始時間が迫る。
あまり前の方に行くと出られなくなると踏んでいたので、
次の次のことも考えて中〜後方から見ようと決めてはいた。
とりあえずステージで何やってるか見えればいい、と。
だが、状況はそれどころではなかった。


2004/08/31 23:16

RSRレポ初日・3

20:10 グループ魂

開始15分ほど前。人が大量にあふれている。
とても中に入るのは不可能。
ギリギリで顔が見えそうな位置に来たが、
その後もわらわら人が集まり、
気づけばとんでもない状況に。
ほぼ時間通りに、ステージには港カヲル(皆川猿時)が登場。
「おっぱい元気ー?」
「イエー」
「イエーじゃないでしょー!?『おっぱい元気ー?』ときたら
『プルーンプルーンでしょー!?」
「(笑)」
「おっぱい元気ー?」
「プルーンプルーン!!」
「バカかお前ら!!」確かにバカだ。
そしてカヲルの紹介の後
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ・・・」
「魂の一曲目」冒頭の声が響くと
会場が盛り上がりを超えてむしろヤバ気な状態に。
そしてメンバー登場。
ステージはよく見えなかったが、
破壊(阿部サダヲ)の怒号でとうとう周囲のテンションがピークに。
「お前ら全員!!就職しやがれエエエエーーー!!!」
「Run魂Run」冒頭の爆走ナンバー「就職しやがれ!!」
俺もテンションがかなり上がり、後方で飛び跳ねていた。
そのまま「グラビア29時」に突入。
そしてここで事件が起こった。
いきなり曲が中断。何かと思うと、
どうやら前で将棋倒しが起こり、かなり危険な状態らしい。
「倒れてるやつはいないか!?死人出したくねーよ!!
そんな思い出作りたくねーよ!!」
なだめるつもりだった破壊だが、騒ぎはおさまらない。
俺も最初は笑い混じりだったが、明らかに異常な空気。
ヤバい。これマジだ。
そのうち破壊が静かに

「えー・・・すいません。中止です」

客は「えーーーーーーーーー!!!!!」
オイオイオイ、と思っているとスタッフが出てきて事情説明し
客を一歩ずつ下がらせる。
よっぽど前の方きついのか、
ぐったりした顔で後方に移動する人が大量発生。
やっぱりグリーン狭すぎだったんだよ。
バンドの雰囲気とステージの雰囲気ってのはわかるけど、
こんな状態になってまで同じこと言ってられるか?
何分かしてようやく客が若干落ち着いてくる。
キレて帰っちまったんじゃ・・・と心配だったが
メンバーは戻ってきてくれた。
「えー改めまして、グループ魂ですっ!(恐縮気味)」
ふっと笑いが起こる。
「えーさっき中断した曲はねっ、家帰ってCDで聞いてくださいっ!」
「倒れちゃった子にはね、
やな思い出の曲になっちゃったかもしんないけど」
「何かあったら、後で怒られんの俺らだからさ」
一言一句覚えてるわけではないが、こんな風に
やりづらい空気を破壊が和ませてくれた。
そして何とかステージ再開。まずメンバー紹介。
「破れるに壊すと書いて、破壊です!」
「暴れるに動くと書いて、暴動です」
「冬のソナタと書いて、バイト君です!」
ちなみに暴動=宮藤官九郎、バイト君=村杉蝉之介。
そして破壊がサンステの方を見て
「今向こうのステージで、チャーさんがやってます!
チャーさーん!!」と叫ぶ。
本来この時間には丁度チャーがやってるはずなのだが
時間押し気味だったせいで、まだライブ始まってない。
あらあら、と思っているうちに「チャーのフェンダー」開始。
それが終わる頃にはまた客がつまってきたらしく、
「皆一歩づつ下がろう!せーの!」
客「一歩!」
続く「東北の魂」では、曲前に「前じゃなくて縦に、縦に飛ぼう!」
適度に盛り上げてなだめる。
会場も徐々にいい雰囲気に。
「煮物牛タンダニエルカール」というバカ歌詞にのって
向かって左のバイト君は「人」
真ん中の破壊は「愛」
右のカヲルは「祭」と書いたうちわを持って踊る。
それが曲の最後には「愛」「人」「祭」に。
おなじみ「竹内力」も披露。
「えー力さん、今週はVシネマの試写会と・・・」のくだりを
きっちりやってるのが偉い。
んで、長めのコール&レスポンスタイム。
松山千春とか大泉洋とか
中島らものらもはラモーンズじゃねえとか
ナーナナナナーナナナナーナナナーナナナー、ナナナナー♪
というコール&レスポンスの最中に
「おかしい奴が一人いる!」と全員を確認し出し
実はカヲルが「おらこんな村ーいやだー」と歌ってたりとか
細かいネタ多すぎて、もう思いだせん。
他のやりとりだと
「後ろの方見えるー?」
「見えなーい!」
「見えない?ごめん、俺163だからさ」
などとちょいと哀愁漂うものも。
そして「30代以上の奴手挙げろー!」
来た、「Over 30 Do the 魂」
世の中にセックスソングは数あれど、
オ○ニーソングはなかなかない。
大体「シコる or NOTシコる」って何だよ。
ポップジャムでこれ歌えば面白かったのになー(無理)
さて、大荒れだったステージも「グループ魂のテーマ」で閉幕。
「今年はこれで仕事納めでございます!」
もちろんグループ魂名義では、ってことね。
「仕事くだせい!田んぼを返してくだせい!」
ごめん、そのネタ去年氣志團がやった。
カヲルが三三七拍子でしめ、「カムサハムニダー」などと
言っている頃、もう時間は20時55分ほど。
またしても時間がない。
さらば、大人計画軍団。来年はもっとデカいステージで会おう。


ここから決死のマラソン大会。
何せグリーンからムーンったら端から端。
でも本日のメインディッシュを逃すわけにはいかん。
途中歩いたが、7〜8分ほどで到着。
人間やればできる。
いざ、怪しげな香りが立ち込めるムーンへ。

21:15 V∞REDOMS

機材チェックで若干押すが、10分くらいは想定のうち。
そのうち暗いステージに、ふらっとEYヨが現れる。
歓声が上がるが、もちろん笑って答えるようなキャラではない。
何やら電球?のようなものを両手に持ち、
それを振り回すと片方からは唸るような轟音、
もう片方からは金属音のような高い音が鳴る。
あの物体そのものから音が出ているのか、
EYヨの動きに合わせて音を出しているのかはわからなかったが
そのパフォーマンス・・・いや、
パフォーマンスと呼ぶのも軽いと思うくらい
すさまじい動きを見せる。
時には体をのけぞらせ、生声で獣のような叫びをあげる。
何だ、これは?
俺は一体、何を見てるんだ?
そしてYOSHIMI、ATARI、YOJIROの3人のドラマーが登場し
徐々にはっきりしたグルーヴとなって展開されていく。
やがてEYヨは光る物体を置き、サンプラーをいじり出す。
4人は客席側を向いてはいない。
向かって左寄りの位置にドラム3台とサンプラーが
それぞれを角として正方形型に中心を向いて置かれている。
絶え間無く繰り出されるノイジーな音とドラム3台分のうなり。
PAテントには、緑のレーザーが心電図のように映し出されている。
そこで起こっていたのは、ミュージシャンと観客の
コール&レスポンスで成り立つような、
直接的なコミュニケーションとは違った。
かといって、いてもたってもいられない衝動につき動かされ
感情をひたすら吐き出すようなライブとも違う。
U・B殿がちらっと言っていたが、
ボーカルにはいわゆる「トランス型」というのがいる。
ライブになると、何かにとりつかれたように
激しいパフォーマンスを見せるアーティスト。
甲本ヒロト、増子兄弟、ミネタカズノブ、
さらにエゴラッピンの中納良恵なども。
だがEYヨのそれは、「とりつかれたように激しい」のではない。
明らかに「何かとりついている」のだ。
まるで何かが降りてくるのを待つような、
あるいはそこに「もうひとつの宇宙空間」を作り上げるような
そんなライブは、もはや普段見ているような「ライブ」とは
明らかに異質なものだった。
どこかの宗教的儀礼のような、そんな感じさえした。
時たまEYヨはサンプラーから離れて、激しい動きを見せる。
ヨシミはコーラスを入れたり、時には悲鳴をあげるように叫ぶ。
その間ドラムはずっと叩きっぱなし。
そしてEYヨが前に出てきたかと思うと、両手を広げ
「サーーーーーン」とレスポンスを求める。
観客が同じように手を広げ「サーーーーン」と続ける。
その全てが集まって何か得体の知れないものに昇華され、
MOON CIRCUSは一つの異空間と化していた。
気づけば80分近く経過しており、4人がステージを去っていく。
感動ではなかった。
とんでもないものを目の当たりにしてしまった後の
何ともいえない感覚だけが残った。


こりゃハイロウズ終わってるなあ、などと思いつつ
テント方面に向かうと、電話が鳴る。
U・B殿が到着したようだ。
祭太郎こと太鼓叩きの彼がいるあたりで待ち合わせ。
しかし兄さん、サンダルですか?
テント事情を説明し、とりあえずテントに向かう。
現場に着くと大笑い。
「インディアンのテントみたい」と言われる。確かに。
でもあんた、これ作んのだって結構手間取ったんだよ(苦笑)
U・B殿はグリーンへ向かう。
俺はそろそろ疲れがきてるので、とりあえず一休み。
23時をいくらか回ったところで、グリーンへ。


2004/08/31 23:17

RSRレポ初日・4

23:10 Comedy Club King

そもそもどんなステージ見せるのか
全く想像つかんかった彼ら。
行ってみると、なにやらスクリーンに映っている。
おいおい、何だこのシュールな世界は。
コラージュされた色んな映像に合わせセリフが流れるんだが、
さすがスネークマンショーというべきか、
ヴォアとは違った意味でものすごいもんを見た。
下ネタやら風刺ネタやら織り交ぜつつ
次から次へ映像でネタが披露される。
文面だけでは伝わりにくいのだが、例えば・・・
ブッシュの演説の同時通訳ネタ。

「我々は正義のための戦いをしているのであり」
「我々は自分のための戦いをしているのであり」
「これは自由のための」
「これは自分のための」
「戦いだ」
「選挙運動だ」
「ありがとう」
「どうせバカだよ」

他にも座薬ネタなど色々あるんだが、
この手のもんはあんまりネタバレもあれなんで
この辺にしておこう。
そうこうすると自衛隊ルックの男が2人出てきて
サモアでの自衛隊コントを繰り広げる。
「多国籍チンコ」て。いや、間違ってないけど(笑)
そのうち2人が言い合いしだして
「小泉チンコがそう言ってんだからしょうがねえだろ」
「ではブッシュチンコはどう言ってるのでありますか」
「小泉チンコが言ってんだよ」
「ブッシュチンコが」
「小泉チンコが」
「ブッシュチンコ!」
「小泉チンコ!」
いつのまにやら2人で大合唱。
スクリーンには鼻がチンコになったブッシュと小泉。
「ブッシュチンコー!!」「小泉チンコー!!」
「どうした、恥ずかしがるなー!!」
そうだ、新聞の風刺マンガとかでもそうだけど
偉いもんがドジふんだりこきおろされるような瞬間って、
笑いが起こる一番わかりやすい瞬間のうちの一つだってこと。
にしても、小学生の会話でも
ここまでチンコチンコ出てこないだろうなあ(笑)
正直もうちょっとこのバカバカしい世界にいたかったが
次のステージが迫っている。
去ろうとすると後ろから「おらこんな村ーいやだー」
何で一日二回も聞くようなことになるのか(笑)


0:10 BUCK JAM TONIC

そろそろ眠気が襲い始めた0時過ぎ。
1発目に出てきたのは御存知達也と、元フリクションのレック。
言ってみれば2人のタイマンです。
途中ジミヘンの「FIRE」をカバーしたりと、
見せ所はそこそこあり。
次の「北海ミーティング」では
キュウ、アイゴン、奥野ら道産子軍団。
もう一人いたんだが、誰かまでは確認できず。
んでおなじみ、常連軍団のセッション3。
太鼓バカ一代・達也、変態バイオリニスト・勝井、
見た目ヤクザのスカパラリーダー・冷牟田さん、
ホームベースキーボード・沖さん、
顔面とんかつソース・田島、巨体サックス・田中邦和。
実は勝井がこの軍団に絡んでくるのは初めての気がする。
それだけに結構楽しみにしていた。
結果的に勝井は音はもとより動きで目立ってた(笑)
冷牟田さんがずーっと同じペースでボンボボボンボボベース刻み、
達也はいつも通り暴れはっちゃく。
確かに面白かったことは面白かったよ。
レックや道産子軍団、勝井さんもいい感じで暴れてた。
だけど正直、何か物足りない。
なぜか。
「やりたい放題感」というか、「お祭り感」が去年より少ないからだ。

もともとこのコーナーは通称「達也祭」って言われるように、
2001年「NO YOUNG NO CRY(今のレッド)」で
サンとアース尻目にトッキーや加藤チャーハンらと
(解説:Tokieとスカパラ加藤の通称)
達也が暴れまくるあたりから始まった。
2002年にはROSSOが深夜に終わったあと
チバ、北原さん、加藤チャーハン、トッキー、
テルビリー、田中邦和、キュウ、遠藤ミチロウなどの
いわゆる住人の皆さんが入れかわり立ちかわりで
朝までセッションを続けた。
2003年は出番が初日の夜になったが、
山下洋輔というビッグゲストとのタイマンに始まり
北原さんやベンジー、キュウにテルビリーにチャーハン、
しまいにはガモーさん、沖さん、福士久美子や田島まで混ざり
わずかだがブランキーの3人が同じステージに立つような
「お祭り騒ぎ」感があった。
そう、このセッションには出す音と同じくらいに
「次は誰が来る?」とワクワクさせるような
「飛び入り」があってほしいんだ。少なくとも俺にとっては。
はじめっから「ここは誰が出る」とか
ガチガチに決まってちゃダメなんだ。
あえて弁護するとすれば、毎年同じ感じのメンツだし
今年は毛色を変えてみようとしたのか、
あるいは他に理由があったのか。
もっと言えば、セッション3は
去年レッドが押して、中止になっちまったセッションの
リベンジってのもあったのかも。
でもせっかくアイゴンや奥野、勝井が来てくれてるんだから
いつものように大人数でバカ騒ぎしてほしかったよ。


ちょいとばかし不満を残しつつU・B殿と合流しテントへ。
しかしあたりはとんでもない霧。とにかく寒い。
一服したあとテントへ戻り、寝る。
どうでもいいけど兄さん、そんなとこ足置かれたら
俺ハムスターみたいなかっこで寝るはめになるよ(汗)
起きないようにちょっとだけ足を移動させ(すんません)
就寝。時間は午前3時ほど。

あ〜したてんきにな〜あれ〜。


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我ながら、長すぎ(汗)
読んでくれる人いるんかなあ。
2日目は必然的にもっと長くなるか?
暇な方はどうぞ(滝汗)


2004/08/31 23:19


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