今回初めて、スタンディングゾーンに突入。
にしても、これはさすがにヤバい。
雨がなんぼのもんじゃい、といくら開き直ったつもりでも
さすがにヤバい。
ラストまでもつんかな。
大音量で民族音楽が流れ、スクリーンにはイメージ映像が。
去年の渋さ並みの扱いじゃないか。
「A White Deep Morning」からスタート。
ちょっと「TONGFARR」期待したんだけどな。
やや遠目で見ていたが
以前映像で見た通り、トシロウは取り憑かれたように
ステージ上を暴れ回る。
「CAUSATION」から「THE MIDDLE WAY」の曲を何曲か固め打ちした後
「DEEP」
よく考えたら、俺がカウントダウンTVか何かで
初めてこれ聞いてからもう5年になるんだな。
次から次へ曲が繰り出される間も、雨足は強まる。
ステージ下のカメラにも水滴がびっちり付いてるみたいで、
スクリーンにそれが映ると、雨の凄さが思い知らされる。
が、ステージのテンションは一向に下がる気配がない。
まるでブラフマンが雨を呼んでいるようだ。
そして「SEE OFF」の時だった。空が光った。
とうとう雷を呼んじまった。
「オオオオオオオオオ!!!」
トシロウが叫んだ。
間違いない。雷神が降りてきてる。
そのぐらい凄まじかった。
「雨の中、ありがとう」
トシロウが一言だけつぶやいた。
雨に耐え切れず、去っていく客も大勢いる。
俺も靴ん中はグチャグチャ。
でもまさかの「CHERRIES WERE MADE FOR EATING」
(1st収録のゴダイゴのカバー)披露や
「FOR ONE'S LIFE」「BASIS」の連発に
吸い寄せられるようで、離れようという気は全く起こらない。
「Far From...」の残響音が残り、気づくともうメンバーはいない。
また客がパラパラと去りだすが、
前方ではoioiコールが止まない。
今日のサンステはこれで最後だ。
もしかしたら・・・
・・・
大歓声。去ろうとした客も立ち止まる。
スクリーンには上半身裸のトシロウ。
なんちゅう筋肉だ。
一発目は「THAT'S ALL」続けて「THERE'S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE」
「A MAN OF THE WORLD」冒頭の2曲連発。
そういえば、あの曲まだやってない。
同アルバム3曲目のあの曲。
そして期待通り「ANSWER FOR...」
何と「A MAN〜」冒頭3連発という、普段じゃ絶対やらなそうな流れ。
再び暗転。
ふうと一息ついて去りかける。
前方で再びoioiコール。
まさか2回目はねえだろ。
そう思いつつ、やっぱり気になる。
ステージも片付けに入ってる様子はない。
・・・おいおいおい!
マジかよ!来たよ!
エゾでダブルアンコールなんか初めてじゃねえか!?
再びTシャツを羽織ったトシロウ。
「ROOTS OF TREE」から正真正銘ラストはなんと「ARTMAN」
最近全然やってないって聞いたのに。
トシロウはマイクを叩きつけて去り、
スクリーンにはステージに残されたギターが映され、フェイドアウト。
間違いなく、そこに神がいた。
時計は22時50分。
1 A WHITE DEEP MORNING
2 CAUSATION
3 (A Piece Of)BLUE MOON
4 DOUBLE-BLIND DOCUMENTS
5 CIRCLE BACK
6 DEEP
7 THE VOID
8 LOSE ALL
9 SEE OFF
10 CHERRIES WERE MADE FOR EATING
11 BEYOND THE MOUNTAIN
12 NEW SENTIMENT
13 FOR ONE'S LIFE
14 BASIS
15 FIBS IN THE HANDS
16 FAR FROM...
EN1-1 THAT'S ALL
EN1-2 THERE'S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE
EN1-3 ANSWER FOR...
EN2-1 ROOTS OF TREE
EN2-2 ARTMAN