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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版唸るバクテリア2021/10/22無し

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なんだかんだで結局やると言われたら見に来てしまう「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」IMAX@TOHOシネマズ新宿。
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0」見たのは2008年だったので、すでに13年が経過している・・・
ヤだ。怖い。13年に一度劇場にかかる映画
今さら感想文もないのだけど、キモオタ感溢れるおじさま方と一緒にIMAXなわけですが、それにしても、驚くほど覚えていなくてビックリする俺な構図。
どれぐらい覚えてないかったら、あまりに集中して見過ぎて、持ってきた水を飲み忘れるぐらい。
13年前の記憶がこんなに無くなってるもんか?
あるいは、俺の見たモノは違うモノだったのか?
想定通りではあったのだけど、やはり、4Kリマスタしても決定的には、それこそ予告で流れた「ソードアート・オンライン」のような解像度やコントラストにはならない。
セルを再撮影し直しても、それは無理。
では、クオリティアップしてないかといえば、少佐が劇中言っていたように、IMAXの情報量はたしかにあって、溢れてて、むしろ、端から端まで見きれないので疲れるぐらい。
ネットは広い。困ったことに。
オープニングの見事さや、アクションシーンのポージングは、時に哲学的な会話よりも雄弁に物語を語る。
アニメだからなおのことなんだけど、瞬きをしない彼ら彼女らは、目や顔に感情が現れない。演技がない。
だからこそ余計に、アクションからなにかを読み取ろうとする。
生命は声にだけ宿っていて、それ以外はすべて誰かの創造物に過ぎないというのに、その色や線になにかを読み取ろうとする。
ある意味、映画百本ノックみたいなことをしている最中だから、表面的な読み取りを拒絶しているようなこの映画は、たとえ「EC」なんて、今は存在しない組織名が出てきても、実感を伴って受け取れる。
解釈なんて、人が作りし幻想に過ぎない

にしても、なんでこないだBS12で「イノセンス」やったのに録画しなかったんだベか。失敗した。
見返したら、13年前も「イノセンス」見ようと思ってたのに、結局まだ見れていない。
今回は13年前に感情移入していたバトーへはそこまで感情移入せず、どちらかというと、素子の感情を素直に追っていた。
おそらく、自分が自分では無くなるとわかったから、素子は人形遣いを受け入れたのだろう。
己がそこで選択肢を突きつけられた時、人形遣いを受け入れるか?といったら、今はまだわからない。

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