第127回 ザ・コブラツイスターズ(後編)

U・B  >つーことで、来年3月にライヴハウスツアー※1)があるザ・コブラツイスターズ
       (※2)の1stアルバム「ザ・コブラツイスターズ」の後編。
空虹桜>なんか、思ったよりだいぶ早くアタシに話す番回ってきたけど、いいの?喋って
U・B  >いや、単になに話そうかなんも考えてなかっただけだから。(※3
空虹桜>あっそう。まぁいいや。とりあえず、7曲目「月を追い駆ける夜」なんだけど、これは「月を追
       い駆ける夜」なのか「月を追い駆ける夜」なのかはっきりして欲しいよね。
U・B  >そう思ってるのはたぶんお前だけだと思うが。だいたいにして、どっちにしても日本語の意味は
       して変わらんだろう。
空虹桜>アンタにとってはね。で、どうなの?さっさと思うところ喋っちゃいなさいよ。
U・B  >そういうフられ方すると、なんか腹立つけど、アレだな。メルヘンチックな可愛い曲。
空虹桜>ほぉ〜、この曲を可愛いなどと形容しますか。へぇ〜。
U・B  >いや、正確には単純に適当な言葉を知らんだけ。でも、なんか月を追いかけた
       くなる子どもの気持ちとかわからん?地学フェチは。(※4
空虹桜>そりゃね、わからないじゃないけど、でもね。まぁいいや。次行こう。8曲目は一部方面で好
       評を得た「地球防衛企業ダイガード」(※5)のOPテーマ「路地裏の宇宙少年
U・B  >なぜか、ウチの妹が気に入ってる曲。っていうか、もうほとんど話の内容憶えてないだろうけど、実は
       そのアニメ自体ウチの妹は気に入ってたんだろうな。きっと。
空虹桜>アレでしょ?きっと、出だしの「パーパパッパーパパッパー」(※6)ってとこだけ繰り
       返すんでしょ?アンタの妹のことだから。
U・B  >おうよ。しかも「パパッパーの曲」とか言っちゃうんだよな。高校卒業してるクセして
空虹桜>たしかにこのスキャット耳に残るけどね。にしても、路地裏好きそうだよね。このバンド。
U・B  >それは褒めてらっしゃいますか?貶してらっしゃいますか?
空虹桜>悪い曲じゃないともうけどね。んじゃ10曲目は切ない「去りゆく君へ
U・B  >切ないなんてもんじゃねぇよ。アレだぜ、この曲はIIIにもつながってるような気がする(※7)んだけ
       ど、去りゆく君を全力で肯定して、受け止めてるんだよな。この曲はさ。
空虹桜>アタシが短編で使いそうな設定だよね。最近、まったくこの手の話書いてないけど。
U・B  >でさ、今回後編やるために、また一曲目からじっくり聞き直してみたんだけど、アレなんだよ、この
       曲とか、実は「サクラサク」(※8)とかもそうな気がするんだけど、ものすごい、誰かが死んじ
       ゃってる感じがするんだよな。
空虹桜>それはさ、結局のところ、生きるって話をするためには、それの反対事象である死が出
       てこなきゃダメなわけじゃない。
U・B  >ああ、まぁな。たしかにこのアルバムは無理矢理だけど、生きてる人が前に進む歌と、
       死んでる人に語りかける歌の二つに分けれるだろうな。
空虹桜>それでいくなら前者の真骨頂的な曲が11曲目「嵐に住む人」じゃない?
U・B  >ライヴで聴くとスゴい曲だけどな。この曲は。ホントに嵐の中にいるみたいな。
空虹桜>アンタ前に日本で一番祭りが似合うバンドって言ってたじゃない。
U・B  >ハイハイ。その証拠で祭囃子が楽曲の中に入ってたりするんだよな。他の曲でいくと「マーブイユ
       シ」(※9)とか。
空虹桜>っていうか、この曲もろ祭りそのままじゃない。要は祭りの比喩なわけでしょ?嵐がさ。
U・B  >多分な。そんなわけで最後に来るのが「おひるね
空虹桜無駄に可愛い曲なんだけど、お前ばっか寝てるなよ!って感じしない?
U・B  >しない。
空虹桜>いやさ、なんか続けて聴くと、祭りに疲れたから今日は俺仕事休むから。みたいな感じが
       するのよ。アンタこっちも疲れてるって!
U・B  >勘ぐりすぎ。まぁ、このアルバムに収められてる中ではもっともコブツイらしくなく、もしかしたらも
       っともコブツイっぽいかもしれない曲なわけで。お昼寝のBGMにどうぞと。(※10


※1 北海道には3/4 札幌ベッシーホール 3/5 旭川ハイジャックオン 3/6 北見オニオンスタジオ に来ますので、是非どうぞ。詳しくはオフィシャルへ。
※2 ザ・コブラツイスターズ:川畑アキラ(Vo.三線)、相馬圭二(G)、棗田泰之(B)、加藤一郎(D)で構成される、4人組ロックバンド。
※3 いやまぁ、珍しくなんも考えておらんかったのよ。話のフリを。
※4 もちろん空虹のことです。
※5 実はXEBECが制作したTVアニメ。個人的にはかなりの佳作だと思う。と言うか、実は同時期にやっていた「無限のリヴァイアス」より評価は上。ロボットアニメ史的には、きちんとこのアニメを評価してやらないと道を間違えると思う。なお、この年(1999年)は全体的に制作されたアニメのレヴェルが高かったように思う。ちなみに、アルバムミックスで入ってます。
※6 なんか、明記するような引用の仕方じゃない気もするけど、一応歌詞より引用。
※7 3rdアルバム「ザ・コブラツイスターズIII」のことで、そのうちやります。こうご期待!
※8 今頃提示するのもなんだけど、前回紹介してます。2曲目。名曲!
※9 2ndアルバムの12曲目。次回の番でここまで行けるかな・・・音楽雑誌的には「コブツイ版島歌」だそうです。
※10 空虹桜20行。U・B26行で、もちろんの負け。っていうか、前回思ったより曲数消化してたことに驚き。数え間違えたろ?>過去の


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