第153回 ザ・コブラツイスターズII(後編)

U・B  >どうしてこんなツカミに向かない曲から始めなきゃならんのだ!?と、思わず過去ログ見てい
       て叫んでしまった唸るバクテリアです。ども。(※1
空虹桜>んなもん自業自得でしょ。
U・B  >だからって、もう少し考えて封じ手打てよ!(※2)とか思わん?
空虹桜>思わないから自業自得って言ってやったんでしょやね。
U・B  >・・・そんなわけで、ザ・コブラツイスターズ2ndアルバム「ザ・コブラツイスターズII」の後編
       ってことで、7曲目「かえりみち
空虹桜>で、どこがどうツカミには向かないのよ?
U・B  >いや、こういう和風ポップな感じって、頭には持ってかないじゃん。なんにしても。なんてぇ
       の?ライヴでずっと飛び跳ねなくてもいい曲みたいな。
空虹桜>もしかして、アンタずっと飛び跳ねてるの?
U・B  >1時間も2時間も跳ねたら、さすがにふくらはぎ肉離れ起こすぞ。もうガッツリ運動不足
       なんだし。(※3
空虹桜>でもなんか、青春っぽい曲だよね。
U・B  >たしかに、前半はそんな空気放ってるわな。あと、なんか最近一人暮らしが板についてきたせい
       か、「ただいま」とか「お帰り」って言葉がいい言葉だなぁ。なんて思い始めてきた。
空虹桜>アンタにはそっち系の言い回しって、似合わないから止めた方がいいよ。ともかく8曲目「鋼鉄一
       代男
U・B  >ロックなんだけど、コブツイらしくちょっぴりとぼけた曲。ライヴの照明がカッコいいゾ。
空虹桜>その「ゾ」はカタカナね。って、ともかくロックなんだから、照明カッコ良くなかったら詐欺だよ。
U・B  >まぁな。ともかく、もともと骨太なんだけど、この曲は完璧な骨太ロック。良いゾナ。
空虹桜>打って変わって9曲目「落陽」。っても、拓郎のカヴァじゃない
U・B  >たしかに吉田拓郎の「落陽」は名曲だが、土産にサイコロ2つもらうようなバンド
       じゃないからな。
空虹桜>注釈(※4)入れなきゃそこ絶対わかんないと思うんだけど。
U・B  >フレーズとして出てきてはいないけど、コブツイらしい曲で、少年とかとかそっち系の曲。なん
       だ?普通夕暮れって、帰る的な言葉が出てくるんだけど、それよりはスタートとか始まる
       的ニュアンスが強く出ている。
空虹桜>人ば無視しといてそこまで語るか。まぁいいや。次、「からまる糸
U・B  >なんでベストに入るかなぁとは思うんだけど、まぁ、ライヴ用の曲だからしかたがない。本質的
       には暗い雰囲気を持つんだけど、ライヴじゃ明るくてサビで飛び跳ねて飛び跳ねて
空虹桜>端から見て、アンタみたいな人間が飛び跳ねてたら気持ち悪いだろうね
U・B  >人をデブヲタみたいに言うなよ。違うんだから。(※5)それはともかく、た
       ぶんコブツイの中で、この曲ほどアルバムのイメージとライヴのイメージが違う曲はないと思
       う。そんなわけで、一回ライヴで体感してれくれ。
空虹桜>ってことで11曲目「横たわる川」。こうやって並べてみると、最後の曲はまぁ置いとくとして、な
       んか前半はちょっぴりヘヴィな曲が続いたのに、後半は軽い曲というかノリ重視な
       が多い気がしないでもない。
U・B  >ちゅーより、むしろライヴ重視な曲。結局、前半にシングル曲が続いたのが大きいのかもし
       れないけど、アルバム3枚出しても、ライヴするとこのアルバムからの曲多いから。
空虹桜>へぇ〜。そう言えば前になんか言ってたね。(※6
U・B  >まぁな。ウチの妹がこのアルバムそんな好きじゃないみたいなんだけど、ライヴで聴くと評
       価が変わるのかもしれない。俺はこのアルバム評価してるし。
空虹桜>そんなわけで、最後の曲
U・B  >いや、まだ「横たわる川」話してないし。
空虹桜>なによ。適当な量喋ったら次に行くの。それが進行の基本。そんなわけで、最後の曲が「
       ーブイユシ〜魂寄せ
U・B  >えーと、「からまる糸」もそうなんだけど、「横たわる川」はテーマを暗喩で処理してる曲で、冷静に考
       えたらコブツイって結構文学的かもしれない
空虹桜>たしかに、このアルバムに入ってる曲って、それこそアンタが好きなスキカウとかに比べればたとえ
       話が多くなってるけど、それって単純に恋の歌じゃないからじゃないの?
U・B  >ああ、そうかもしんない。人生応援歌的なの多いからなぁ。
空虹桜>そんなわけで、早く「マーブイユシ」の話して終わりなさい。
U・B  >せかすなせかすな。えーと、たしかなんかの雑誌でコブツイ版「島唄」とか評されたこの曲
       ですが、単に与論の言葉使ってるだけだし(※7)。共通点って。
空虹桜>どっちかって言うと、「おら東京さ行くだ」(※8)だよね。近いのは
U・B  >二番の歌詞だけ見てそういう判断をするな。ッタク。ともかく、「マーブイユシ」ってのは歌詞
       カードに出てる解説によると、なにかのショックで魂が抜けた状態になった人が、ご馳走食って腹一
       杯にしたら魂が体に戻って元気になるっていう、ある種当たり前のことらしくて、日本
       語にすると「魂寄せ」あたりになるらしく、それでサブタイトルにもなってるんだけど、これがなきゃ
       イヴにならないし、やっぱりコブツイは祭りが似合うバンドだって証明してる曲。ア
       キラさんじゃなくてリーダが曲付けてるのも、良さになってると思う。
空虹桜>なんか、長くなりそうだからこっちで勝手にまとめます。U・Bさんは気に入ってるみたいなんでまだ
       聴いたこと無い人は聴きましょう。脱力してても魂が帰って来るそうですから。(※9


※1 そんなわけで続き物です。前回のウチに6曲ほどやった模様で。詳しくはここ
※2 囲碁でも封じ手って言うのかちょっと忘れたけど、将棋なんかだと、プロのタイトル戦なんかは2日や3日にまたがるわけで、そんときに、その日最後の一手を紙に書いて封筒かなんかに封するんでしょ。そっから来た言葉のハズ。
※3 そうなんざんすよ。もうすっかり運動不足。日頃運動ったら、きーぼーど叩くのと自転車乗るのと階段上り下りするのぐらい。いや歩くとか瞬きするとか、そこら辺は抜きにしといて。さすがに太ももの筋肉が贅肉化してきてるもんね。
※4 なにを隠そう注釈とはここのことだ!(笑)吉田拓郎の「落陽」に関しては、たまに自分で調べよう(笑)ちなみに、「落陽」ってのは陽が落ちてくことで夕方あたりのことだゾ!
※5 強調すると、逆に自分がデブヲタだと言ってるようなふうに読めるかも知れないが、違うから。さらに逆ついて思いっきり強調してみただけだから。ホント。マジで。こんなとこで嘘ついても意味ないから。
※6 詳しくはここ参照。
※7 ヴォーカルの川畑アキラの出身が与論島。だから三線が引ける希有なバンドになっている。
※8 吉幾三の超名曲。空虹曰く日本のラップの祖。
※9 空虹桜25行。U・B38行(!)で、久々に喋りすぎたの負け。空虹が無理くしゃりまとめたのが結構綺麗だったんで、そのまま終わってみましたが、粒ぞろいの曲が多いんで一回聴いてみてください。新譜で購入してもこのアルバムは損しないと思います。まぁ、そもそもユーズドで出回るようなバンドじゃないんですが(微苦笑)


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