第667回 中央と地方の話 その2

U・B  >幸か不幸かシリーズ化前提ではじめた甲斐があって、目出度く「その2」です。(※1
空虹桜>なんとなく聞こえが悪いんですけど、前回までのおさらいをざっとすると、今まで地方と中央、それはマクロな目線で言えば東京と
       それ以外だったりなんだけど、ミクロな目線で言えば、それこそ赤平と滝川の関係でもいいんだけど(※2)、なんとなく相
       互依存してきましたと。
U・B  >その要約でいいなら、前回いらなくね?
空虹桜>そゆ無体なツッコミはいけないなぁ。前回説明してるからこその要約なわけだし。
U・B  >はいはい。で、続きをどうぞ?
空虹桜東日本大震災※3)は、その関係を壊したというか見える化したって解釈なのね。
U・B  >そゆ言い方をすると「不謹慎」とか言い出す人とか出てきそうですな。
空虹桜バーカ」って話で、現実はいくつものレイヤが重なった上で認識されているわけで、どの
       レイヤの会話か明示されていないからって、全部一緒くたにするのは、自分は分別が無いですよってアピー
       ルするのと同じわけじゃん。
U・B  >凄い切り捨て方しますな。
空虹桜>切り捨てじゃなくて、事実というか考え方の話。この分別の無さが話をいろいろこんがらかしてるんだよね。
U・B  >さいですか。話を戻して、歴史認識の話を踏まえて、今回はどゆ話を?
空虹桜>なんとなく相互依存ってのが、物理的に破壊されたのが東日本大震災でしたと。高速道路が壊されました
       鉄道が壊されましたライフラインが壊されました
U・B  >物流がストップしました。
空虹桜>実は物流こそが世界を支配してたっていうね。
U・B  >そうなんですよ。経済学的な市場こそがヴァーチャルな絵空事で、現実が無くなればただの絵に描い
       た餅っていうね。
空虹桜>そこの話も将来的にもつながるかもしれないんだけど、ともかく、今まで「なんとなく」で済ませてたことが無くなってしまったわけじ
       ゃない。じゃあ、どうしますか?と。
U・B  >違う方法を考える
空虹桜>なんだよね。それが生き延びる強さでもあるわけで当然といえば当然なんだけど、非常事態のセカンドプランを持つ
       ことになるわけで、それは当事者視点というか、客観論として見てもだけれど切り捨てにしか見えない
U・B  >ん?なんかよくわからんけど、話が飛んだ気がする。
空虹桜>んと、ここもまた視座というか、カメラをどこに置くかの問題なんだけど、グローバルの中で日本が置いてかれないようにするため
       には?って問いの解が東北からの脱出だったりしますよと。
U・B  >ああ、海外移転とか。
空虹桜>うん。元々地震の多い国では安定しないよね。っていう。それはそれで正しい。ただ、ミクロからというか、日本の中の地方‐中央
       関係で見た場合、それって結局切り捨てでしょ?ってところで、話がループしかけてるけど、この論理って、筋が通ってるんだけ
       ど、納得したくないじゃない。
U・B  >感情論的に。
空虹桜>そう。まず、ここは事実として認めなきゃいけなくて、それを踏まえた上で、そのロジックで行けば日本が切り捨
       てられてもおかしくないってことに気づかなきゃダメなのね。
U・B  >またなんか話が飛んだんですけど。
空虹桜>単純な話で、日本国内で地方を切り捨てられるのであれば、地政学的にもリスキィな東の端の国なんて簡
       単に切り捨てられるに決まってるわけじゃん。
U・B  >そのためのTPP参加(※4)だったりするんじゃないですか?
空虹桜>圧倒的なプラス思考というか、お気楽すぎてビックリするけどね。それが本気なら。(※7


※1 詳しくは前回!なのだけれど、当初コンセプトからだいぶ逸脱の気配が・・・
※2 赤平と滝川の関係:石炭産出地と交易地の差が、現在の人口差。
※3 東日本大震災:繰り返すけど、あの日から2年とかいう回顧記事に目を奪われてはいけない。ヤツらはなにも言う気が無い。
※4 TPP:環太平洋戦略的経済連携協定のこと。言うても、U・Bは反対派です。
※5 空虹桜26行。U・B15行で、の勝ち。1ヶ月間を開けたら空虹さんのテンションが若干下がっていたので、わりと早く終わってしまうかもしれない・・・


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