第84回 情けない男歌 その1

U・B  >ってことで、結構昔に前フリしたような気もするけど、なんというかまぁ、ダウナ系の話(※1
       をしばらく俺の番(※2)でやろうかと思うわけで。
空虹桜>思いっきり端折っちゃうと、男が主人公だからだよね。そもそも男ってガキのクセし
       て見栄っ張りネクラだからさ。
U・B  >それ言うと見も蓋もないんだが・・・それにほら、ビジュアル系が情けない男
       歌を歌っても説得力が無いのに、どうして売れてるか?とか疑問に
       思わん?前お前が言ってた話だとどうして日本のロックは結局演歌なの
       ?とかさ。
空虹桜>そうそう、Gackt(※3)とかすさまじいよね。言動と曲のギャップがあそこまで激しいと
       笑うしかないもん。
U・B  >唐突にそういう核心に触れられると、T.M.Revolutionとか河村隆一とかあとGLAY(※4)と
       か、もの凄く興味の無いとこから語らねばならなく心苦しいのですが?
空虹桜嘘つけ。自分でそんだけ名前出しといて、どうせアンタのことだから嬉々として注釈
       つけるんでしょ?(※5
U・B  >・・・やっぱm-floが堕ちた今、avexに将来は無いよな?(※6
空虹桜>・・・・・・なにも言い返せないところがイタヒ・・・・・・その手の痛いのとは違う真面目
       例を出して話進めて欲しいんだけど。
U・B  >・・・それじゃ、誰でもわかる山崎まさよし(※7)あたりから話を引っ張ってこようか?
空虹桜>それはなに?結局クロスフェーダでいくら賛辞を書いてもカラオケでほとんど理解して
       もらえなかったから?(※8
U・B  >・・・・・・わかった。したっけ吉田拓郎と松山千春を対比してやろうか?ええ?(※9
空虹桜>・・・それはちょっと・・・別にアタシはいいけど、読む人たちは引くと思うよ。うん。残り時間
       も少ないことだしさ。
U・B  >あっ・・・したっけ、ゆず(※10)が次元の彼方に消えてしまいそうな理由が
       情けない男歌にあるってのは?
空虹桜>残りあと二行ぐらいで終わるならどうぞ。
U・B  >本宮ひろ志(※11)にジャケット絵描いてもらったからです。アレのせいで、せっかく今まで
       ついてきた女の子が取り残されてしまいました。以上。
空虹桜>なんか、今回も予告編で終わった気がするんだけど、このまま予告だけでこの企画終わっ
       ちゃうんじゃないの?もしかして。
U・B  >ウッ・・・あり得ないとも・・・イヤ・・・気合い入ってるよ・・・うん・・・(※12


※1 まぁ、その、ねぇ、げんなり至上主義とかって、見るからにダウナ系だから余計にねぇ。自虐的というかなんといかな曲が出てくること多いし・・・ホントはあれやこれのフォロウをしないとこの話しちゃいけないんだよねぇ・・・
※2 毎月第二週のアルバム紹介の回ではU・B空虹が順番に好きなミュージシャンのアルバムについてやりたい放題語っております。
※3 スペルがあっているかどうかなぞの興味にはない(笑)それはともかく、元マリスミゼル(こいつらはスペルで書く気もしない・笑)のヴォーカルだった人。「月花の夜想曲」だったっけ?アレはアレでアリだったんだけどね。やっぱこの手の曲はもうインディーズじゃなきゃやってけないんだろうねぇ・・・
※4 めんどくさいからまとめて注釈。T.M.Revolution:西川貴教ことPuffyの片割れのダンナとおぼしき人(UP時・笑)投稿職人層がかなり厚い火曜オールナイトニッポンのパーソナリティ。時々理屈を知らずに正論を語るのでなかなかウケる(苦笑)オタクの素養は高いがオタク度は低い。河村隆一:元LUNA SEAのヴォーカル。顔に色塗ってる頃の方が良かったと思ってる人が多いと思われ(笑)前出の人と友達だったり、最近素を出し始め、一般的なファンから「帰ってきて!」と叫ばれる変わったオッサン。ちなみに、「LUNA SEA」の意味を彼らはわかってたんでしょうか?GLAY:宇宙人(笑)そうじゃなくて、函館出身の4人組。TAKUROU(表記あってる?)が作詞も作曲もやっていると考えると、常にU・Bは爆笑してしまう(悪)北島三郎と同格に扱った函館市の意向がよくわからない。
※5 ※4参照(滅)これでも書きたいことの半分かしら・・・イヤ、彼らの楽曲の中には好きなモノもあるんですよ。極希に・・・
※6 いや、マジでさ・・・これ以上書くのは身に危険を感じるんだけど・・・とりあえず「犬夜叉」から早く降りてください>avex mode様(切実)
※7 「野菜生活」のCM撮影で飲み過ぎ具合悪くなった人(笑)SMAP「セロリ」の元ネタな人(ヲイ)同じ事務所のスガシカオの楽曲に暗さを突き抜けた明るさを感じるのに対し、常にまどろみをたゆたうような、境界線を跨いだまま身動き取れなくなってるような、そんな楽曲を提示しているとU・Bは思う。しかも、夕焼けより朝焼けが似合う感じ。
※8 身内ネタ。とりあえず、次次回「1月の反省」あたりで愚痴る予定(滅)
※9 吉田拓郎:にとっては「人間なんて」の人。ウチの親父はこの人に青春を捧げていた模様(笑)松山千春:坊主(笑)西川貴教が自分で作詞作曲できたらこの人になれたかもしれないのにね(爆笑)言ってることは間違ってないけど、どうしてそう自分の知らない分野まで語りたがるかな・・・
※10 ゆず:ストリートミュージシャンブームの火付け役。バンド名及び初期のアルバムタイトルのセンスはこの年代では抜群に思う。結局TVに出なかったことが悪かったのかな・・・福山雅治はラヂオで3年粘って生き返ったのに・・・
※11 本宮ひろ志:「熱血」や「劇画」という単語の全盛期から今まで粘り続ける凄い人。汗くさく血の気の多い男を描かせたら天下一品。代表作「サラリーマン金太郎」など。
※12 空虹桜15行。U・B16行。これでの3連勝!っていうか山崎まさよしネタ行けたんじゃ?しかし、今回の注釈の量が半端じゃないから・・・以下、ゆずと本宮に関する付記につき縮小。本宮はウチの妹など、一部のオッサン好き以外は基本的に30代以上の男性が購買層なわけで、ゆずがセールス層を広げるには格好の素材のように見えるけど、実際今の女の子へのアピールは皆無に等しく、ジャケットに持ってきたがために、今度は30代以上の男性層がターゲットのミュージシャンという印象を与えてしまったとU・Bは認識してます。つまり、男のために曲を書くと売れないと言う典型の道筋だったわけです。結局、それ以降のシングルがチャートで1位を取ることもなく、オールナイトもクビになり、露出は減る一方。レコード会社に飼い殺される気配が濃厚。諸行無常の響きなり。いや、それこそがフォークの魂だと言われればそれまでだけど、だからフォークは廃れたんじゃないの?と・・・(追記 で、久々に戻ってきたら、すさまじく古い曲を出してきやがって。原点回帰と言われれば納得してしまうじゃないか(笑)でも、その方向性は間違ってないと思います 2002/3/11追記)


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