U・B>久々にTHEイナズマ戦隊(※1)の話をしましょう!ってことで、9thアルバム「GLORY DAYS」(Amazon / iTS)を
語っていく前編です。
空虹桜>ああそうか。アタシが司会進行か。まずは1曲目1:39の「IT'S SHOWTIME!!!!!」は「!」が多い!
U・B>いかにも1曲目なんだけど、ついつい、俺とか病んでる人たちは、その昔、IT'S SHOWTIMEって格闘団体があっ
てなっていう昔話をはじめてしまうので気をつけた方がいい。
空虹桜>自分で言うだけ、まだマシではあるけど、病んでるなぁ・・・
U・B>この病みについては、自覚症状無くなったら終わりだと思ってるんで。
空虹桜>正しいような、正しくないような。まぁいいや。2曲目が「LIFE IS ROCK」で、一瞬、目新しさ感を感じたけど、やっぱり
いつものイナ戦な曲。というか、ここまでで1曲目感がなくはない。
U・B>ああ。たまには空虹さんもいいこと言うね。「LIFE IS ROCK」も2:35で、2曲足しても4分ちょっとだから、たしかに1曲分ぐら
いの時間。
空虹桜>説明はいいんだけど、「たまには」は余計。
U・B>褒められとけばいいじゃないですか。ともかく、この曲は人生なんてパーティーみたいさ ハプニングだっ
て アトラクションみたいなもんさ LIFE IS ROCK!!(※2)という、まさかの上中丈弥パリピア
ピール!(※3)
空虹桜>いや・・・流石にその解釈間違いすぎでしょ。
U・B>まぁね。でも、そこまでの反動で来るのが3曲目の「素晴らしき人生」なわけですよ。新しい日が昇って ありふ
れた日々を祝って 変わらない日々を祝って 明日も俺達生きて行こう 素晴らしき人生
を(※4)ですよ。もうね、こんなの油断して酔っぱらって聴いてたら号泣しちゃうじゃないですか。
空虹桜>2番のサビがしまいにやけ酒あおって しばらくトイレにこもって 涙でぐしゃぐしゃになっ
て なんだかな〜と呟きながら 素晴らしき人生を(※5)だもんね。アタシは泣かないけど。
U・B>泣けよ!ともかくさ、この歌詞とこのメロディがあれば、まだもうちょっと生きてけるって感じじゃないですか。
空虹桜>まぁ、日常が素晴らしいと唄うことに悪い気はしないけどね。っていうか、「素晴らしい」を素晴らしく使えるこ
との重要性を、日本人は気づいてないんだよ。
U・B>えっ?なにをいきなり。
空虹桜>この5年ぐらい、隠れて「素晴らしい」の使い方が素晴らしい人になりたいなぁと思ってるんで
す。それはともかく、4曲目がいかにもイナ戦的な「ズッコケ男道」
U・B>たしかに「いかにも」で、今どきメジャにいてきばってこーぜ イェイ イェイ イェイ 振り切ってこ
ーぜ ほら ブンブン あたってこーぜ イェイ イェイ イェイ ズッコケ男道(※6)な
んて、しょーもない歌詞を思いっきり唄えるのって、イナ戦か関ジャニ∞ぐらいですよ。(※7)
空虹桜>まさかの関ジャニ。
U・B>正直な話、このご時世、この手のフレーズはコミックバンドにすら許されてなくて、アイドルだけに許されてると思う
んですよ。
空虹桜>たしかに、アイドルソングって微妙なフレーズが出てくるイメージあるけど、アタシの場合、もしかしたら「くちづけキボンヌ」のせ
いかもしれない。(※8)
U・B>ああ。まぁ、その曲はかせきさいだぁだけじゃなく、真城さんが唄うご時世ですけどね。(※9)
空虹桜>ねぇ。しかも真城さんが唄うとやっぱり巧いんだよ。
U・B>あの曲すら乗りこなせるのが、流石真城めぐみって感じですけど、話逸れすぎてるんで、5曲目「東京夜空」
空虹桜>ここに来てのラヴソングは、いかにも地方の人間っぽい。
U・B>山崎まさよしの「ツバメ」とか銀杏BOYSの「東京」に近い。(※10)
空虹桜>別にロックに詳しいわけじゃないけど、地方出身のミュージシャンは君に会いたくて 今届けたくて 歌唄いか
らの愛だぜ ただそれだけさ ただそれだけさ 擦れた声のラブレター(※11)みたいなことを
唄いたいの?
U・B>唄いたいんじゃないッスかねぇ。っていうか、この曲は武郎(※12)も作詞に入ってるんだから、やっぱりラヴソングを唄
おうとすると、こうならざるを得ないんじゃないですか?
空虹桜>でもさ、地方に残ってる女側としては結局、アタシを置いてってんじゃん!とか思ったりするんじゃないの?
U・B>そゆ意味では、地方に置いてかれた女の歌って、あんま無いかもしんないッスね。
空虹桜>いや、きっと演歌にいっぱいあるよ。
U・B>ああ。たしかに。それが正解。
空虹桜>個人的に「歌唄い」の部分の唄い方が好きです。それはともかく、6曲目が「THE FIGHT」
U・B>この流れの中では、この曲が一番ベタというか、ちょっとサーヴィス感があるんですよ。
空虹桜>6曲目にして否定しはじめましたか。
U・B>この前の「東京夜空」と次の7曲目「絶好調で一歩前進!!」をつなぐには、丁度いい曲かなぁって気もするんですけどね。
空虹桜>このタイトルは、いかにもいかにもだけど、抜群にイナ戦らしくてイイよね。
U・B>お褒めいただきありがとうございます。
空虹桜>アンタ褒めてるわけじゃないけどね。
U・B>存じてます。ちなみに、サビのコーラスもいい感じなんですよ。
空虹桜>たしかに。自分自身を責めるより よくやってるぜと胸を張れ 勲章なんだと胸を張れ!! 絶
好調で一歩前進!ハイ!!(※13)なんて、頭悪いなぁ思いながらも、でも、間違ってないなぁって思える。
U・B>なんだ。空虹さん、イナ戦がわかってきたじゃないですか。
空虹桜>待て。なんでアンタにそんな上から目線で言われなきゃならんのだ。
U・B>いいじゃないですか。RSRもあって(※14)、2012年に出たアルバムだから、久々に聴き返したんだけど、ビックリすることに、
俺、イナ戦大好きだわと、切々と思いました。いいアルバムです。(※15)
※1 THEイナズマ戦隊:Vo.上中丈弥(基本全曲作詞)、G.山田武郎、Ba.中田俊哉、Dr.久保裕行の四人組ロックバンド。詳しくはオフィシャル参照。
※2 拡大部は歌詞より引用。
※3 パリピ:パーリーピープルの略。高島忠夫以外で「イェーイ」が平気で言える人々の俗称。
※4 拡大部は歌詞より引用。
※5 拡大部は歌詞より引用。
※6 拡大部は歌詞より引用。
※7 関ジャニ∞:関西ジャニーズJr.から独立したアイドルグループ。ウチの出戻りな妹が好きなことで有名(待て)
※8 くちづけキボンヌ:でんぱ組.incの名曲。作詞かせきさいだぁ、作曲木暮晋也という実は現代日本トップクラスのポップスメイカーコンビによる。
※9 かせきさいだぁ:しまおまほの旦那。 真城さん:超コーラスがウマいヴォーカリスト真城めぐみのこと。
※10 山崎まさよしの「ツバメ」とか銀杏BOYSの「東京」:どっちも超名曲。油断して聴くと泣くので、有線とかでかかってると困る。
※11 拡大部は歌詞より引用。
※12 武郎:THEイナズマ戦隊のギタリスト山田武郎のこと。
※13 拡大部は歌詞より引用。
※14 RSR:ちょうどレポをあげたばかりなので、レポにリンクしてみる。
※15 空虹29行。U・B34行で、俺の負け。本文中でも喋ってるけど、やっぱりイナ戦、好きだわぁ。としみじみ思うのです。