第853回 GLORY DAYS(後編)

U・B>RSR(※1)で惚れ直したTHEイナズマ戦隊※2)の話を、飽きるぐらいしたいんです!ってことで、9thアルバム
    「GLORY DAYS」(Amazon / iTS)を語る後編です。
空虹桜>飽きちゃダメでしょ。飽きちゃ。
U・B>いや、実際問題アルバムレヴュでこんだけ間空いた(※3)ってのは、若干、イナ戦に飽きてた説があるんです。俺の中で
空虹桜>まぁ、アンタの中以外のどこでそんな説が出るのか?って話だよね。
U・B>仰るとおりで。でも、もう離さないよ
空虹桜>そゆの、ちゃんと照れずに女の子に言ってやんなさいよ
U・B>・・・ごめんなさい。
空虹桜>あたしに謝られてもねぇ。それはともかく、8曲目が「Don’t Worry」は、わりとU・Bさんが好きそうな。
U・B>そりゃ、好きか嫌いかで訊かれたら好きですよ。ええ。この手の謝罪モノは大好物ですよ。
空虹桜>「謝罪モノ」って。
U・B>もちろん、典型的な「情けない男歌」(※4)で、そんな心配するな連呼されたって信用ならないのは明確じゃないですか。
空虹桜>まぁねぇ。残念ながら絶対心配させるよね。
U・B>なにせのっけから輝く日々に憧れて 子供のままで追いかけた 足の踏み場もないような 傷だ
    らけの日々も 君が居たから戦えた※5)ですからね。
空虹桜自分の子ども性を全肯定だからね。ウザいことこの上ない。
U・B>でもね、でもですよ。ため息ついたって 俺が必ず笑顔に変えてみせるから※6)ってのは、やっぱり否定
    できないっていうか、それだけが男の甲斐性かなぁっていう。
空虹桜>残念だ。
U・B>否定はしないです。でも、ウルフルズで言うところのとにかく笑えればなわけですよ。やっぱり好きな価値観は
空虹桜>笑顔で誤魔化そうって、狡いけどね。9曲目が「ご機嫌行進曲 〜行ってきます〜
U・B>この曲はもう失敗なんかは目じゃないぜ 成功ラインてどこからよ?※7)のワンフレーズに尽きますよ。
    ホントね、成功ってなによ?
空虹桜>アレじゃない?ヒルズ族。(※8
U・B>1nmもそんなこと思ってないクセに。
空虹桜>まぁ、「成功」を定義しろって話だし、たいていその手の定義は、成功したと思いこんでる人から行われるからね。
U・B>ほぉ・・・空虹さん、たまに凄いこと言いますね。
空虹桜>えっ?それは、褒められてる?貶されてる?
U・B>褒めてます。褒めてます。たしかにそうですね。成功の定義が曖昧だから、成功してる側自体も曖昧に違い
    ない。たまに、クロスフェーダやった甲斐があるなって思う日が来るもんですね。
空虹桜>だから、褒めてるのか貶してるのかハッキリしろと・・・いいや。10曲目「いかすぜ★バンドマン
U・B>やっぱり、こゆ曲が一曲は無いとバンド感が無いというか。
空虹桜>アレだよね。私小説作家な人々的だよね。この手の曲。
U・B>そッスね。しかも、たいていこゆ曲って、バンドワゴン(※9)の車中で思いついたりするんですよ。
空虹桜>高速走ってる時の、ある種のトリップ感
U・B>アレはアレで楽しいんですけどね。渋滞中でも。
空虹桜>渋滞してたら楽しくないよ。11曲目はラパン
U・B>実はこのアルバムで一番好きな曲
空虹桜>完全にネタ曲でしょ?
U・B>いや、いつまでも夢見てるお兄ちゃんでいたいけど 世間ちゅーのは厳しいね 情熱 ド根
    性 そんな言葉に生かされて生きてる 30こえて こんな感じそんな自分が嫌いで嫌いで
    好きで好きでしかたないぜ※10)ですよ!30過ぎて、40が見えてきた歳頃で、これ聴くと、もう、さらにグッと
    来るじゃないですか。
空虹桜>まぁたしかに、世間ちゅーのは厳しいね※11
U・B>なんなんッスかね。個別に聞くと、結構みんな苦労してんのに、傍目にはスルッと生きてるように見える
空虹桜>たぶん、ウチらとかもそう見られてるんだろうけどね。
U・B全然厳しい目に合っとるっちゅーねん!
空虹桜>みんな、そゆのを表に出さずに生きてる。
U・B>超人ですよね。世の人々は。みんなスゲェ
空虹桜>石川啄木的な(※12)ね。それはともかく、12曲目が「ユメミルチカラ」で、いかにもな曲調。
U・B>ええ。いかにもですよね。またこれか!って気もしないではないけど、このトーンが無いと、やっぱ物足りな
    いんですよ
空虹桜>作り手側としては難しいとこなんだけどね。どこまで期待に応えて、どこまで期待を裏切るかって
U・B>裏切らないとマンネリとか言われるし。
空虹桜もっとも 発酵する程の マンネリズムが まるっきしダメなのかと 問われると そうとも
    言えない※13
U・B>伝統芸能ってヤツですからね。
空虹桜>客としては、その辺わかってても言わざるを得ないってのもあるけどね。最後、アルバム表題曲「GLORY DAYS
U・B>この曲だってイナ戦的だけど、やっぱり一番はそんな栄光に預かったこと無いバンドが唄ってるていう
空虹桜>どっちかって言うと、栄光の日々を迎えるための覚悟の歌だよね。
U・B>サビが握り拳を空に掲げて 俺達生きていこうぜ 負けないための君の心を 支える歌を歌おう
    (※14)ですからね。
空虹桜>ではでは、そろそろまとめを。
U・B>今の話でいくと、このアルバムぐらいから強い決心が前面に出てきてるなぁと。魂揺さぶる男でありたい 名も無き勇
    者であろうとも 血管浮かせて まっすぐ生きろ※15)っていうぐらいに。
空虹桜>もともとそのトーンではあったけどね。
U・B>うん。ただ、今までよりも自覚的になって、それを唄うことでどんどん背負ってくようになり始めた感じがあって、キツいんですよ。そ
    の道のりって。でも、いい男感つか、憧れる男感が増してきてるよなぁと。(※16


※1 RSR:U・Bのロックフェスこと、RISING SUN ROCK FESTIVALのこと。どれだけ惚れ直したかってのは、今年のこの無駄にエモいレポを参照。
※2 THEイナズマ戦隊:Vo.上中丈弥(基本全曲作詞)、G.山田武郎、Ba.中田俊哉、Dr.久保裕行の四人組ロックバンド。詳しくはオフィシャル参照。
※3 アルバムレヴュでこんだけ間空いた:間に野狐禅やアナログフィッシュのレヴュを入れたため、2012年以来のイナ戦レヴュなのです。
※4 情けない男歌:U・Bが提唱する概念。ある種の演歌性でもあるのだけど、情けない男を唄う曲って存外多いし、情けない男的にはグッと来るのですよ!っていう話。
※5 拡大部は歌詞より引用。
※6 拡大部は歌詞より引用。
※7 拡大部は歌詞より引用。
※8 ヒルズ族:六本木ヒルズに住む金持ちの意。じゃあ、住みたいかって言われると、あんな不便なとこに住んでどうすんだべ?と。
※9 バンドワゴン:バンド機材を積み込んだワゴンのこと。だいたいバンドメンバも乗り込んで日本中を巡業する。なお、車種は盗まれることで有名なハイエースが多い。
※10 拡大部は歌詞より引用。
※11 拡大部は歌詞より引用。
※12 友がみな われよりえらく 見ゆる日よ 花を買い来て 妻としたしむ
※13 拡大部はスチャダラパーの「5th WHEEL 2 the COACH」より引用。
※14 拡大部は歌詞より引用。
※15 拡大部は歌詞より引用。
※16 空虹28行。U・B40行で、大敗。次ののアルバムレヴュもイナ戦です。


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