空虹桜＞他人の顔がそんなんなのも厭なんだけど、なにより自分の顔がつまんないのは厭ですよねと。
Ｕ・Ｂ＞なんか「新年の抱負」（※１）の焼き増しみたいな。
空虹桜＞「焼き増し」って！って、そうじゃなく、別に「辛気臭い」って言い直してもいいんだけど、ちょっと違うかなぁ。と思っていて、
そんな、いちいち苛々顔に貼り付けてなくてもいいんじゃね？は、もちろんあるんだけど、格好良くても
綺麗でも、特徴の無い顔ってつまんないなぁっていう。
Ｕ・Ｂ＞まさか「沢田さんのほくろ」的な？（※２）
空虹桜＞ああ！懐い。それ。そだね。それこそさ、乃木坂46とか欅坂46（※３）って、美人さんだと思うけど、全然顔覚えられな
くて、韓国のアイドルとか、ジャニーズ（※４）の出たてのユニットとかも覚えられないのね。
Ｕ・Ｂ＞間を突いて、超特急（※５）とかどうですか？
空虹桜＞聞いたことはある。でさ、実はアタシあんだけ見てるのに、有村架純の顔が覚えられないのね（※６）
Ｕ・Ｂ＞また凄いとこ来た。
空虹桜＞あの娘の顔って、愛らしいというか、可愛いのはわかるんだけど、覚えどこがない気がしていて、それはやっぱりア
タシにはつまらない顔だからなんじゃないかと。
Ｕ・Ｂ＞単純に考えると、興味が無いだけじゃないですかね。
空虹桜＞もちろんそれはあるんだろうけど、それだけじゃないと思っていて、紅白でさ、（※７）
Ｕ・Ｂ＞まさかの紅白？
空虹桜＞そうそう。紅白で吉岡里帆（※８）が結構苦労した話してたじゃない。
Ｕ・Ｂ＞まさかの吉岡里帆。ええ。ピストル（※９）前にしてましたよ。ただ、「SONGS」（※１０）でも同じ話してましたけども。
空虹桜＞それはしゃーないじゃん。
Ｕ・Ｂ＞いやいや。disってるわけじゃないです。
空虹桜＞ともかく、アレ見てから、彼女の顔識別できるようになったのね。
Ｕ・Ｂ＞ならやっぱり、個人的関心じゃないですか。
空虹桜＞うん。いや、そう聞こえるのはわかるんだけど、顔にその苦労を見出せたかどうかかなぁって思うんだよ。
Ｕ・Ｂ＞うん。なに言ってるかわからない。
空虹桜＞じゃあじゃあ、初代モンスターのT-PABLOWは、道すがらすれ違っても顔わかる気がするけ
ど、二代目の裂固ちゃんには気づく自信が無い。ってのは？（※１１）
Ｕ・Ｂ＞知るか！
空虹桜＞裂固ちゃん、苦労してるわりには顔に苦労が出てないんだよね。それはそれで凄いし、いい子過ぎて、ある種の尊
敬の念も抱くんだけど、だけど、やっぱ、T-PABLOWのが怖い人感あるじゃん。
Ｕ・Ｂ＞あるけど、それと本題関係しないでしょうに。顔じゃなくて、雰囲気で覚えてるとか、そゆ話になるベ？それ。
空虹桜＞なるかな・・・結局さ、どれだけ相手に刷り込めるか？で、つまんない顔は見たくもないから刷り込めないんで、
そんな顔してんな！っていう。
Ｕ・Ｂ＞アタシが楽しませるぞ！と。
空虹桜＞それも無くは無いけど、そこまで誰にでも本気出すほど優しくないし、人間ができてないよ。
Ｕ・Ｂ＞でもさ、日高晤郎（※１２）的に言うところの「よく笑えた日は佳い一日だ」精神みたいなところって、つまらな
い顔の反対だから、悪ぶる気も苦労を滲ませる気もまったく無いけど、口角は上げとけって気はしますね。佳い顔にするた
めに。（※１３）
※１ 新年の抱負：毎年クロスフェーダの１月１週に話す駄話。詳しくは第918回の「新年のご挨拶」をご参照のこと。
※２ 沢田さんのほくろ：日本の児童文学作家、宮川ひろの作品。Ｕ・Ｂや空虹が小学生の頃、北海道赤平市の国語の教科書は教育出版でした。
※３ 乃木坂46とか欅坂46：秋元康がSMEのために作ったアイドルグループ。坂道シリーズはアイドルヲタの中では、「美人アイドルグループでも売れる！」という事実において、衝撃を与えたらしい。
※４ ジャニーズ：ご存じ、日本の男性アイドルグループの総本山。
※５ 超特急：ウルトラフリークであるとこのＵ・Ｂとしては、まさかこんなに売れるとは思わなかった男性アイドルグループ。スターダストスゲェ。
※６ 有村架純：姉がいろいろアレで大変そうな女優。空虹さんが「あんだけ見てる」言ってるのは、JRAのTVCMに出演していたから。
※７ 紅白：大晦日恒例のNHK主催「紅白歌合戦」のこと。しっかし、21世紀になってみると、男女別に歌で戦うとか意味不明だよなぁ。
※８ 吉岡里帆：オーディションのために、毎週のように京都から東京に通う深夜の高速バスにて、ずっと竹原ピストルを聴いてたという、「絶対にこの娘のこと好きになるしかないべや！」みたいなエピソードの持ち主な女優。
※９ ピストル：日本で今、一番、魂が籠もった曲を唄うシンガーソングライタ、竹原ピストルのこと。野狐禅の頃から愛してるＵ・Ｂ的には、なにがあっても、この人を裏切るような生き方はしないと断言できるのです。
※１０ SONGS：2007年から放送しているNHKの音楽番組。紅白前に、紅白出演者の会をまとめて再放送してたのを、Ｕ・Ｂはチェックしておりました。
※１１ 初代モンスターのT-PABLOW：高校生RAP選手権の第１回、第４回のチャンピオンにして、TV番組「フリースタイルダンジョン」の初代モンスター。川崎がヤヴァい街だと知らしめたキッカケの一人。 二代目の裂固ちゃん：岐阜県揖斐川町出身の高校生RAP選手権第９回チャンピオンにして、TV番組「フリースタイルダンジョン」の二代目モンスター。
※１２ 日高晤郎：北海道で知らない人はいなかったラヂオパーソナリティ。2018/4/3死去。
※１３ 空虹２１行。Ｕ・Ｂ１６行で、俺の負け。なんの話だか今ひとつピンと来ないまま展開してますが、まぁ、仏頂面しててもいいってことはないッスよね。たぶん。おそらく。
