その54「RHYMESTER King of Stage Vol. 15 Open The Window Release Tour 2023-2024 Presented by NISHIHARA SHOKAI＠日本武道館」
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Ｕ・Ｂ＞
空虹さんがスチャさんのパーカ着てきたらどうしようかと思ってましたよ。真面目な話（※１）
空虹桜＞
どこからツッコめばいいかわかんないけど、とりあえず、アタシも空気は読むよ。
空虹桜＞
いや、武道館暑いかなぁと思って、そこまで着込みたくなかったっていうか。
Ｕ・Ｂ＞
そっち！いいや。今回タイトルがウルトラ長いですけど、久々にカオシデでライヴレポです。「RHYMESTER King of Stage Vol. 15 Open The Window Release Tour 2023-2024 Presented by NISHIHARA SHOKAI＠日本武道館」（※２）を二人揃ってみてきたので感想戦です。
空虹桜＞
スゲェ酔った勢いで言うけど（※３）、ライムスは西原商会がスポンサードするけど、スチャはスポンサードしないって話だよね（※４）
Ｕ・Ｂ＞
うん。ゴメン。いきなりそこに踏み込まれると俺、反応できねぇ。
空虹桜＞
お前、なんだかんだで、鍛え方足んねぇーんだよ。
Ｕ・Ｂ＞
まさか、ゆるっとライヴレポだと思ったら、俺ダメ出しされる回？
Ｕ・Ｂ＞
言うても、そんな空虹さん酔ってないでしょ。酔ったテイを装ってらっしゃる。
Ｕ・Ｂ＞
最近、自分のライヴレポを諸都合で読み返してた（※５）んですけど、スゲェぺらっぺらで、今見るとビックリしたんですけど、ここで濃い話をできる方がテンション上がるんじゃないかってことで、本題です。取れた席が１階でしたけど、バリバリ真横で。
空虹桜＞
宇多丸（※６）がさ、武道館２回目のクセに、未だ１階席を「２階」呼ぶのは周りが指摘すべきだよね。
Ｕ・Ｂ＞
そりゃまぁそうなんですけど、いきなりオチに言及しないでください。さて、ライブレポやセットリストとかは、BAD HOPの東京ドーム（※７）とあわせてナタリー（※８）に上がるだろうから細かいことや詳しいことはそっちに任せて、記憶ベースというかインパクトベースで喋りたいと思います。まずは、俺の書くレポのお約束。開始は15分押しで18:16でした。
Ｕ・Ｂ＞
だって、目の前ぐらいに時計あったじゃないですか。
空虹桜＞
そゆ問題か。とはいえ、オープニングトークを考えると18:15ぐらいにアトロクがかかるのは正しい感じもある（※９）
空虹桜＞
でも、それより一番最初に思ったのは、メンバーカラーあるじゃないか！（※10）
Ｕ・Ｂ＞
ハハハ。たしかにそれは思った。あとは俺の好きなフレーズであるところの「黄色はキチガイの色」（※11）を宇多さんが着ていて、ちょっと笑った。
空虹桜＞
Ｄさんがピンクだったから、そのあと出てきたReiちゃんがオレンヂだったのかなぁ？とか（※12）
Ｕ・Ｂ＞
また曲解。兎も角ですね、デヴュ直後にRSR（※13）出てくれたこともあって、わりとReiちゃん初期から追っかけてる身としては、呼び込まれた時点で、もう泣きそうでした。
空虹桜＞
お姫様ドレス的な格好なのに、ギターヒーロー感があるのは凄いなとは思った。
Ｕ・Ｂ＞
なんだかんだで年イチぐらいReiちゃん見てる中では、過去イチ格好良かったです。で、MIGHTY CROWNのMASTA SIMONが出てきたので、アルバムの曲順に進むわけでも無いんだなと（※14）
空虹桜＞
そうね。そゆ意味では、ラストかラス前は「Open The Window」かなぁとは思った。
Ｕ・Ｂ＞
しかししかして、次に出てきたのが岡村ちゃん。あるいは靖幸ベイベー（※15）
Ｕ・Ｂ＞
ダメっぷりに、ホントのホントにめんどくさい人だなぁとは思いました。大好きだけども。
空虹桜＞
アタシ、そんな岡村ちゃん詳しくないんだけど、楽屋でスチャと一緒に見てたりするんでしょ。きっと。そっちはそっちで超楽しそうだよね。
空虹桜＞
あと、我々の席だと、ディスプレイが下30％ぐらいしか見えないから、ガチで顔隠れてるっていう。
Ｕ・Ｂ＞
そうそう。２回ほどお宇多がお品書き紹介した時（※16）に「ひみつ」ってLEDに出てるの見えないっていう。
空虹桜＞
思い出した！はじまる前から聞こえてたけど、後ろのお兄さん方、だいぶガチ勢だったよね？
Ｕ・Ｂ＞
そですね。さんぴんの話（※17）とかしてましたしね。
空虹桜＞
大学生の時、さんぴんのCDを見かけたことがあって、あの頃まだアタシも尖ってたから買わなかったんだよねぇ。悔やむよ。
Ｕ・Ｂ＞
あなたは今でも充分尖ってらっしゃいます。そんなことより、俺は「武道館ベイベー」叫んでクルッといつものように回る靖幸見れたので、もうチケ代元取ったなぁと。
Ｕ・Ｂ＞
お前が言うな。で、ひっさびさに剣さん見て、ひっさびさに「肉体関係part2 逆featuring クレイジーケンバンド」（※18）
空虹桜＞
LEDディスプレイに西原商会のトラック走ってたね。
Ｕ・Ｂ＞
アレはアリか！思いました。あと、カオシデ公開時にはちゃんと西原商会のトラックの写真差し込んでおきます（※19）
空虹桜＞
何気に「提案営業」（※20）のところが頭回るんだよね。
Ｕ・Ｂ＞
凄いとこ来ますね。で、「ライムスターイズインザハウス」ここでやるんだ思ったんだけど、やっぱりそのあとの「ジャズィ・カンヴァセイション」から「初恋の悪魔」が素晴らしかった。
空虹桜＞
知ってるけど、ソイルやっぱりカッコいいね（※21）
Ｕ・Ｂ＞
狡いですよね。でもって、再登場したReiちゃんの衣装がさ、ビックリ。エロかった！Reiちゃんに性的に興奮すると思わなかった。
Ｕ・Ｂ＞
否定はしませんが、嘘を吐いても仕方が無いじゃないですか。あと、「初恋の悪魔」がどんどんテンション上がってったせいか、スゲェBPMが高くなってた。
Ｕ・Ｂ＞
あと、この辺ぐらいで宇多さんの声がカスカスになってきたんで、俺が見る武道館はヴォーカルの声が掠れるのか！思ったけど、今思い出したら鈴木圭介だけだった（※22）
空虹桜＞
知らんけど、そこからのハイパヨちゃん（※23）
Ｕ・Ｂ＞
「なめんなよ1989」の「天国のＰちゃんに届けたい」（※24）を聴く度に泣きそうになるんだけど、流石に涙がこぼれ落ちましたよ。42歳。
空虹桜＞
からのワンチャン「B-BOYイズム」スチャとやるかな？思ったけど、やっぱりハイパヨちゃんでさ、とはいえ、これは本当にカッコ良かった。
Ｕ・Ｂ＞
ホントのホントに天国のＰちゃんへ叫んだし。
空虹桜＞
そうね。あの流れは本当にハイライト。っていうか、そこで終わっても良かった。
空虹桜＞
だって、当人が言ってたけど、おっさんの説教は直近のアトロクの擦り直し感もあってさ。しかも、声カスカス。
Ｕ・Ｂ＞
絶対本人悔やんでるから、あんまり言ってあげないでください。兎も角、唯一初めて見たNulbarichのJQ（※25）と「Open The Window」だったけど、JQが言ってたとおりデッカい日の丸の下で「Stop the war No more war」（※26）だったけど、それは「武道館」で「靖国神社」と「千鳥ヶ淵」のそばってこともあるから、やっぱり多重的に好戦的な右曲がりのダンディと一線を画した感はある。
空虹桜＞
そうね。それでいくと、アタシは何度も野音で「異議アリ」を連呼してる（※27）けど、それに近い背徳さというか、やってやった感はあった。
Ｕ・Ｂ＞
とはいえ、その「やってやった感」みたいなモノは、「オッサンの説教」そのものでもあります。
空虹桜＞
まぁね。いずれにせよ、そのテンションを完全にぶち壊したANIがMVPなのは間違いない（※28）
Ｕ・Ｂ＞
MVPかは議論の余地があるけど、知ってったけど、あの人ホントすごいね。あの場でまったく口が回ってないのに泰然としてるとか。
空虹桜＞
わりとガチなライムスファンの大学の後輩が来てたんだけど、思わず、終わったあとに「ウチのアニがすみません」ってメールしちゃったもん。
Ｕ・Ｂ＞
とはいえ、ラスト「待ってろ今から本気出す」の流れ的にはちょうど良かった気もしますけどね。
空虹桜＞
そうね。あと、当人達はどうかわかんないけど、アンコールが思いの外早く出てきたので、青いサイリウム演出がウマくいったのか良くわからない。
Ｕ・Ｂ＞
どうなんですかね？いちお、宇多さん言及してたから、伝わってたんだとは思いますけど。
空虹桜＞
たしかに。モー娘。引き合いに出してたしね（※30）
Ｕ・Ｂ＞
そうそう。サイリウムなんて、何年かぶりに光らせましたけど、みんな帰り捨ててる中、まだ持ってますからね。俺。
Ｕ・Ｂ＞
わるかったな。そうそう。武道館お約束の特効キャノン（※31）が無かったのが残念だなぁと。
Ｕ・Ｂ＞
アンコールも「ONCE AGAIN」１曲だったし。
空虹桜＞
とはいえ「ONCE AGAIN」以外の選択肢は無いし、その前にＤさんが言ってた「もっとラップうまくなりたい」はベストMCでしょ。
空虹桜＞
超ラップウマいANIって面白いけど、ANIじゃ無いわぁ。
Ｕ・Ｂ＞
ANIという概念になにを求めるかですよね。それはそれとして、やはり「ONCE AGAIN」は強い。
空虹桜＞
ヒップホップアンセムとしては「B-BOYイズム」だろうけど、パブリックな代表曲としては「ONCE AGAIN」かなぁって気はする。
Ｕ・Ｂ＞
たしかに。で、20:50ぐらいに終了なんですけど、よく考えたらアルバム全曲やらずなんですよね（※32）
空虹桜＞
しかし、こうなると１回ぐらいスチャも武道館やって欲しいなぁ。LB祭的に（※33）
※１^ 空虹さんがスチャさんのパーカ着てきたら：ご承知の方はご承知の通り、空虹さんはスチャダラパーの大ファンで今回のライヴもスチャダラパー目当てでした。とはいえ、今となってはライムスもお詳しい。
※２^ RHYMESTER King of Stage Vol. 15 Open The Window Release Tour 2023-2024 Presented by NISHIHARA SHOKAI＠日本武道館：日本のヒップホップグループRHYMESTERのアルバム「Open The Window（Apple / Amazon）」リリースツアーとして、2024/2/16に日本武道館で行われたライヴ。
※３^ スゲェ酔った勢いで言うけど：本稿は、ライヴ終演後、九段坂というか飯田橋というかで呑んでる時のダベリです。
※４^ ライムス：上の注釈でも書いちゃってるけど、RHYMESTERの略称。 西原商会：鹿児島県に本社を置く業務用食品卸会社。最近DAZNでもCMが流れてビックリする。 スチャはスポンサードしない：どちらかというと、スチャがスポンサードされたいと思っていない気がする。っていうか、それを言ったら藤田晋が金を出すべきじゃ・・・
※５^ 最近、自分のライヴレポを諸都合で読み返してた：過去の武道館で見たライヴを確認してたのです。
※６^ 宇多丸：RHYMESTERのマイクロフォンNo.1。
※７^ BAD HOPの東京ドーム：日本のヒップホップグループBAD HOPが解散ライヴとして、日本人ヒップホップミュージシャンとして初めて2024/2/19に東京ドームワンマンライヴを行った。
※８^ ナタリー：音楽ニュースサイト。実際に公開されたレポはこちらで、一部参考に会話内容を補正しています。
※９^ オープニングトークを考えると18:15ぐらいにアトロクがかかるのは正しい感じもある：アルバム「Open The Window」の１曲目「After 6」は、宇多丸がメインMCを務めるTBSラジオ「アフター6ジャンクション」（略称アトロク）のオープニングテーマとして作成された。今回のライヴは、最初ラジオ版のの後、楽曲版を続けざまにパフォーマンス。なお、現在は放送時間変更に伴い「アフター6ジャンクション2」になっている。
※10^ メンバーカラーあるじゃないか！：今回は物販が３色展開だったので、メンバーカラー・推し色があるのか？という話がアトロク内であった。
※11^ 黄色はキチガイの色：石野卓球が電気グルーヴ「YELLOW」発売時のインタヴュでそんなことを言っていた記憶。
※12^ Ｄさん：RHYMESTERのマイクロフォンNo.2。Mummy-Dのこと。 Reiちゃん：日本のミュージシャン・ギタリスト。超カッコ良くて超可愛い。後述する衣装も含めてオフィシャルの画像を。なお、宇多丸が黄色の衣装だったので、黄色＋ピンクでオレンヂというのが空虹さん発言の意。
※13^ RSR：
Ｕ・Ｂが生きる理由であるロックフェス「
RISING SUN ROCK FESTIVAL」の略称。
※14^ MIGHTY CROWNのMASTA SIMON：日本が誇る世界のレゲエクルーMIGHTY CROWNのメインメンバーがMASTA SIMON。 アルバムの曲順に進むわけでも無いんだなと：１曲目「After 6」２曲目「My Runway feat.Rei」に続いて、MASTA SIMONプロデュースの７曲目「予定は未定で。」だったので。
※15^ 岡村ちゃん。あるいは靖幸ベイベー：日本のシンガソングライタ岡村靖幸のこと。自分のライヴではMCしないクセに、RHYMESTERのライヴで「コントやりたい」と駄々捏ねた上に滑ったので、RHYMESTERのライヴは出禁になった（笑）
※16^ お宇多がお品書き紹介した時：「日本武道館 特選盛り」として、過去曲をパフォーマンスするコーナーでの紹介担当として、宇多丸が演じたキャラクタがお宇多。
※17^ さんぴんの話：1996年に行われた日本のヒップヒップイヴェント「さんぴんCAMP」のこと。
※18^ 剣さん：クレイジーケンバンドのフロントマン横山剣のこと。「肉体関係part2 逆featuring クレイジーケンバンド」：クレイジーケンバンドの楽曲「肉体関係」をRHYMESTERがカヴァしたヴァージョン。
※19^ カオシデ公開時にはちゃんと西原商会のトラックの写真差し込んでおきます：写真は↓
※20^ 直前の鉤括弧は「世界、西原商会の世界！ part2 逆featuring CRAZY KEN BAND」の歌詞より引用。
※21^ ソイル：日本のデスジャズバンドSOIL&"PIMP"SESSIONSのこと。
※22^ 今思い出したら鈴木圭介だけだった：フラワーカンパニーズの武道館のお話。
Ｕ・Ｂによるライヴレポは
こちら。
※23^ ハイパヨちゃん：日本のヒップホップユニットhy4_4yhのこと。世界にYAVAYを発信するQUEEN OF STAGE。
※24^ 直前の鉤括弧は「なめんなよ1989」の歌詞より引用。
※25^ NulbarichのJQ：シンガーソングライターのJQ（Jeremy Quartus）をリーダとして構成される基本５ピースバンドがNulbarich。ついつい、「ぬるばりっち」と読んでしますけど、「なるばりっち」が正しいらしい。
※26^ 直前の鉤括弧は「Open The Window」の歌詞より引用。
※27^ アタシは何度も野音で「異議アリ」を連呼してる：スチャダラパーが毎年日比谷公園大音楽堂でライヴをやる際に「ジャカジャ〜ン」と言う楽曲を演じていたという話。曲中に「異議アリ」を連発する。
※28^ そのテンションを完全にぶち壊したANI：スチャダラパーの2MCの内、一人がANI。ペダルゴーカートをキコキコを漕ぎながら登場したのだけど、「Forever Young」の歌詞を間違えたという話。
※29^ 空虹さんの発言は「0718アニソロ」の歌詞より引用。
※30^ モー娘。引き合いに出してたしね：上述のナタリーのレポに詳細があるので、
そちら参照。
※31^ 武道館お約束の特効キャノン：炭酸ガスの圧力でメタルテープ・紙吹雪等を飛ばす特殊効果機材。検索ヒットしたサイトへ
リンク。
※32^ よく考えたらアルバム全曲やらずなんですよね：「2000なんちゃら宇宙の旅」だけパフォーマンスされなかった。
※33^ こうなると１回ぐらいスチャも武道館やって欲しいなぁ。LB祭的に：ジェーン・スーも似たようなこと言ってたので、特定の世代にとっては最後の希望なんじゃなかろうか。
※34^ 夢あるッス：ANIの発言オマージュ。
雑感・レヴュ集 メタセコイア > 音楽 > ライヴレポ > その54「RHYMESTER King of Stage Vol. 15 Open The Window Release Tour 2023-2024 Presented by NISHIHARA SHOKAI＠日本武道館」
