(自分に起こった場合の)突然死について
突然死って怖いのかな、とふと思ったんだけど
突然死ぬ、ということが今こうしている次の瞬間にもう死んでる
っていうことだとしたらあんまり怖くないね
というのは
だいたい死の恐怖というのは
もうすぐ死んじゃう死んじゃうこわいなこわいな
と怯えている時間のことだと思うんです
病気であれ拷問であれ、その時間は本当におそろしいだろうなと思うんだ
(それは恐怖の根源みたいなものでもあると思うんだけど)
痛いとか苦しいのはフィジカルに辛いから怖いというのとはちょっと違うよね
痛いとか苦しいのは「痛い」であり「苦しい」であり、それ以外のものではない
ただその物理的な辛さに上述の「もうすぐ死んじゃうかもこわいなこわいな」が被さってくるから
心身ともに辛さが増幅するのだと思います
だから
突然死んじゃうっていうのは
「もうすぐ死んじゃうかもこわいなこわいな」も「痛い苦しい」も
おそらくほとんど無い(もしかしたらちょっとはあるのかもしれない)から
怯える時間が存在しないということになるよね
だから突然死はあんまり、というかぜんぜん怖くないね
怖がる理由がなくなってしまうから。
(身近な他人の死についてはこの限りではなく、また別の話になってくる)
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