今回はどうも捨てられない

引越すために家中片付けてるんだけど、
手紙とか写真ってこまめに処分しているつもりでもけっこう残っていたりするもので。
なんか、こういう類の思い出品をザックザック処分できる時とそうでない時があるよね。
今回はあんまり冷酷に処分できない時期みたいです。寂しいのかな・・・
思わぬところからメモ紙の走り書きみたいなのが出てきたりして、それを書いた妖精みたいなあの人とはもう会えないのかも知れないな、とか思うと捨てることがもう大罪みたいに思えてくる。
物にたいして冷酷になれないのは、どうも精神的に追い詰められているみたいです。いや肉体の方かな・・・
そこまでして捨てることもないのでそういう手紙の類はまだとっておくことにした。
昔の書簡を読むとあ、この人とはこういう人間関係の地点を通過してたんだなとか気づいたりしてギョっとすることもありますね。死んだ文学者の書簡が面白いのはそういうことなんだな。
「なんかの雑誌のリリーフランキーのコラムのきりぬき」が同封されてた手紙が出てきた。読んだらおもしろかった。リリーがまだ今ほどやさぐれてない頃の文章で、未来を見るのなんかもうやめてひたすら過去のことばっかり考えようよ、もう積極的に後ろ向きに生きます、それがロマン。みたいな内容。なつかしくてなるほどなと思った。手紙の主はNさんあなただぞえ!ガビーン!

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この記事に対するコメント・トラックバック [1件]

Up1. しょこ — 2007/05/26@11:39:34

がびーん。
古い手紙読むとおもしろいよね。
冬山からきた死ぬ直前の太宰や芥川を
思わせる手紙とか。んねっ。

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