機転が利くカツオ君

最近のサザエさんでは
「機転が利いてアイデアマンなのに、テストの成績は悪いカツオ君」
っていう設定がなんかおかしいなぁと思っていたんです
小学生なら知能だけで乗り切れるから、機転が利くだけでだいたい成績は良いからね

でも「サザエさん第1話」を見たら納得しました
戦後すぐの昭和の子供では、機転が利いてすばしっこいけど勉強はできない
っていう成立のしかたは十分にあったんですよね
戦後教育と子供の在りようはカツオ君のメンタリティひとつとってもずいぶん変化してるんだなあ。

作者が亡くなってからのサザエさんのアニメはなんかもう同人誌みたいになっちゃってるけど
だけどお話の根幹に関わる設定の部分にに昭和の考えがきっちり残っている。
だからこのごろのむりに現代っぽい同人誌的なつくりとのズレがゴツゴツしてきて、なんか気持ち悪いんだと思います。
もともとの漫画が新聞連載だからっていうのもあるんだろうけども、
本来そうであった人間関係の設定のリアリティさが主題になってるものだから
容易にスライドさせ得るたぐいのものではないんだよね。
その点ドラえもんでは登場人物は「あくまでコマ」なので、のび太君は昭和の子供でなくてもいいのかもしれない。
ひみつ道具のクオリティと技術進化がどうのって考えもあるかもしれないけどさ。まあそれはいいや。



オープニングムービーがオシャレ!

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