雑感・レヴュ集
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映画

作品名記述者記述日
アタック・ナンバーハーフ唸るバクテリア2001/06/24★★★★

ここの757で若干内容に触れてますので興味のある方はどうぞ。

タイって国は王国だったりするわけで、帝国主義の中でも独立を維持し続けたスゴイ国であります。
そんな国が作った映画を初めてみたわけで、単純な技術論からいけば、予想以上でビックリ。
ストーリィが微妙に説明不足なのも含めて、レヴェル高いッス。
間違いなく、そこら辺の連ドラより上。

私を見たいならご覧なさい

オカマがバレーボールで国体優勝する話がコレ。
必然周りからバッシングされ続けるわけで、まぁ日本でもありそうなイベントが続々と起こるわけですよ。
それをかいくぐるオカマ。
男女差別という概念だって、結局は産業革命以降、女の人でも重労働ができるようになったから生まれたわけで、発展途上国じゃなかなか問題になりにくいもの。
なら、オカマはなおさらだ!かと言いますとそれがそうじゃないわけで。
たとえば、織田信長は両刀使いだったわけだし、結構昔から地位が上の男どもはイイ男(特に少年)を見つけては食い漁ってたわけですよ。
つまり、ゲイを差別すると言う概念も結構新しいのです。
もしかしたら、男女差別のせいでゲイへの差別も生まれたのかも・・・

私が私であることを認めて

と、田○陽子に怒られそうな話を展開してますが、この映画、根底には差別があります。
なにせ、オカマが男子の部で国体優勝する話なんですから、差別に触れないで話を描く方が難しい。
対立図式を提示しそれを逆転していくことで笑いを生む。
コントの原点というヤツです。コメディの基本。
それをきちんとした形でやって見せた映画がコレ。
従って、根底にあるテーマが大きいほど扱いにくいけど、笑いも感動も大きくなる。
なにせ、この映画実話ですから。

あなたの心は私と同じだから

ちなみに、メインの役者さんは基本的にノンケ(異性愛好者)です。
一人だけマジもののオカマがいらっしゃいますが、それが・・・!

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