映画ばかり見てるのだけども「
少年の君」見ました。
武蔵野館の背が低い椅子だと前に座ってるオッサンの頭が邪魔だから最前行ったら、馬鹿なオッサンが隣に座ってて、ホント滅びれいいのにと。
こちとら、発売当日に予約してて、その時点で周り誰もいなかったんだから、あとからチケット取ったヤツが悪いに決まってるじゃねぇーか。ざけんな。
それはともかく、予告のバイクシーンは良かったし、実際のバイクシーンも良かったのだけど、少女漫画なら少女漫画を貫いてくれればいいのに、最後、あの字幕は無いわぁ・・・
社会体制として中国は弱者を虐め抜いて虐殺してるのに、それを棚に上げて子どものイジメで正論ぶるのは、もちろんイジメは許されないのだけど、
じゃあ嘘だけ並べて治安を維持するのが正しいのか？
結局、チェン・ニェンの
「
助けてくれない 」
の問いに対して、明確な答えも提案も無い。
「
自分だけ？ 」
と、女性刑事は問うたけど、いや、自分を信じる以外ないじゃん。こんな不条理。
むしろ、シャオベイは最後裏切られた構図だけど、それでも愛を貫くテイなのは、わりと非情だなぁとか。
だって、一番は刑事のチェン・イーがチェン・ニェンに助けを求められたの気づかずスルーしたからじゃないですか！
そんなの、生半可で電話してくる娘じゃないのは自明なんだから、
気づかない朴念仁が悪いわけですよ。当たり前じゃん。
うーん。
心理描写は良かったし、チェン・ニェン役のチョウ・ドンユイの強さは好感。「
ジオラマボーイ・パノラマガール」の山田杏奈に似てる感もあって、今、アジアはこういう女の子の時代なんだろうか？
もちろん、噂のTFBOYSイー・ヤンチェンシーもカッコいいし、悪役も似合ってるし、
なにより笑顔が可愛い。
狡い。笑顔が可愛い男の子狡い。
三枚目に勝ち目無いじゃん。
終盤のキスシーンは、序盤のキスシーンと対象構造。つまり、
どちらがどちらを助けるか？なので、良いシーンだったんだけどなぁ・・・
あと、ヒールのウェイ・ライ役チョウ・イエは、ステレオタイプではあるけど、美人の自覚ある美人で、かつ、毒親に染まった人間として馬鹿な子をやりきってて、役者としては好評価ですね。助演賞ノミネートってのもわかる。
全体的には良い映画なだけに、最後がいらんかったなぁ・・・
つくづく、ああ、もったいねぇ。
