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洋画

作品名記述者記述日
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー唸るバクテリア2020/09/18★★★★

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」見ました。
相変わらずヒドい邦題はしかし、比較対象として語られる「スーパーバッド 童貞ウォーズ」と仄かに呼応する。
ヤだ。もう、下衆くて最高。頭悪い。素晴らしい
女の子の映画なのがまず最高ですよね。
しかも、オープニングの頭悪い感じから、感傷に浸らないエンディングまで、一番近しいのは、たぶん、つづいさん
やっぱり、頭の良い子が頭悪いことするチグハグさと、それでも悪くはなりきれないし、誠実さは報われたり報われなかったりするリアル。
いい人は昔悪い人だし、みんな、ちゃんと二面性があるしっかりした映画。
馬鹿だなぁ。青春だなぁ。いいなぁ。
直近だと「WAVES」を見たせいもあって、なんとも対称形であったとも感じる。
あっちは、マチズモに対する崩壊と再生だけど、こっちはヴァギズモ(?)に対する畏怖と受容。
異なるように見えて、描かれる図形は似ている。
たぶん、彼女たちは頭が良いから身を滅ばさず留置場。人は殺さなくて、子どももできなくて、でも、セックスに持ち込む段階でゲロを吐く。
そう。嘔吐映画は最高って歪んだ観点があって、面白い映画は走るシーンと嘔吐シーンがあるもんですよ。
こっちで走ったのは、だっさい車だけど(笑)
ともかく、主人公コンビの顔芸が楽しくて仕方がないから、アレ眺めてるだけでいい1日を過ごせそう。
とくにモリー役のビーニー・フェルドスタインが抜群。あの目の大きさを見事に生かした顔芸。兄がジョナ・ヒルですからね。
コメディエンヌとして、これからいたるところで見るんじゃないだろうか。
もちろん、相手のエイミー役ケイトリン・デヴァーの受けが良いのですよ。
パンフで町山広美が看破してるけど、「優等生だけどお互いにとって最高に面白いやつ」として100%以上モリーに応えてる。ここの受け答えがしっかりしてないと、茶番に終わるところなんですよ。だから、仲違いしたあとの留置所のシーンが最高。
つづいさんの面白さも、会話のキャッチングの妙なんですよね。
真面目にやってたのが馬鹿みたいでも、遊んでた子たちだって漫然と遊んでたわけじゃなく、埋められない才能の絶対的な差があったりするもんだし、努力する才能があっただけマシだとも思う。才能が無かった人間にすれば
にしたって、アメリカのハイスクールは、やっぱりマリファナが欠かせないね!
その点において、ジジ役のビリー・ロードがこれまた怪演中の怪演!
あんなのやられたら、もう勝てない。
魅力的な役者に、魅力的な色彩が加わると無敵だなぁ。

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