雑感・レヴュ集
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作品名記述者記述日
クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲(TV)唸るバクテリア2002/04/12★★★★

ここでも若干内容に触れてますので興味のある方はどうぞ。

久方ぶりに、そう、あれはアクション仮面が主役クラスで出てきた話以来で見たクレヨンしんちゃんの劇場版。
面白かったです。
これで邦画はアニメしか見れなくなったかもしれません。
コンスタントにこんなもんを毎年作ってるんだから日本って国はスゲェぞ。マジで。

って、冷静に考えれば最近まったく見てないけどドラえもんとか、今まで一度も見てないけどポケモンとか、毎年レギュラで劇場公開してるアニメーションはなんだかんだで10本近くあるわけで、実際問題どれもこれもかなりの秀作なわけなんですよ。
その理由は子どもが見るから。
それに付き添って大人が見るから

ネット上をうろうろしていて見たのは「ぽかーんとしてる子どもの後ろで大人が笑う映画」
その通りでございました。
参りました。
なにが参るかっていうと、毎年レギュラで映画化してる10本近くの中で唯一「クレしん」だけがギャグマンガ(「ギャグアニメ」だと語感が悪いから)だってことなんですよ。
つまり、この子どもをおいていく笑いは計算尽くなのです。
そして、それより凄いのが、きちんと計算で客を笑わせているところなのです。
そして、これが一番究極なんだけど、「日本人総オタク化」って風説が真実だってことなんですよ。
わかるヤツだけわかればいい。
これがオタクの言いぐさで、この映画はわかる大人だけ笑えばいい演出と脚本。
歳取ると思い出話しかしなくなるって言うけど、つまり、オタクになるってことなんだ(笑)
危険を承知で言うなら、究極の身内ネタで楽屋落ち

それでも、感じてしまうモノはしかたない。
感じさせられる映画だからしかたない。
匂いがしたんだよなぁ〜。60年代から70年代にかけて、日本という国全体が背伸びして大人ぶってた頃の匂いがさ。
んでもって、それを嗅ぎ分けちゃう俺も俺なんだよなぁ〜(苦笑)
しかも、あの時代って嫌いじゃないんだよなぁ〜(滅)


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