朝 https://gennari.net/meta/fuji4.htm#morning
諸都合で、ほとんど寝ないまま家を出たり。
まぁ、その諸都合ってのも、振り返ったら断片的に書き散らかしてたので、そんな隠すことでは無い気もするけど、まぁ、いいや。
東京駅について、新幹線改札を抜けてから、予定より早い新幹線に乗れたことに気づく。ああ・・・切符チェンジする発想すらなかったよ・・・
とはいえ、よく考えるまでもなく、空虹さんと待ち合わせていたので、切符チェンジしてはいけないのであった。
で、新幹線ではひたすら寝てたのだけど、久々に二階建てのMax車両に乗ったので、ホームが視線より高かったのがサプライズ。
越後湯沢に着いてみたら、乗ってた人の大半がフジに行く人だった(微笑)
ARABAKIの時より、目的地同じ人が多かった印象。
30分ぐらい並んでシャトルバス乗車。
ARABAKIで散々痛い目に合ってるから、
30分は並んだうちに入らんなぁ。シャトルバス。
微妙に寝れそうで寝れないシャトルバス。チラホラ、10年前に見た風景を見たり見なかったり。
言うてもまぁ、観光バスで良かったですよ。乗れたのが。普通の乗り合いバスだとしんどかったなぁ。
やっぱり雨。雨。雨。
微睡む内に苗プリ到着。
苗場よ、わたしは帰ってきた!
泥濘に気を払いつつ、これぐらいの雨なら耐え凌げるかなぁ。なんて油断を見せたらざっと降り出し、慌てて合羽を着込む。
リスバンもらって、とりあえず、もうカフェインが足りてないので、場外でまずはコーヒー。
雨で濡れてTouch IDが反応せず、まさかのパスコード入力でお支払い。
コーヒー飲みながら入場口までテクテク行く。
まさかの持ち物検査とか、まさかの入場時にICタグで確認とか、
フジロック近代化してるなぁ。
空虹さんに会場案内しがてら、まずはRSRブースでザンギラップとビールで乾杯。
さっきからQUICPayで払ってると、なんだか金銭感覚が麻痺る。
日常生活よりフェスの会場内の方が麻痺ってる感じが大きい。
しかしてでも、財布出さなくていいのはホント便利。ステキング。
泥まみれだとわかっていたけれど、いつもフェスで履いているPUMAの超軽いスニーカで来てみたら、苗場の泥で思いの外、靴が滑る。
アレ?ARABAKIの時はそれほどでもなかったのに・・・土質の違いか・・・
案内ってことで、いちお、ORANGE CAFEまで行ったら想像以上に疲れ果て、また、ホントにORANGE CAFEの泥濘が酷いことになってたり。
うん。今思うと、ここがステージだったって、凄いな・・・
ここステージにするなら、ARABAKIの花笠みたいに床張るしかないよなぁ・・・
ともかく、ここまで案内したら君とはお別れだ!
ってことで、空虹さんと別れて、テクテクとボードウォーク歩いてたら、遠くから「モンキーマジック」!
なお、以後、見出しの時間の表記はタイムテーブルに従います。
11:00-12:00 サンボマスター(GREEN STAGE) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#sambo
曲名メモり損ねたんだけど、オフィシャルにセットリスト出てた!ラッキィ!!
ともかく、着いてみたらガンガン煽る山口。
って、アレ?ほぼ最初から見れたのか。俺。
「そのぬくもりに用がある」からの「世界をかえさせておくれよ」で、もう結構いい感じにテンションが上がり、グリーンの中腹ぐらいで見てるのに、ピョンピョン跳びはねる。
前のカップルも跳ねてるし、隣っていってもちょい距離離れたところで、水色のアノラック(死語)着てるお兄ちゃんも飛び跳ねてる。
そうかサンボも10年ぶりか!
このまま何も残らずに
あなたと分かち合うだけ
やがて僕等は それが全てだと気がついて
悲しみは頬を伝って
涙の河になるだけ
揺れる想いは強い渦になって
溶け合うのよ
(from「青春狂騒曲」サンボマスター)
なんて、久々に聴いた「青春狂騒曲」が良すぎて、もう泣きたい。
「
ライブハウス、グリーンステージへようこそ 」
なんて、ガッツリMCを挟みつつ、ミラクル起こしたいと連呼しつつ、「歌声よおこれ」や「ミラクルをキミとおこしたいんです」がぶっ込まれる超戦闘的なセットリスト。
水色のアノラック(死語)着てるお兄ちゃんが外人さんに写真撮られまくり、ついでに俺も撮られる。
次、いつ呼んでもらえるかわからないから、次呼ばれるまで、お前ら死ぬなよと繰り返す山口。
もちろん、サンボとはいえ、ここに来てるような人はチェスター・ベニントンを思い浮かべただろうし、クロマニヨンズまで言及されたら、ヒロトの交通事故も思い出しただろう。
はしゃぎすぎて、1000m全力疾走したぐらいに息が上がる。
「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」からの「ロックンロール イズ ノットデッド」で終了。
一発目からいいモノ見たし、もう、元は取ったと思った。
ロックンロールが好きだ。
セットリスト(ソース)
- そのぬくもりに用がある
- 世界をかえさせておくれよ
- オレたちのすすむ道を悲しみで閉ざさないで
- 青春狂騒曲
- 月に咲く花のようになるの
- 歌声よおこれ
- ミラクルをキミとおこしたいんです
- できっこないを やらなくちゃ
- 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
- ロックンロール イズ ノットデッド
12:40-13:20 DAY WAVE(RED MARQUEE) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#daywave
もうちょっとなにか食べたいなぁ思ってOASIS戻ってみたら、完全に人大杉です。ありがとうございます。
じゃあ、日本酒呑むべと、上善水如のスパークリング。
あ〜。日本酒うめぇ。
EXPRESSのガールズコレクション撮影に遭遇したのだけど、UPされてなかったので、違ったのかもしれない。
で、ブルー・ギャラクシーまで行ってソーセージとチキンを。
ビバ!肉食系男子。
櫓周りに人がいっぱいあるなぁとずっと思ってはいたけど、よく考えたら
Jリーグ苗場支部じゃん!ってことで、気付いた時には清水だった。
軽く写真を盗撮してからREDへ。
「RED MARQUEE内は椅子禁止」書いてるけど、乱れ並ぶ椅子椅子椅子。
EXPRESSにもちょいちょい言及されてはいたけれど、
10年ぶりに来てみたら驚きのマナーの悪さ。
そうか。
ロックフェスがオッサン・オバサンのモノになるとこうなるのか。
と、素直に思った。
歩き煙草してた
屑も見かけたなぁ・・・
それはともかく、DAY WAVE。
全然予習してなかったんだけど、これは心地良いロック。
今の流行りのシーンにジャストフィットな感じで、売れるなぁとは思ったけど、これはこれで眠くなる(苦笑)ので13時過ぎに移動。
13:50-14:20 WESTERN CARAVAN(FIELD OF HEAVEN) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#western
行ける範囲は歩こうってことで、GREEN→HEAVENのボードウォークを歩く。
木道亭があるので渋滞中。
平賀さち枝とホームカミングスだったっぽい。
遠目の兎を撮りだめしたり、川がそこまで氾濫してないから、やっぱり土砂降りではないなぁと思ったり。
着いたら、ちょうどWESTERN CARAVANはじまった!
見事に見事なカントリー。
楽しいのだけど、体が眠いのでどうしようもない。
PA宅前を確保したので、なんとか柵によしかかりながら最後まで。
もうちょい体力がある時に・・・
15:20-16:10 THE GOLDEN CUPS(FIELD OF HEAVEN) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#goldencups
ねっ・・・ねむい・・・
座って寝てたらスタッフにおこされたので、怒られない場所まで退避してから仮眠。
10分程度だけど、結構スッキリして、GOLDEN CUPS次第前の方へ。
噂のパンダさんを見かけて、フジロックに来てるなぁと(笑)
THE GOLDEN CUPSにいたりするあたり、さすがです。
GS曲はやらず、基本洋楽カバーで突き進んだライヴ。
そうか、この音で古稀なのか・・・
カッコ良いライヴなんだけど、たぶん、今の俺にはカフェインが足りない・・・
俺、オザケン前に帰ってもいいかな?
16:50-17:40 THE AVALANCHES(GREEN STAGE) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#AVALANCHES
ってことで、帰りのところ天国でコーヒーを飲す。
ウマすなぁ。コーヒーはウマすなぁ。
で、雨のせいか
トイレがどこも空いてない!
ご飯もほとんどが行列なのに、トイレまでって、生理現象はどうしようもないとはいえ、どうしたものか。
仕方ないのでトイレには並ぶ。小腹を満たすのは諦める。
いろいろ作戦変更してCORNELIUSを早めに切り上げる決心しつつ、AVALANCHES。
にしたって、AVALANCHES凄いね。
あのカオスを、よくぞまぁコントロールしてるなぁと。
まぁ、GREEN STAGEは最後にもっと凄まじきカオスをぶち込んできたわけだが。
なんだか異世界音楽のようにすら聴こえたのだけど、いずれにせよ、めっちゃスタンディングは盛り上がってて、やっぱ、
このフェスの人たちはタフだなぁと。
あと、近くで見てた外人さんが、「マリア!」とゲストヴォーカルの名前を叫びまくってたのが印象的でした。
18:10-19:10 DEATH GRIPS(WHITE STAGE) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#dg
テント組の職場の人が、「絶対オザケン入場規制掛かるから早く来た方がいい」と唆されたので、早く切り上げる決心から、CORNELIUSを切ってWHITEへ。
職場の人たちと合流して、予期せぬDEATH GRIPS。
だったけど、DEATH GRIPSカッけぇ!
今時っぽい攻撃的なラップスタイルは、日本だとANARCHYっぽいんだけど、音はむしろノイズより。
つか、今年のイズばっかだなぁ(笑)
カッコいいし面白いし、図らずとも、いいステージ見たなぁと。
20:10-21:10 小沢健二(WHITE STAGE) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#1234
空虹さんとは、オザケン終わったらところ天国で落ち合いましょうということで、無理せず待ち合わせだけ決める。
「
魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」で聴いた記憶のある「ぼくらが旅に出る理由」のカバーやなんかが流れる中、たしかに「入場規制」の4文字がスクリーンを彩る。
絹みたいな細い雨粒だから、あまり降ってる感慨は無いんだけど、ライヴ中に光が照らすと、凄い雨だと気づく。
そんな不可思議空間。
定時前から思わせぶりが続き、「魔法的」らしくテンカウントから1曲目「今夜はブギー・バック」
予想通りスチャさん登場も、予想以上に揉みくちゃになって、そのままさらに前の方へ。
そこから先はもうオザケンだったので、皆まで言う必要はない気がするけど、
やっぱり歌下手だった(笑)
逆に、ヤケにコーラスがウマいなぁ。HALCAが成長した?思ったら一十三十一という。
ある種の羞恥プレイ。
結果的に、月曜日から声が出にくくなったのは、ひとえにここで熱唱しすぎたからで、アラフォーになると声帯の筋肉痛が2日遅れるとしみじみ実感しました。
セットリスト(ソース)
- 今夜はブギー・バック
- ぼくらが旅に出る理由
- 飛行する君と僕のために
- ラブリー
- シナモン(都市と家庭)
- 東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー
- さよならなんて云えないよ
- 強い気持ち・強い愛
- 流動体について
- 愛し愛されて生きるのさ
- フクロウの声が聞こえる
21:00-22:30 APHEX TWIN(GREEN STAGE) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#APHEX
ほぼNO MCで、「流動体」から「愛し愛され」への流れは、計算にしてもエロいなぁと空虹さんに話したら、
そんなことよりも、やっぱり「フクロウの声が聞こえる」が酷すぎるから、誰かなんか言ってやれよ!
と、お怒りだった21:50過ぎのところ天国。
HEAVENのくるりも入場規制らしく、オザケンから脱出する人は全員GREEN方面へ誘導され、結果的には50分かけてところ天国へ辿り着くという土砂降り。
人混みの中で合羽着込んだから、凄い目で周りから見られた(残念)
明るい内じゃないと、このスニーカじゃ泥濘を脱せない気がしたので粛々とAPHEXへ。
乱れ飛ぶレーザー光線が超カッコ良いし、
終わったあと、すれ違った男の子が、
「
あんなのずっと聴いてたら狂う 」
言うほど荒れ狂った
ノイズ天国。
そりゃ、ピエール瀧も見に来ますわな。
メガネ持ってきてなかったので、映像ネタまできちんとチェックできなかったのが残念。
ホント、ノイズが気持ちいいと最初に思った人の現在ですよ。
23:30-00:50 小沢健二(PYRAMID GARDEN) https://gennari.net/meta/fuji4.htm#1234_2
さぁ、人民大移動の前にと、APHEXが終わりきる前にGREENを脱出。
スゲェ遠回りしてPYRAMID GARDENへ入り込む。
まさか、そんなルートを辿らせますか・・・
導線的に仕方ないのはわかるけども・・・
で、入場規制前に辿り着いたけど、テントスペースも兼ねてるから、テント間を通ったら、神経質そうなオバサンがブーたれたり。
うん。それ、正論だけど、ARABAKIやRSRじゃ日常だし、なにより、道を通らなきゃいけない義務、キャンプ場には無いぜ。
とはいとはいえ、まぁ、ステージ前の人混みじゃ、他人様の頭に隠れて見えませんわな。
若干、起きてられる自信がない。
と、空虹さんに告げたら、右に同じく状態だった。
やっぱ、フジロックは過酷ですよ。
閑話休題。
リズムマシーンとギターに、スカパラ一人ずつゲストみたいな編成だったけど、WHITEが幕の内弁当だったら、PYRAMID GARDENは
懐石弁当みたいな感じでした。
ここまで頑張った甲斐はあった。たしかに。
超眠かったけど。
セットリスト(ソース)
- 天使たちのシーン
- モノローグ「夏休み、我らが社会の偉大なる時計 第1章 休みの日」
- 飛行する君と僕のために
- ぼくらが旅に出る理由
- それはちょっと
- ドアをノックするのは誰だ
- モノローグ「第2章 夏休みって、春休みだったのか!」
- 神秘的
- 流星ビバップ
- いちょう並木のセレナーデ
- モノローグ「第3章 夏休み、我らが社会の偉大なる時計」
- 天気読み
- 流動体について
終わり https://gennari.net/meta/fuji4.htm#finale
体力はとっくに限界だったので、残りはT字路sもなにも見ず、もち豚食べて、ビール呑んで仮眠でした。
もう無理。
一日券組は、だいたいみんな同じ発想らしく、苗プリの売店屋根下は、ずらっと野宿者が群がっていたり。
空虹さんともども、同じことをしてたわけだが。
帰りのシャトルバスも、乗るのに40分ぐらいかかったよ・・・
でも、楽しかった!
とはいえだ、フジロックが「世界で一番クリーンなフェス」って呼ばれたのも
今は昔だなぁと。
ARABAKIやRSRのように、ゴミ捨て場にほとんど人がいないからカモしれないとはちょっと思ったが、そゆ次元じゃ無いよなぁ。
ってのに、同意を抱くし、RSRはそうならないようにしなきゃなぁと。