みんな大好き「
ゴジラxコング 新たなる帝国」を嬉々と見ました。
ガラガラの新宿ピカデリーで隣に座る馬鹿2人とか狂気でしかないんだけど、ヲタぶってる餓鬼2人が五月蝿くて仕方ないから、ちょっとドツきたくなりました。とさ(ジェラミー口調)
それはともかく、
なに?このエクスペンタブルズ?というのが素直な感想。
もちろん、スタローンはコングな。
だいたいさ、虫歯のコングからはじまるとか、歯を抜いても目が覚めないとか、差し歯準備済とか、のっけから酷い(褒め言葉)のだけど、なにより
ピラミッドぶっ壊しながらのいちゃこりゃですよ。ゴジラとコングのいちゃこりゃ。
ドラマパートで、バーニー・ヘイズ as ブライアン・タイリー・ヘンリーとトラッパー as ダン・スティーヴンスが何気にBL感出してたけど、
よっぽどゴジラとコングのがBLみがあるというか、男子校感があって、最終的に委員長なモスラに怒られるって、もう俺は
なにを見せられてるのかと。
モスラも酷くて、なにやったのかって、結局、ゴジラとコングを怒ったぐらいしか仕事してないじゃないか!っていう。
モスラの召喚はまぁ展開的にわからないことはないのだが、なんだかアジア人蔑視的な印象もあり、しかして、
幼虫が出てこないことに極度の不満を抱くのです。
小美人(コスモス)出てこないことは百歩譲るのだ。
ジア as ケイリー・ホトルは相変わらず良い芝居をしているし、設定的に致し方ないのだけど、モスラの唄的ななにかが無いのはリスペクトが足りないとすら思う。
劇中の設定としては、パンフ見てたら今回のモスラは「
キング・オブ・モンスターズ」のモスラの復活だとか。
わかるか!!!
でも、上述の通り、モナーク系ゴジラはエクスペンタブルズなんですよ。
ストーリィの破綻とか気にしたら負けなのです!
従って、
怪獣ヤッホー!映画であればOKと言えるわけです。
獣医が蚊に血を安易に吸わせてるとか、感染症に対する認識が甘すぎるとかは、気にしちゃならんのです。
だから、ローマのコロッセオで眠るゴジラが可愛ければOKだし、なんなら、ベビーコング as スーコの目がちょっと怖いとかも、結構ありなのです。
パンフ見てたら、監督アダム・ウィンガードは昭和トリビュートとか言ってんだぜ。
たしかに、あのコングの右腕は昭和感あるけども。
つか、肉食のコングだけど、口にするのは体液が緑の動物だったりとか、あんだけ煽っておいて、上映時間の都合もあってかティアマットが超雑魚いとか、スカーキングの時は嫌々だったけど、コングには素直に言いなりになる氷河期の原因になったシーモ(「新たなる帝国」って、そういうことね!)とか、全然良いのです。
いつの間にか、
世界観的にゴジラが善良な怪獣になってるのだけど、パンフで杉山すぴ豊が書いてるとおり、東宝チャンピオンまつり的配役であり、それは上述の通り、監督アダム・ウィンガードの言う昭和トリビュートの一環でもある。
結果、無闇に面白いように橋を壊したり、北極にいたはずが、わざわざ高飛び込みするためにジブラルタルくんだりまでやってきたり、なんだったら壊すためだけにリオデジャネイロまで来たんだから、コルコバードのキリスト像壊せよ!みたいな感慨なのです。
そりゃ、海中戦は「
ゴジラ-1.0」の方が見応えはありますよ。ええ。否定はしないです。
でも、破壊量は圧倒的にモナークゴジラだし、なにより、
ガイガン山崎がアトロク特撮部で言ってたけど、
怪獣がいっぱい出てくるんだよ!最高じゃん!!(馬鹿)
とりあえずもう、みんなにはゴジラとコングの薄い本を出していただきたい。
タイトルが掛け算逆だけど、
ゴジラが誘い受けな!
あと、パンフが怪獣を「タイタン」と書きたがってるんだけど、日本のパンフなんだから怪獣は怪獣じゃなければ怪獣じゃないんだよ!
馬鹿か!(激怒)