作品名 | 記述者 | 記述日 | 星 |
マルセル 靴をはいた小さな貝 | 唸るバクテリア | 2023/08/25 | ★★★★ |
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ただ、この手の作品の主人公像って、結構似てね?ということに、見てる途中から気付きはじめてしまうのです。
勇敢で、目立ちたがりで、家族思い。そして、大事なところで日和ろうとする。
物語を展開するためには致し方ない属性ではあるのだけど、ある種の王道ストーリーにアレ?って気にもなる。
リアルなガジェットを多用し、アメリカ的には結構爆笑を誘うだろうネタも仕込まれてはいるのだけれど、いやいや、骨格はとても手堅い。
物語的には、主人公マルセルが外に出るべきところで、「60ミニット」が内に来るという変形はしているのだけど、制作上の要請のような気はするが、兎も角、その結果、祖母の死を迎える(てんとう虫の象徴性たるや!)のは、大切な人の死が勇気を与えるのは良いのだけど、繰り返しになるけど、ただのお涙頂戴でもあるんだよなぁ・・・もうちょっとなんか・・・と。
最後の畳み方、とくに元家主カップルの喧嘩のおかげで、自分たち家族を見つける展開は面白いのだけど、お前らどうやってその家、これから維持すんねん!問題はスルーだし・・・
なんてことを気にしちゃ駄目なのはわかってんだけど、しかし、しかし・・・
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