「
未来のミライ」見ました。
タイトルの先入観と、イメージイラストと、このところの細田作品に対する偏見が見事に裏切られた
変な映画。
ひいじいじの話が終わるあたりで、これ、どうまとめるんだ?思い始めてましたけど、終わってみれば
なるほど。そう終わらせるしかないッスな。
単純に解釈すれば、くんちゃんの成長譚なんだけど、どっちかっていうと、俺とくんちゃんの感情が似すぎていて、
あるあるとか黒歴史みたいな印象。
都度都度、「痛い痛い」と心が悲鳴を上げる。
ただ、どう考えても、
上白石萌歌じゃねぇーだろ。声。
そんなに俺は大人じゃねぇ!(なにか間違い)
「
バケモノの子」の感想にも書いた気はするけど、細田監督の子どもラブが溢れていて、あの頭でっかちな比率で描くとか、素晴らしいなと。
街並みとか、鉄道とか、子ども描写のリアルさの中で、極めて漫画的な、漫符にしか見えない表現を躊躇いなく使ってたのが、
この映画一番の驚きどころ。
この点について、パンフでなにも言及されてないのが、極めて物足りない。
そんなヌルいパンフ作ってんじゃねぇーよ。
もちろん、アニメなのだから、過去の細田作品で無かったわけじゃないんだけど、今回とくに連発しているところに、極めて「子どもらしい」子どもが主人公だから。
って理由だとは思うけど、むしろ、
使える道具は全部使う!みたいな覚悟というか潔さを見ました。
ホントね、くんちゃんが上白石萌歌じゃなければ☆5で良かった気がするんだよ。マジで。
あと、ドクターイエローで殴ったのは、
ギャグのレベル高いなぁと(待て)
似たようなので、見つけてもらえない迷子は、地下の新幹線で孤児院に送られるって、童話的にはOKなんだけど、ポリコレ的にいちゃもん付けられそうなのに、よく通したなぁ。
思ったら、そもそも、JR東日本資本入ってる映画でした。
むしろ、よくこれを通した。ありがとう。
これがJR東海だったら、
特攻描写でNG喰らってそう(ドクロ)
あと、ヤマタツですが、オープニングのが好きですけど、エンディングの汽笛がサビ前に入るあたりのエロさが、もう流石。
ズルい。
にしたって、上白石萌歌じゃねぇーよ・・・声の違和感が、ずっとノイズだったよ・・・
それに引き換え、
麻生久美子という女優の素晴らしさたるや!