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ミロ展 Joan Miró 2025唸るバクテリア2025/06/18

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しっかり前売りを買い込んでの「ミロ展 Joan Miró 2025」@東京都美術館に行ってきました。
後ろの予定もあり、ラスト1時間ちょっとで入ったのだけど、そのせいか曜日のせいか悠々見れる感じが最高。
こんなに混んでないのはありがたい限り。
去年からずっとシュルレアリスムづいてはいるけど、今回も楽しかった。
各セクションで俺だけが驚くみたいのあったんだけど、まずはのっけから「スペインの踊り子の肖像」ですよ。
もしかしたらスペイン人かしら?みたいなお子ちゃまが堂々とデッサンしてたのも面白いんだけど、この顔、メタルマックスに出てきそう!!!っていう、しょうもない楽しさ。思わず三度見した。ポストカードも買った。
次に、「モンロッチの瓦工場」の祝祭というか、平和さ!
絵に描いたような幸福が画面から滲み出ていてキュンキュンしたんだけど、これのポストカードを見つけられず。無念。
そして、18番の「絵画」が他の作品とトーン違うな?失恋したかな?思ったら、戦時下作品のタッチが18番の「絵画」に近づいてくる。
心から煤けだしてるのが透けて見える。
んで、シュルレアリスムにとって最大の転機たる第二次世界大戦ですよ。
ちょうど直近でキャパ展見てたから、俺の中ではスペイン内戦とノルマンディーが見事に重なる。
ミロとキャパは同じ空気を吸っていたのだ。その事実を忘れるな。
で、これは明らかにキュレータの意図でもあるだろうけれど、戦争中の作品にはパステルカラーが使われていない。
大半が原色。黒が中心。
実は、ミロは黒の作家だと確信する
その後、確信犯的に暗い部屋に照らし出される「星座」の3作。
ライトアップが最高。
都美でこんなライトアップを意識した展示初めてでは?
そこから疎開先で、またすこしずつパステルカラーが戻りはじめるのだけど、黒は常に影を落とす。
これは蜘蛛かしら?と思ったところで、解説で「女性器」とか書いてて、そこから同じガジェットが全部ま●こに見えるわけだ。
実際●んこなのだ。
ちょっと待てと。疎開する頃はいい歳だろう。なんだその厨二病
フィギュアとかもひっくるめて、展示出てて来る女性が悉く顔まん●なのでホント、ヒデェなと。
ただの下衆じゃねぇか!
そして、終盤の「焼かれたカンヴァス2」ですよ。
なにが最高って、カンヴァスの裏が見れるところですよ。ガン上がり。
いろいろ書き込みがあって、これがなにを意味するのかしら?とかさえ気になる。
そして、その側にいた「頭部」のパンクさたるや!当時御年80歳!!!
もちろん、「花火」三部作の水墨画感もだけど、アレはどちらかというと襖絵なんですよ。
襖って、もともと切り離されて重なる縦長という異常な画材なわけで、アレを襖に仕立ててくれる人がいたら金持ちになりたいと思いました。
最後にバルサ75周年。
やっぱりバルサニスタなのね。ミロ。
思わず、バルサ75周年のTシャツ買いかけて、ガチ勢じゃないからとステッカーに留めました。
終盤、展示を見てると「Cornelius」や「空きっ腹に酒」が頭の中で流れたのは書き添えときたいところ。
画が音楽になっていたのは間違いない。
シュルレアリスムというより、詩と絵画をイコールにしてる感じがよくわかる。

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