ここ数年、年に1本ぐらいはタイ映画を見ているわけだけども、今年はコレにキマリだね!
ってことで、「
プアン/友だちと呼ばせて」見ました。
最後の方は悔しいかなずっと泣いてましたが、なに?もう、どう見てもSTAMPの「Nobody knows」のMVじゃないか!
これは狡い。名曲確定。買います。買わせていただきます。ええ曲や。
それともかく、ストーリー自体、実は結構荒いのではないかと。
消せない名前はニューヨークが接点の人ばかりで、唯一違うのは父のDJチャーンウット as タネート・ワラークンヌクロだけど、
父はそもそも友ではない。
ん?待て。違う。勘違いしてた。
クレジット順では2番目だけど事実上の主人公ウード as アイス・ナッタラットは、思い出がすべてニューヨーク起点で、ニューヨークにしか良い思い出がないのか。
それに対して、友のボス as トー・タナポップはタイからすべてはじまるから、最後タイに戻ることになるのか。
ああそうか。なるほど。
行きつ戻りし物語を演じるのはボスだから、ボスがクレジット1番手なのか!
となると矛盾はやはり、最初のケータイのディスプレイには、アリス as プローイ・ホーワンしかいなかったじゃないか!
ボスじゃないけど、登場する元カノが増えてビックリしたぞ。
あと、アリスは赤髪の方が可愛いぞ!(残念な発言)
つかさ、こっちはモテない側の人だから、今ひとつピンとこないのだけど、なに?
俺もニューヨーク行けば、ダンサーだの女優の卵だのと付き合えるんですかね?(馬鹿)
なんの話だっけ?
ああ。ニューヨークで見るとスゲェ美人に見えるけど、タイに戻ったの見ると微妙だなぁ。ってそうじゃなく、結果的に一番わからなかったのは、結局、なんでウードがタイに戻ったかなんだよな。
アリスとタイに帰るからだし、仲違いしたからでもあるのだけど、って、あっ!そうか。
罪の意識か。
でも、だとすると罪の意識が完成するまでに三人も女の子泣かせてるわけで、
長くね?
ヌーナー as オークベープ・チュティモンもルン as ヌン・シラパンも若干オマケじゃね?ルンは俺とほぼ同い歳だしなぁ・・・
つまり、ボスが言っているとおり、
ウードが糞なんですよ。精神性。
白血病で死にかけてはじめた真人間になったってことだとすると、
我々は死にかけるまで永遠糞ってことですよ。ヤだ。辛い。絶望。
にしてもたしかに、「
バッド・ジーニアス」とはだいぶ違う。
ウォン・カーウァイ力が低い身からすると先入観全開だけど、このオシャンティなカメラワークはウォン・カーウァイ!
とくにラストシーン、あんなのバックミラーにあそこまで映り込むはずがないから、はめ込み合成してるんですよ。
そんな無駄なことしてでもやりたいあのラスト。
号泣。
邦題タイトルもわかるのだけれど、原題の「One for the Road」のが映画本編に寄り添ってるかな。
☆が4つなのは、劇中の台詞を借りるまでもなく、
モテない男の妬みです。
おまけに、プリム as ヴィオーレット・ウォーティアとの関係性は、単なる童貞の夢物語じゃないか?とも。これも妬みか?
なお、プリムの顔は凄まじく好みです。と思ったら、両親がタイ人とベルギー人で横浜出身!?!?!?
ヤだ。日本進出しちゃえばいいのに。