予告編から、ずっと見るべきか悩んでたし、いっそ「
ジョーカー」云々の煽りはウザいだけだという認識なのだけども、とやかく言うためにも見るべきかと腹を括って、ドルビーシネマで「
THE BATMAN —ザ・バットマン—」見ました。
スタッフのおねぇーさんがスゲェ好みで、
チャンスさえもらえるなら口説きたいです。ええ。ええ。そんなチャンス無いんだけどなー(黙れオッサン)
それはともかく、暗いシーンが多くてドルビーシネマで正解。
低音が効いてるので余計に。
なお、リクライニングシートはアレゲなおねぇー様と、映画ガチ勢っぽいおにー様が両隣に座ってらっしゃりました。
物語自体は、まさか
根暗童貞の初恋物語でした。ありがとうございます。
サブタイトルは「ヤヴァい女はホントにヤヴァい」です。
いや、あんなのに惚れられたらそりゃ踊らされますよね。まったく。
全然よろしくお願いします。喜んで踊り殺されますよ。ええ。ええ。
ゾーイ・クラヴィッツはレニー・クラヴィッツの娘か!
全然詳しくないのであとで知ったけども、ニルヴァーナがテーマ曲なので、アメリカロックシーンとしては正しいチョイスか。
これは俺の問題なのだけれど、「
ダークナイト」を見ていないので、これがどれくらいの暗さなのか横の比較がよくわからない。
ただ、この地獄と「ジョーカー」の地獄はちょっと別じゃないかなぁと。
劇中さんざっぱら言及されているとおり、ブルース・ウェインの孤独は孤独ではない。
じいやとばあやがいて、いい女が勝手に惚れてくる男に孤独なぞあろうか?
それを孤独というのなら、それは金持ちの傲慢だ。
アルフレッドは「格好良いおじい様」なのだけれども、如何せん、中の人は(パンフで知ったけど)アンディ・サーキスなのだ。スノーク(SW)なのだ。ゴラム(指輪物語)なのだ!!!
っていうかさ、この演出だと、もしかしたら「孤児は危険分子だ」なんて偏見を植え付けやしないか?
アレか?もう俺はポリコレ脳に毒されすぎているのか?
でも、結局のところ、バットマンの活動規定には「正義」が存在している。
復讐を口にしているけれど、実際、その復讐心はあるのだろうけれど、「善なる人であった父」アコガレの実現が目的じゃないか!
アルフレッドがどんだけ尽くしても、このブルース・ウェインはただの根暗な坊ちゃんですよ。ホント。絶対友達になれないタイプ。
30歳にして童貞だから魔法使いでもなりゃいいのに、バットマンなったアレな人(言い方)
となるとやっぱり、心理的には底辺なままのジョーカーについてしまう。
今回ヴィランのアドラーも嫌いじゃないのだけど、笑い方が神経に障る(待て)
つか、冒頭、ビビって殴れなかった男の子は最後までストーリーに絡まないのか!そこは絡めるべきでね?
前半のダークというかサスペンス調に対して、中盤ぐらいから急にコミック調が顔を出す歪は、小ネタ自体面白かったので、バットモービルがエンストするのも、都合良くトレーラの荷台が降りてくるのも、都合良くゴードンが戻ってきたら気を取り戻すのも、声出して笑ったのです。
後ろ2つは都合の良さを笑ってるだけだから、単に俺の性格悪いだけじゃないか?
ともかく、約3時間の上映時間に長さは感じず、パンフで再三言及されてるとおり、エンドロール終わりで仄めかされているとおり、次作はジョーカー出るんだと思いつつ、しかし、
面白かった!って感慨は何故か薄い。
あんなにのめり込んで見てたのに。何故なんだろ?わからない。
にしてもさ、あんな娘に唇求められて、アレで我慢できるってなんなの?(突然なにを)
童貞だからって、あの唇がくっついてたら絶対気持ちいいじゃん。我慢できるわけないじゃん!なんで我慢できんだよ!これだから根暗は!!!(なにを言っているのか)
ちなみに、パンフの麻宮騎亜はお見事な解説でした。流石ガチヲタ。