します（※３）。
空虹桜＞べつにいいんだけど、そもそもRSR話はどれだけの需要があるの？
Ｕ・Ｂ ＞需要は有無じゃなくて生み出すもの！ってことで、THEイナズマ戦隊の4thアルバム「熱血
商店街
」を語る回の後半は８曲目「さらば青春の日々」空虹桜＞この前の曲が気合い入ってたぶん、ちょっと落差が激しいね。曲の。
Ｕ・Ｂ ＞それもだけど、むしろここではイナ戦的には情熱≠青春ってのが大きいと思うんッスよ。熱血とか情熱と
か唄った直後に青春にさらばするってのって、結構矛盾してるよに見えね？
空虹桜＞ああ、たしかに。わりと同じ文脈で語られることだよね。
Ｕ・Ｂ ＞せっちゃん（※４）みたく、「30過ぎてからが青春」みたいな言い方もあるし、それはそれで俺は好
きなんだけど、それまでイナ戦で語られてきた勢い任せの暴走的なところとは離れたよって主張が
やっぱりあって、この曲はそゆ人たちに対して、もう若くないッスから、そうじゃなくて、きちんと考えて考えて考
えた上で熱血とか情熱とか言ってんですよ。歳食ってから燃え上がってなにが悪いんで
すか？って主張してんじゃないかと。
空虹桜＞悪いけど、そうは聞こえないけどね。
Ｕ・Ｂ ＞否定はしません。ただ、俺はそう取って、その上で「ありがとう青春」的な歌になったんじゃな
いかなぁと。
空虹桜＞もう十分喋っていただいた気はするんですが、９曲目「キジトラ猫」なんだけど、なんか変な歌。
Ｕ・Ｂ ＞おっ、珍しい反応。
空虹桜＞もちろん、意識的に取ればボンヤリ想像はつくんだけど、「キジトラ猫」が象徴してるとこがよくわからない。
Ｕ・Ｂ ＞まぁたしかに。ならさ、意識的に取るついでにストーリィつなげてみればいいんだよ。ここでの恋人が「丈ちゃん
元気でね」（※５）言った恋人で、ここで置いてかれた猫を今度は背中で飼うことになった（※６）と思ってみる。
空虹桜＞強引だ・・・
Ｕ・Ｂ ＞俺的にはこの未練タラタラで、とっくに女の方は忘れてるのに語っちゃう感は好きな
んッスけど。
空虹桜＞明らかに「情けない男歌」（※７）だものね。次、10曲目「嗚呼！！されど青春ごっこ」で、結局青春に戻る
という。
Ｕ・Ｂ ＞ちゃうちゃう。あくまで「ごっこ」だから。もう青春は終わっちゃったから、ごっこ遊び言われるかもしれ
ないけど、せめて青春ごっこしようっていう。なんとか前のめってつんのめてったら、太陽だっ
て掴めるんじゃね？っていう。
空虹桜＞でも、そこまで来たらごっこ遊びじゃなくなってるっていうか、ごっこか否かの境界線が曖昧す
ぎてよくわからない。
Ｕ・Ｂ ＞考えるんじゃない。感じるんだ。
空虹桜＞うるせぇ。
Ｕ・Ｂ ＞たぶん、その答えの一つは歌詞にある三歩進んで 二歩下がる日々 正直くたびれま
す（※８）だとは思うんだよ。ごっこ遊びは疲れるんだよ。本物じゃないから。
空虹桜＞上手いことまとめたなぁ。じゃあ11曲目「明日もわいやいや〜」コミックソングっぽいタイトルなのにそ
うでもなく。
Ｕ・Ｂ ＞でも、わりにいい曲でね？バスドラあたりの使い方がHiphop的だし。
空虹桜＞そこか・・・
Ｕ・Ｂ ＞これもホント情けない男歌でさ、あああの娘に未練は別になく でも思い出さないわ
けでもなく でも思い出したいわけでもなく でも心の傷がポツリと泣く
ああ道を間違ったわけじゃなく でももしかしたらと不安がわく 偶然カラ
スがアホと鳴く そして夕焼けの空に消えてった（※９）ですよ。もう！
空虹桜＞えっと・・・さすがに引用しすぎじゃないですか。今のは。
Ｕ・Ｂ ＞だって、この自己否定に次ぐ自己否定による自己肯定って大事じゃないですか。空虹さ
んだってたまに使ってるしょ？
空虹桜＞ええ、まぁ・・・てか、そこで北海道弁？
Ｕ・Ｂ ＞微妙だなぁ。そのツッコミ。ともかく、最後に「わいわいや〜」なんて誤魔化してるけど、ここら辺の丸投げしつつ
でも受け止めるしかないって達観はホントよくわかって、ちゃんとこうやって唄ってくれる人は信用できる。
空虹桜＞今気づいたけど、アンタって好きなバンド肯定する時に「信用できる」って良く言うよね。
Ｕ・Ｂ ＞だってさ、ジャニタレとかみたく虚構前提ならともかく、陳腐な言葉しか並んでない歌に共感したとか言って
涙する輩って、演者も客もどっちも信用ならないじゃん。なに？その架空取引は！
みたいな。
空虹桜＞なんかちょっと上手いこと言った的な。
Ｕ・Ｂ ＞そこで茶々を入れるな。
空虹桜＞つまり、「信用できる」がＵ・Ｂさんにとって好きを表明すための必要最低条件なわけだ。
Ｕ・Ｂ ＞両方とも虚構ならいいんだけど、両方ともホントだよ言ってる虚構は耐えられません。青山なんとかさ
んとか。
空虹桜＞Perfumeは？
Ｕ・Ｂ ＞Perfume馬鹿にするな！
空虹桜＞そこはムキになるんだ。次12曲目「五月雨」もうなんだか別れた歌ばっかり。
Ｕ・Ｂ ＞たぶん、失恋したばっかだったんだよ。
空虹桜＞をい。
Ｕ・Ｂ ＞たぶんさ、もうここは完全かってな妄想なんだけど、全然スローバラードじゃないけど、歌詞に出てくるスローバ
ラードって「雨上がりの夜空に」（※１０）なんじゃないかなぁとか。
空虹桜＞ホントにただの妄想だ。
Ｕ・Ｂ ＞あとまぁ、中野在住ですから、新宿やら青梅街道やらが近いもんで、まぁなんと申しましょうか、今聞くとリアリ
ティがまた増すなぁと。
空虹桜＞さて、13曲目「泥だらけがいいや」はなんだかコブツイみたい（※１１）。
Ｕ・Ｂ ＞個人的には「わいわいや〜」のがコブツイっぽさを感じたけれど、言いたいことはわかる。あと、なぜか歌詞カー
ドでは丸ゴシック。
空虹桜＞全然意味がわからない。なんかあるの？丸ゴシックに。
Ｕ・Ｂ ＞知らん。
空虹桜＞いや・・・いいや。
Ｕ・Ｂ ＞泥だらけで？
空虹桜＞おじょうずおじょうず。
Ｕ・Ｂ ＞iTunesのレートって、気に入り具合はともかく好きな曲には全部５個付けてんだけど、今回紹介してんのって基
本全部★付いてんッスよ。で、やっぱこの曲は、それまでずっと泥だらけでいいやいってたのが最後
の最後で泥だらけがいいや言い直してるとこにあると思うんッスよ。
空虹桜＞曲名だしね。
Ｕ・Ｂ ＞いや、そうなんだけどやっぱり「が」になった途端能動的というか主体的になるわけじゃん。
空虹桜＞諦めの受け入れから積極的な受け入れには変わってるよね。
Ｕ・Ｂ ＞そこが熱さというか情熱というかのスタートだと思うんッスよ。
空虹桜＞まぁわからないではない。最後の曲が「そうダーリン」なんだけど、なぜかとても好き。
Ｕ・Ｂ ＞これまた珍しい反応ですね。個人的には変わっていくのは街並みだけでいいよ（※１２）っ
て、「喜劇ストーリー」の一番になりなさい ビリでもいいから（※１３）と同じぐらいクリティカ
ルだと思ってて、変化することもしないことも否定しない。
空虹桜＞だから全部抱きしめてあげるから（※１４）に説得力があるんだろうね。
Ｕ・Ｂ ＞信用できる気するしょ？だからさ、ロックバンドって言うじゃん。「俺とお前が」的なセカイ系ナイズなMCを。
空虹桜＞知らない知らない。そんな見たことないし。
Ｕ・Ｂ ＞じゃあ、今年RSR来たら見せたるわ。峯田の切迫したMCとか。（※１５）
空虹桜＞まだ行くとは言ってないぞ。
Ｕ・Ｂ ＞やいのやいの言って、毎年なんだかんだで来てるクセに。今年もスチャダラ（※１６）出るし。しかも、初めて
のピンだよ。スチャダラ。
空虹桜＞はいはい。まとめまとめ。
Ｕ・Ｂ ＞えっと、はい。たぶん抗体というか免疫というかが無い人にはこのアルバムウザくて仕方ないと思
うんですよ。ただ、このアルバムがイナ戦にとってのリスタート（※１７）だったし、なにより、このウザさを
信じられない人を俺は信じられません。
空虹桜＞じゃ、アタシは違うや。
Ｕ・Ｂ ＞ヲイ！（※１８）
」のレコ発ツアー＠渋谷AX見てきました。詳しくは
